小笠原諸島 クルーズ【ノリッポ】 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア
小笠原諸島

船・クルーズ その他旅行情報

小笠原諸島 クルーズ【ノリッポ】

投稿日:2022/05/25 更新日:

小笠原諸島は東京から南へ約1000キロメートル離れていて、船で行くことしかできない亜熱帯の島。世界自然遺産に登録されていて、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる手つかずの自然が魅力。そんな小笠原諸島への旅はクルーズがおすすめです。

世界遺産・小笠原諸島の魅力

大小30余りの島々からなる小笠原諸島は有史以来、一度も陸続きになったことがありません。海洋に隔絶された環境の中で特異な生態系が育まれて、独自の進化を遂げた固有の生物が生息しています。小笠原諸島は地球と生物の進化に関する貴重な情報を提供する重要な地域で、人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いでいくために平成23年(2011)に世界自然遺産に登録されました。そんな小笠原諸島の魅力の一つが抜群の透明度と明るくも濃い青が印象的な海。小笠原の海は「ボニンブルー」と呼ばれています。クジラやイルカをはじめ多くの海洋生物も生息しています。また日本一のアオウミガメの繁殖地です。また小笠原諸島で人が住んでいるのは父島と母島の二つのみです。

小笠原諸島 クルーズがおすすめの理由

空港がない小笠原諸島は空路でのアクセスができません。また小笠原諸島は必ずしも宿泊施設も多くないです。クルーズ参加だと、客室に大きな荷物を置いて、下船。小笠原観光を楽しめます。クルーズ船の客室もシティホテル並みなので快適に滞在する事ができるし、別途宿の手配をする必要もありません。往復の航路では船内イベントを楽しめるのも魅力。また代金には食事代も含まれているので、コスパも抜群です。

小笠原諸島 父島 おすすめスポット8選

小笠原諸島へ行くクルーズ派父島に入港、停泊します。ここでは父島のおすすめ観光スポットを紹介します。

三日月山展望台

標高174.6mの地点にある夕日を眺める絶景ポイントとして人気の展望台。父島の西側にある展望台で、水平線に沈む太陽が美しく、幻想的な光景を楽しむことができます。三日月山の南、海に臨む船見山にあるウェザーステーション展望台もおすすめ。展望台の名前は平成7年までこの地に気象観測所があったことに由来します。気象観測所の建物があった場所にウッドデッキが設置されていて、夕日や星空の観賞に加えて、ホエールウォッチングもできます。また夕日が沈む直前、空気が非常に澄んだ条件の時に、波長の短い緑の光まで散乱されずに届く「グリーンフラッシュ」と呼ばれる現象に出会えるかもしれません。

宮之浜海岸

兄島瀬戸に面した弓なりの美しい海岸です。海の透明度も高くて、珊瑚礁が発達しているので、熱帯魚が多く、シュノーケリングも楽しむことができます。クルーズの寄港地オプショナルツアーにはウェザーステーション展望台と宮之浜海岸を散策するツアーもあります。

宮之浜海岸

千尋岩

千尋岩は父島の南岸の断崖にある赤いハート型の巨岩で、「ハートロック」と呼ばれています。森林生態系保護地域(保存地区)にあるため、許可を得たガイドの同行必須の場所です。

コペペ海岸

ギルバート諸島出身の先住民「コペペ」が住んでいたことに由来する海岸。珊瑚礁が豊富でシュノーケリングにおすすめの海岸です。

コペペ海岸

小港海岸

真っ白な砂浜が広がる美しい海水浴場で父島で一番大きいといわれています。夜は美しい星空を観賞することができるスポットとしても有名で、「全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)」で平成22年(2010)に「日本一の星空が見える場所」に選ばれました。

ジョンビーチとジニービーチ

石灰岩からできたまばゆいばかりの純白の浜辺の砂が見どころです。海辺には砂が固まったビーチロックがあり、更に南島瀬戸には大小の岩礁が浮かんでいて変化に富む風景を楽しむことができます。ジニービーチはジョンビーチのすぐ南にありますが、徒歩で訪れることはできず、カヤックなどを利用して海上から向かいます。クルーズの寄港地観光ツアーではこの海域をボートで巡る南島海域ボート遊覧ができるコースがあり、イルカやカメに巡り合えるかもしれません。

南島

南島は父島のすぐ南西にある無人島。世界的にも珍しい沈水カルスト地形という、石灰岩特有の特殊な地形。「ドリーネ」というくぼ地や「ラピエ」という鋭くとがった岩を見ることができます。海鳥やウミガメの産卵地でもあります。自然保護のため一日の入島人数も100人までと決められています。

小笠原海洋センター

ウミガメ教室が人気。給餌体験や甲羅磨き体験、本物の卵に触れられる「移植」を体験することができて、放流体験もできます。

小笠原諸島 おすすめアクティビティ

手つかずの自然が残されている小笠原諸島には自然に触れ合えるアクティビティがいっぱい。中でもクルーズの寄港地観光ツアーでよく組まれているアクティビティを2つ紹介します。

カヤック体験

紺青の海面を自力の手漕ぎで滑るように進んでいく環境にやさしいスポーツ。子供から大人まで夫婦やカップル、親子がペアで気軽に、そして手軽に楽しめるマリンスポーツです。インストラクターがしっかり案内してくれるので、安心して参加することができます。

固有植物ガイド散策

小笠原諸島は有史以来一度も大陸と地続きになったことがない海洋島。自生する植物の約4割が独自の進化を遂げてきた固有種です。マルハチ、ヒメツバキ、タコノキといった固有種があり、小笠原エコツーリズム登録ガイドがの案内で世界自然遺産に登録された亜熱帯の森林を散策します。

 

小笠原諸島へのクルーズの予約

クルーズは「安心・手軽」に参加することができます。本土から離れているため、なかなか行く機会がない小笠原諸島。船上からはクジラやイルカに出会えることもあります。クルーズに参加して、日常を離れた「南国の楽園」で過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

take

ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

-船・クルーズ, その他旅行情報
-, , , , ,

Copyright© ノリッポ【-NORIIPPO-】 , 2024 All Rights Reserved.