世界遺産 熊野古道 おすすめ定期観光バス【ノリッポ】 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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世界遺産 熊野古道 おすすめ定期観光バス【ノリッポ】

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世界遺産に登録されている熊野古道。古くから信仰の対象として人々から崇められ、厳しい修行を行うことによって功徳のしるしである「験力」を得て、衆生の救済を目指す山岳修行の場となりました。豊かな自然に恵まれ、信仰に根付いた古の時代から受け継がれてきた歴史や文化を今に伝える熊野。「パワースポット」としても注目される熊野。限られた時間で効率よく回るには定期観光バスがおすすめです。

熊野三山とは

「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の3つの神社と「青岸渡寺」と「補陀洛山寺」の2つの寺からなります。熊野本宮大社は家都美御子大神、熊野速玉大社は熊野速玉大神、熊野那智大社は熊野夫須美大神をそれぞれ主祭神として祀っています。それぞれの祭神は熊野三所権現と呼ばれていて相互に祀ることで連帯をしています。青岸渡寺と補陀洛山寺は平安時代以降、神仏習合が進む中で熊野那智大社と密接な関係を持つようになった寺です。平安時代の中期から鎌倉にかけて上皇や法皇をはじめとする多くの皇族や貴族が熊野を参拝しました。身分や階級を問わず、多くの人々が熊野に憧れをいだき、救いを求めて、蘇りを願って熊野を訪れています。

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新宮・勝浦 熊野古道 大門坂と那智山巡り定期観光バス

熊野御坊南海バスが運行している定期観光バス。コースは紀伊勝浦駅発着コースと新宮駅発・紀伊勝浦駅着コースがあります。紀伊勝浦駅発着コースは09:30に紀伊勝浦駅を出発して、12:04に紀伊勝浦駅に戻ります。紀伊勝浦駅を出発後、古の参詣者たちの息づかいが聞こえてきそうな情緒溢れる石畳の道、熊野古道大門坂を訪ね、幅13mの落口から高さ133mの垂直に切り立った岩肌を落下する熊野の自然信仰のあり方を今に伝える那智の滝を訪問。そして那智山の中腹に鎮座し、那智大滝に対する原始の自然崇拝を祭祀の起源とする熊野那智大社熊野那智大社と一体の寺院として発展した那智山青岸渡寺を訪ねます。新宮駅発・紀伊勝浦駅着コースは12:00に新宮駅を出発して、15:10頃に紀伊勝浦駅に着きます。紀伊勝浦駅発着コースで訪れる熊野古道大門坂、那智の滝、熊野那智大社・那智山靑岸渡寺に加えて、平治元年(1159)に社殿の落成を記念し、平重盛が植えたものと伝えられる国指定天然記念物のナギが見どころの熊野速玉大社を訪れます。また紀伊勝浦発着の「世界遺産 熊野三山めぐりコース」というコースもあります。紀伊勝浦駅を08:30に出発、15:10頃に戻ります。川湯温泉、渡瀬温泉、湯の峰温泉からも乗車可能です。訪ねる箇所は熊野古道大門坂、熊野那智大社・那智山青岸寺、熊野那智大社、熊野速玉大社の4か所。お弁当付きです。

熊野那智大社

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時間が限られている、体力的に長時間のウォーキングは自信がないといった人にとって公共交通機関があまり充実していない熊野観光の移動手段は頭の痛いところ。熊野御坊南海バスの定期観光バスなら熊野三山のポイントとなる箇所をじっくりを見学しながら、効率よく回ることができます。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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