バスツアーは季節に応じた話題の絶景スポットや、グルメや温泉ほか、旅の旬を熟知している旅行会社の「こだわり」が詰まった魅力的な商品がいっぱい。手軽に利用でき、細かい計画を考える必要も無いバスツアーは夫婦での参加にもおすすめ。気軽に、お得に「プチ旅行」を楽しめます。そんな夫婦で楽しむバスツアーの魅力を紹介します。
夫婦で行くバスツアーの魅力
夫婦でバスツアーの最大の魅力は何といっても移動が楽ということではないでしょうか。公共交通機関ではアクセスが不便な場所でも「バスツアー」なら直行することができます。またマイカーで行く場合、カーナビが普及しているとはいえ、慣れない道の運転でありがちなのが道迷い。道に迷って、大幅に時間をロスすることも少なくないです。道路事情にも精通した「運転のプロ」が運転する「バスツアー」ならそんな心配もなく、運転手の負担もありません。あらかじめコースが決められているのも魅力。食事場所を探したり、行程を考えたりといった手間も省けます。
夫婦で行くバスツアー 人気テーマ5選
季節の花観賞
日本には春夏秋冬の四季があり、それぞれの季節が自然の風景を彩り、美しい景観を楽しませてくれます。梅や桜、芝桜、バラ、菜の花、ネモフィラ、チューリップ、あじさい、ラベンダー、ひまわり、コスモスといった春から秋にかけての花々、そしてイチョウや楓の紅葉など色彩豊かな自然の風景を眺めながら夫婦二人で日常を忘れたひと時を過ごすことができます。
四季折々の自然景観
バスツアーでは「インスタ映え」しそうなきれいな景色を楽しめるフォトジェニックスポットを訪ねるコースもたくさんあります。展望台や展望デッキを訪ねて、自然によって育まれた神秘的でダイナミックな風景を堪能して、日常を忘れたひと時を過ごすことができます。絶景スポットまではロープウェーやケーブルカーなどに乗って美しい景観を楽しみながら「空中散歩」も楽しめるコースもあります。また美しい海岸を訪ねるコースも見逃せません。
温泉・スパ
宿泊付きのバスツアーでは温泉地にある温泉旅館に宿泊するコースが多いです。自然に囲まれた温泉地でのんびりと温泉に浸かって、その土地ならではの、そして宿自慢の料理も堪能することができます。日帰りバスツアーでは温泉地で立ち寄り湯で温泉に浸かったり、情緒溢れる温泉街の散策を楽しめたりします。私たち日本人は温泉が大好き。夫婦で寛ぎのひと時を過ごすことができます。
博物館・美術館
アートや歴史・文化に触れて文化的な時間を過ごせる美術館と博物館。ゆっくりと展示を観賞することで二人で感性を深めあうことができます。お互いに印象に残った展示について感想を言い合うなど、観賞後の話題に尽きることがありません。野外美術館・博物館では豊かな自然に囲まれたアート作品に触れることができて、二人で感動を共有することがで夫婦でのんびりと湯浴みを楽しみながら日頃の疲れも癒してはいかがでしょうか。
名所・旧跡
宿泊付きのバスツアーでは「インスタ映え」しそうなきれいな景色を楽しめる自然景観を訪ねるコースもたくさんあります。展望台や展望デッキを訪ねて、自然によって育まれた神秘的でダイナミックな風景を堪能することができます。また由緒ある寺社仏閣や歴史情緒溢れるノスタルジックな城下町、門前町、宿場町を訪ねたりします。こうした自然景観や古い町並みと調和したアートが楽しめるスポットを訪ねたりするコースもあります。
夫婦で行くバスツアー 人気の立ち寄りスポット10選
世界遺産・白川郷
白川郷は、現在の岐阜県大野郡白川村荻町地区を指す地域の古い地名。白川郷と五箇山にある3集落(荻町・菅沼・相倉)が「白川郷と五箇山の合掌造り集落」として1995年に世界遺産登録されました。集落は山ひだが険しい地域となっており、その急斜面地の間を縫うように庄川が流れ、その流域に集落が形成されています。この地域は日本有数の豪雪地帯で、冬季は周囲との交通が遮断されていました。現在、3集落で合わせて88棟の合掌造りの家屋が残ります。合掌造りは、釘を1本も使うことなく、2本の材木を逆V字に組み合わせて作る家屋です。雪が滑り落ちるように茅葺き屋根は60度もの急勾配になっています。一軒に20~30人もの大家族が住み、屋根裏の2~3層は、養蚕の作業場となっています。日本の原風景である農村と人々の営みを感じることができます。
飛騨の小京都・高山
高山は江戸時代の歴史と伝統が今も息づく町。国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「古い町並み」は商人町として発達した上町、下町の三筋の町並み。出格子が連なる軒下には用水が流れていて、造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり町家の大戸や、老舗ののれんが連なっています。郷土料理が味わえる飲食店をはじめ、味噌や伝統的工芸品、民芸品、駄菓子など買い物スポットが建ち並んでいます。「陣屋前朝市」と「宮川朝市」では民芸品や新鮮な野菜や果物などを買い求めることができます。国指定史跡の「高山陣屋」は日本で唯一主要建物が現存する代官・郡代役所です。
下呂温泉
下呂温泉は兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉とともに「日本三名泉のひとつ」として紹介された温泉。平安時代の天暦年間(947~957年)に源泉が発見されて以来、1000年の歴史を持っています。飛騨川流域にホテル、旅館が建ち並んでいます。お湯はなめらかでお肌がつるつるになる「美人の湯」としても知られています。
