JR九州 観光列車で九州一周旅行【ノリッポ】 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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JR九州 観光列車で九州一周旅行【ノリッポ】

投稿日:2020/08/06 更新日:

JR九州ではD&S列車と呼ばれる観光列車を九州各地で運行していて、訪れる人に旅の思い出を提供しています。2020年10月15日に九州を一周する新しいD&S列車の運行がスタート。新しい観光列車の名前は黒い787「36ぷらす3」。木曜日から翌週月曜日にかけて5つのルートで九州を旅します。

黒い787「36ぷらす3」のコンセプト

列車の名前の由来は九州が世界で36番目に大きな島であることに由来しています。36に3を足すと39(サンキュー)。九州を訪れてくれる人に対する感謝の気持ちが込められています。九州の豊かな自然、温泉、歴史・文化遺産、グルメを満喫していただいて、九州の魅力を存分に満喫してほしいという願いが込められています。

黒い787「36ぷらす3」の車両編成

「36ぷらす3」は6両編成。1号車から3号車までは個室、5号車、6号車は座席タイプの客室となります。3号車は17年ぶりにビュッフェが復活します。4号車はマルチカーとして、運行されます。3号車のビュッフェでは九州の魅力的な飲み物、食べ物が提供されます。4号車のマルチカーでは共用のくつろぎのスペース。九州の魅力を伝える動画が上映されたり、体験プログラムが実施されたりします。

★「36ぷらす3」の車両編成

1号車 グリーン個室(定員3~4名、4室)
2号車 グリーン個室(定員4~6名、3室)、車いす対応座席(2席)
3号車 グリーン個室(定員1~2名、6室)、ビュッフェ
4号車 マルチカー
5号車 グリーン席(30席)
6号車 グリーン席(27席)

 

運行ルート

木曜日ルート ”赤の器”

ルートは博多→熊本→鹿児島中央。年間通して温暖な気候と東シナ海の陽光を楽しみながら、熊本、鹿児島へ向かいます。玉名駅で熊本県北の特産品販売、牛の浜駅では阿久根市内の「イワシビル」自慢のたい焼きや沿線の品物の販売のおもてなしがあります。

 

鹿児島市のホテル・旅館の予約

金曜日ルート ”黒の器”

ルートは鹿児島中央(12:57発)→宮崎(15:57着)。錦江湾の向こうにそびえる噴煙を上げる鹿児島のシンボル桜島の雄姿や霧島山麓の自然を楽しみながら宮崎へ向かいます。大隅大川原駅では廃校になった中学校の旧校舎を活用したたか森カフェを中心に沿線の特産品の販売などが行われます。また青井岳駅に特別停車します。

桜島

宮崎市のホテル・旅館の予約

土曜日ルート “緑の路”

ルートは宮崎空港(11:25発)→宮崎(11:35着/ 11:43発)→大分(16:23着/ 16:37発)→別府(16:46着)。美しいリアス式海岸と多島海景を楽しめる日豊海岸国定公園の景観を車窓から望みながら東九州を北上していきます。延岡駅と佐伯市の重岡駅で地域の特産品の販売が行われます。重岡駅では地元の和栗を使った生どら焼きの販売が行われる予定です。大分と宮崎県境の急峻な山越え区間にある秘境駅宗太郎駅に特別停車。「鉄道ファン」にもおすすめのルートです。

大分市のホテル・旅館の予約
別府市のホテル・旅館の予約

日曜日ルート “青の路”

ルートは大分(11:30発)→別府(11:40着/ 11:43発)→小倉(15:01着/ 15:11発)→博多(16:32着)。大友宗麟の庇護の下、中世には南蛮文化が花開いた大分、源泉数、湧出量とも日本一の温泉別府を出発して、古くからアジアへの玄関口として栄えた博多へと向かいます。途中、ノスタルジックな歴史風情溢れる城下町でおなじみで「六郷満山文化」が花開いた国東半島の玄関口の杵築駅、慶応義塾創立者、福沢諭吉の生まれ故郷で秋の紅葉をはじめ自然が生み出した個性あふれる奇岩と、清流が流れる渓谷が連続する耶馬渓への玄関口の中津駅で地域の特産品の販売などおもてなしがあります。また国の重要文化財に指定されているネオルネサンス様式の木造二階建ての駅舎が有名な門司港駅で約30分間の下車観光をします。

門司港駅

福岡市のホテル・旅館

月曜日ルート “金の路”

ルートは博多(10:51発)→佐賀(12:07着/ 12:20発)→長崎(15:38着)と長崎(17:30発)→佐賀(19:48着/ 20:05発)→博多(21:03着)。福岡と鎖国時代は唯一、海外へ開かれた窓口だった異国情緒あふれる長崎を往復します。博多→長崎の運行では途中、肥前浜駅でおもてなし。肥前浜駅がある佐賀県鹿島市は実は酒どころ。人口当たりの蔵数は日本一です。日本酒の飲み比べなども楽しむことができます。日本酒が好きな人にオススメです。

肥前鹿島

長崎市のホテル・旅館の予約

車内で楽しめる「体験メニュー」「車内イベント」について

車窓からの景観を楽しみながら各ルートでは車内では体験メニュー(有料)や車内イベント(無料)を実施しています。2021年5月現在、開催されている「体験メニュー」「車内イベント」は次の通りです。

金曜日ルート車内イベント「黒酢の紹介」

鹿児島・福山の黒酢をご紹介します。3年熟成と希少な10年熟成黒酢を試飲できます。熟成年数によって異なる黒酢の味を楽しめます。

・ 木曜日 体験メニュー 「九州のお茶」 九州産茶葉をセレクトし、オリジナルブレンド茶が味わえます。
・ 金曜日 車内イベント 「発酵食品・黒酢」紹介 鹿児島・福山の黒酢をご紹介します。

土曜日 体験メニュー 「九州の梅」

大分・大山産の梅を使った「梅酒づくり」「梅シロップづくり」を体験します。数種の梅・アルコールから選んで、氷砂糖の他に列車のロゴマークにちなんだ「金箔入り金平糖」を使用します。

日曜日ルート車内イベント「金平糖の紹介」

日曜日に走行する「大分」「北九州」「福岡」の特産品を使った、彩り豊かな金平糖が試食できます

またお子様限定メニューとして「名尾手すき和紙貼り付け体験」「シャボン玉石けんづくり体験」が実施されます。

九州旅行 予約・問い合わせ

一週間かけて九州を一周するのも良し、どこか一つのルートだけ乗車して他の九州観光と組み合わるんも良し、九州への旅がより一層楽しくなります。旅行者だけでなく、九州出身者が帰省の際などを利用して乗車するのもおすすめ。車窓から九州の魅力を再発見できること間違いなしです。鉄道は単なる移動手段としてではなく、「旅の楽しみの一部」だなと実感できて、また乗ってみたくなること間違いなしです。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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