JR九州「A列車で行こう」 天草への「大人旅」 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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JR九州「A列車で行こう」 天草への「大人旅」

投稿日:2019/07/29 更新日:

JR九州のD&S列車

JR九州では九州の自然豊かな景観を車内から楽しんでいただこうと「D&S列車」として様々な列車を運行しています。「D&S」のDはデザイン、Sはストーリーの略、個性的なインテリアなどをあしらった様々な列車が九州本土を走っています。今回の記事では熊本駅から天草への玄関口、三角駅までを走る「A列車で行こう」を紹介します。

A列車で行こう

「A列車で行こう」は平成23年10月8日より運行開始したJR三角線の観光特急列車です。A列車のAは天草(AMAKUSA)と大人(ADULT)を意味しています。「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」をテーマにデザインされた列車です。

列車の紹介

「A列車で行こう」は2両編成。1号車には共有スペースに「A-TRAIN BAR」と名付けられたバーを設けられています。ベンチやソファが配されていて、ドリンクを片手にゆっくりと過ごすことができます。車内には「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化」をイメージしてマリア像が置かれています。また車内にはステンドグラスが配されていてレトロな雰囲気。ワンランク上の「大人旅」を演出しています。車内では「記念乗車証」のプレゼント。旅の思い出になります。列車のデザインは「ななつ星」を手掛けた水戸岡鋭冶氏が担当しています。

引用元:https://www.jrkyushu.co.jp/trains/atrain/

運行情報

「A列車で行こう」は土日祝日、ゴールデンウィーク、お盆期間、年末年始を中心に運行されています。1日3往復(日によって1日2往復)運行されます。発売開始はは新幹線の特急券などと同じく「乗車日の1か月前の朝10時」です。全席指定の列車です。当日でも切符を買うことができますが、あらかじめ購入しておくとより安心です。

下車後は「天草宝島ライン」で天草へ

三角駅の傍にある三角港から天草の松島まで運航しているのは「天草宝島ライン」。「A列車で行こう」の運行にあわせて船も運航されます。「A列車で行こう」と接続するように時刻も設定されています。天草五橋や雲仙普賢岳、天草松島の美しい景観を眺めながらちょっとした「クルーズ旅行気分」を味わいながら乗船することができます。さらにJR券と乗船券がセットになった2枚綴りの回数券「天草・熊本2枚きっぷ」が発売されています。1セットの回数券を二人で利用する、一人で往復で利用するなど柔軟に利用することができます。

引用元 https://www.seacruise.jp/teiki/about

天草の崎津集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産になっています。江戸時代には「島原・天草の乱」の舞台にもなりました。大小120もの島からなり、海だけでなく山にも恵まれ、海の幸や山の幸も豊富なエリア。また美しい夕日を眺めることができるスポットもあります。天草への旅の思い出に華を添えること間違いなしの「A列車で行こう」。ぜひ乗車してみてください。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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