北陸の古都・金沢
加賀百万石の城下町として栄えた金沢は歴史情緒溢れる街並みに九谷焼、加賀友禅、金箔に代表される伝統工芸や、加賀宝生・狂言といった伝統芸能、加賀とびはしご登り、加賀獅子舞の伝統行事といった伝統文化が息づいています。金沢城、兼六園をはじめ、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている「ひがし茶屋街」、「主計町茶屋街」、「寺町寺院群」、「卯辰山山麓寺院群」、昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ「長町武家屋敷界隈」、金沢市民の台所「近江町市場」など見どころはつきません。また金沢は現代アートを発信している街。「金沢21世紀美術館」は様々な出会いの場となることを目指した現代アート美術館です。
関連リンク:金沢 ツアー
伊勢神宮・おかげ横丁
伊勢神宮の正式名称は「神宮」。天照大御神を祀った内宮(皇大神宮)と豊受大御神を祀った外宮(豊受大神宮)が有名ですが、その他にも大小さまざまな社が伊勢志摩地域に点在していて、全てで125社から成る神社です。
伊勢神宮の参拝方法
伊勢神宮では「外宮先祭」と言う習わしがあります。祭事の多くは外宮から先に執り行われる事がほとんどで、参拝についても外宮を先に参拝してその後、内宮を参拝するべきとされています。外宮、内宮ともに正宮と別宮がありますが、正宮を先に参拝するのが習わしとされています。なぜ、外宮から参拝するのかは天照大御神が外宮を先に参拝してから、内宮へ参拝することを自ら告げたことによるとされています。また参道を歩くときは外宮が左側通行で内宮が右側通行とされています。伊勢神宮での手水の作法は次の通りです。①左手を洗う→②右手を洗う→③口をすすぐ→④柄杓を持った左手を清める→⑤柄杓を立てて元の位置へ戻す
おはらい町・おかげ横丁
「おはらい町」は宇治橋から五十鈴川沿いに続く約800mの石畳の通りで内宮の鳥居前町として発展してきました。伊勢地方特有の切妻・入母屋・妻入り様式の土産物店や銘菓の老舗、旅館が軒を連ねていて、神宮道場や祭主職舎などの歴史的建造物もあります。その一角のあるのが「おかげ横丁」。江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されています。伊勢志摩ならではの食べ物屋やおみやげもの屋が建ち並ぶ楽しいスポット。
銀山温泉
銀山温泉はかつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来している温泉地。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べていて大正ロマンを感じることができます。昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」を制定して景観整備に努めています。
碧テラス
3つの青い水盤を設置し、「富士山、駿河湾、空」と水盤に映り込む景色の一体感を体験することができます。ゆったりと景色を楽しむことができるように「ザ・ウォーターラウンジ」が設置されています。テイクアウト窓口があるコーヒースタンド「葛城珈琲」のメニュー各種を注文して楽しむことができます。またテーブル席やカウンター席を備えたカフェ・喫茶「かつらぎ茶寮」では駿河湾と富士山の絶景を眺めながらコーヒーやお茶、スイーツ、名物うなぎ茶漬けなどが味わえます。
山中湖花の都公園
富士山を背景にした約30万平方メートルの花畑。春はチューリップやポピー、ネモフィラ、夏はヒマワリ、秋はコスモスなど富士山の雄姿を眺めながら四季折々の花々を楽しむことができます
大塚国際美術館
大塚国際美術館は常設展示面積約30000㎡、鑑賞ルート約4㎞という国際最大級の展示スペースを有する、そして世界で類を見ない、「陶板名画美術館」。世界26カ国、190余の美術館が所蔵する古代から現代までの西洋名画1,000余点を、原寸大で陶板の上に忠実に再現して展示、日本にいながら世界の美術を堪能することができます。ヴァチカン美術館のシスティーナ礼拝堂の天井画および壁画「最後の審判」を再現した「システィーナ・ホール」は美術館の開館10周年の記念事業として取り組まれました。幾多の困難を克服して、再現を実現。ミケランジェロの世界を体感することができます。
関連リンク:大塚国際美術館 ツアー
修善寺温泉
夏目漱石、井伏鱒二などの文豪に愛された温泉街。桂川の通称で知られる修善寺川に沿って温泉や旅館が立ち並び、清々しい竹林の小径や朱塗りの橋、趣きのある店や足湯等などが点在しています。弘法大師が開いた寺院「修禅寺」に地名が由来しています。ノスタルジックな和風の町並みは「伊豆の小京都」とも呼ばれています。
まとめ
多くの人が参加するバスツアーでは夫婦だけの時間が楽しめないと思う人も少なくないと思います。バスツアーには家族連れ、カップル、女子旅、友達同士、そして一人旅と参加形態もそれぞれ。参加者それぞれが参加形態に応じて、ツアーを楽しんでいます。間際まで予約を受け付けているのもバスツアーの魅力。今度の休みは夫婦でバスツアーに出かけてはいかがでしょうか。