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【広島】「チームラボ 福山城 光の祭」家族・ファミリー・子連れ旅行におすすめの冬のイベント【ノリッポ】

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福山城の築城400周年と広島県の放送局RCC中国放送の開局70周年を記念して行われるイベントが「チームラボ 福山城 光の祭」。この冬、福山城が光のアート空間になって、家族・ファミリーで日常を忘れたひと時を過ごせます。そこで家族・ファミリーで楽しめる「チームラボ 福山城 光の祭」の見どころを紹介します。

福山城とは

山陽新幹線に乗って、福山駅に到着すると目の前に大きな天守がそびえています。そんな福山城は元和8年(1622)に築城されて2022年がちょうど400周年。5層5階地下1階の天守をはじめ7つの三重櫓、14の二重櫓を配し、二重の堀を廻らせた近世城郭でした。天守は明治維新後も残っていたのですが、残念ながら昭和20年(1945)に空襲により消失。昭和41年(1966)の福山市制50周年を記念して、月見櫓、湯殿とともに復興されました。築城当時から残る伏見櫓と筋鉄御門がともに伏見城から移築された建物、国の重要文化財に指定されています

チームラボ 福山城 光の祭

2022年度は福山城の築城400年を記念する「福山城400年博〜FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022~」が行われ、数多くのイベント・企画が実施されました。「チームラボ福山城 光の祭」はそのフィナーレイベント。チームラボの“Digitized City”は、非物質的なデジタルテクノロジーによって、建造物や場を物理的には一切変えることなく、場がそのままアートになるというプロジェクトです。「チームラボ 福山城 光の祭」では城内全体で以下の11のテーマの作品を見ることができて、幻想的な光の世界をカップルで楽しめます。

  • 自立しつつも呼応する生命の森 / Forest of Autonomous Resonating Life
  • 呼吸し呼応する石垣 – 福山城 / Breathing Resonating Stone Wall – Fukuyama Castle
  • 呼応する木々 / Resonating Trees
  • お絵かき武将 / Sketch Generals
  • Walk, Walk, Walk – 福山城 / Walk, Walk, Walk – Fukuyama Castle
  • 我々の中にある火花 / Solidified Sparks
  • 伏見櫓の円相 – 福山城 / Enso on the Fushimi Yagura Turret – Fukuyama Castle
  • 天守曲輪 / Tenshu Kuruwa

福山城の石垣や伏見櫓、本丸などが、人や自然の動きに応じて、インタラクティブに変化する光のアート空間となります。「光のovoid(卵形体)」はチームラボ光の祭の代名詞。オブジェが人に押されると、まるで生きているかのように色が変化し音色を響かせて、日常を離れた幻想的な光のアートの世界を体験できます。

開催日時:2022年12月2日~2023年1月29日 17:30~21:30(最終入場21:00)
入場料:大人(高校生以上)1500円、子ども(小学生、中学生)600円

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鞆の浦

古くから「潮待ちの港」として栄えて、江戸時代の趣ある建物や港湾施設が今も残る鞆の浦。遣唐使もこの港に立ち寄っていて、万葉集にも詠われている歴史ある港です。中世の骨格を引き継ぎながら江戸中期までに整えられた地割に伝統的な町家や寺社、石垣等の石造物、港湾施設などが一体となって今も残されていて、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。古くからの繁栄をしのばせる町屋で代表的なのは国の重要文化財に指定されている大田家住宅、大田家住宅朝宗亭です。神社や寺が数多く点在していて、港には江戸後期から明治前期にかけて整備された雁木や船繋 石、常夜燈、浜蔵が残されています。

尾道

故・大林宜彦監督の映画「尾道三部作」でもおなじみの尾道。昭和レトロな商店街や街並み、時折渡り船が行き交う海を眺めることができる坂道。タイムスリップしたかのようなどこか懐かしい気分を感じながら街を歩くことができます。時を経ても変わっていない映画で出てきたあの光景を見ることができるかもしれません。瀬戸内海の多島美とレトロ感たっぷりの尾道の街並みを楽しめるスポットが千光寺公園。ノスタルジックな尾道の町並みに加えて瀬戸内海の多島美を見渡すことができる絶景スポット。

安芸の小京都・竹原

竹原は平安時代、京都・下鴨神社の荘園として栄え、江戸時代には製塩で飛躍的に発展しました。本川に沿った上市、下市周辺は、往時の繁栄をしのばせる江戸後期の町並みをとどめ、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。石畳の小路には塗籠壁や格子窓、棒瓦の特徴ある建物が見られます。

まとめ

「チームラボ 福山城 光の祭」は文化財と現代アートが見事に融合したとってもワクワクするイルミネーションのイベント。鞆の浦や尾道といったノスタルジックな街並みもアクセスが良く、あわせて楽しめます。家族・ファミリーの冬の旅行の参考になると幸いです。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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