飛鳥地方は「日本のふるさと」。平城京に都が遷るまでは日本の政治の中心でした。点在する古墳や遺跡、寺社仏閣とのどかな田園地帯は悠久の時の流れを感じることができます。明日香村の観光の強い味方の一つが村内を走る周遊バス「赤かめ」です。
明日香周遊バス「赤かめ」
近鉄橿原神宮前駅~近鉄飛鳥駅を結ぶ周遊バス「赤かめ」。奈良交通が運行しています。1時間に1本の運行ですが、4月から5月にかけて増発。平日は橿原神宮前駅~近鉄飛鳥駅間に加えて橿原神宮前駅~石舞台間を1時間に1本増発、土休日は橿原神宮前駅~近鉄飛鳥駅間が1時間2本に増発されます。甘樫丘、飛鳥寺、石舞台古墳、高松塚古墳といった日本史の教科書でもおなじみのスポットに停車するので、効率よく、明日香を観光することができます。奈良交通バスの行き先表示に「周遊バス」と表示され、バスの車体正面に「かめバス(周遊)」のマークを取り付けています。
明日香周遊バス1日フリー乗車券
大人650円、子ども330円で明日香周遊バス「赤かめ」の他に桜井・飛鳥線、飛鳥・キトラ線等が一日何度でも乗り降り自由になります。バスで乗降しながら明日香を巡るのに大変便利でお得なきっぷです。例えば橿原神宮前駅から石舞台まで片道380円、往復すると760円になります。お得感を実感していただけると思います。京都や大阪から日帰りで明日香村を訪れる人におすすめです。
奈良世界遺産フリーきっぷ 奈良・斑鳩・吉野コース
明日香周遊バス「赤かめ」が乗り放題になるもう一つのきっぷが「奈良世界遺産フリーきっぷ 奈良・斑鳩・吉野コース」。有効期間は3日間。京都や大阪などからフリー区間までの近鉄列車の往復乗車券、フリー区間内の近鉄列車と奈良交通バスが乗り放題になります。飛鳥地方はもちろん、奈良市内や吉野に宿泊している人にオススメです。
明日香へのアクセス
明日香村の玄関口となる駅は近鉄の橿原神宮前駅。京都駅からは近鉄特急で約1時間、大阪阿倍野橋からは吉野行の急行に乗って約40分程度。近鉄奈良駅からは大和西大寺駅で乗り換えてやはり約40分程度。飛鳥地方は必ずしも宿泊施設が多いとはいえないですが、周辺の都市から日帰りで足を運ぶことができます。
古代のロマンを感じることができる明日香村。村を歩いていると時がゆっくり過ぎているような感覚になってしまいます。古代から連綿と受け継がれてきた歴史と文化を感じるひとときはいかがでしょうか。
京都駅から徒歩5分。観光の拠点として便利な和モダンな旅館。 |