JR西日本 せとうちエリアを走る新観光列車 2020秋デビュー |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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JR西日本 せとうちエリアを走る新観光列車 2020秋デビュー 

投稿日:2019/10/21 更新日:

2020年10月から開催される「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」にあわせて山陽地方を走る新しい観光列車が導入されます。先日、列車の名前が発表されました。JR西日本では瀬戸内地方の地域活性化と観光促進を目的とした「せとうちパレットプロジェクト」を推進しています。美しい海と島々、豊かな太陽がふりそそぐ瀬戸内の魅力を感じる観光列車について紹介していきます。

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新しい観光列車の名称

JR西日本の新しい観光列車の名前は「etSETOra」。読み方は「エトセトラ」と読みます。「et cetera」(エトセトラ)はラテン語で「その他いろいろ。等々。…など。」という意味。瀬戸内地方は次から次へと紹介したくなる魅力に溢れていることを表現しています。「えっと」は広島弁で「多くの」「たくさんの」という意味を持っているとのこと。この列車で瀬戸内の魅力を感じてほしいという願いが込められています。

日本発着のクルーズ

運行区間など

運行区間は呉線と山陽本線。日本三景の宮島、世界遺産厳島神社への玄関口、宮島口駅から昭和レトロを感じさせるノスタルジックな街並みが、見どころの尾道駅間を運行します。具体的な停車駅などはまだ発表されていませんが、広島駅から三原駅までは呉線を走るものと思われます。車両編成は2両編成。車両デザインは外観は瀬戸内海の「青」や海岸線から見える波の「白」など「せとうち」を表現したものになるとのことです。車内サービスなども含めて詳細の発表はまだこれから。発表が待ち遠しいですね。

広島に寄港するクルーズ

沿線の魅力① 海軍ゆかりの港町 呉

呉は旧海軍の重要な拠点として栄えた街・「大和ミュージアム」では戦艦「大和」設計図面、10分の1戦艦「大和」をご覧いただけます。「歴史の見える丘」からは旧呉海軍工廠のドックの大屋根を見ることができます。また市内の御手洗地区は風待ち、潮待ちの良港として栄え、当時の港町の面影を今も残しています。国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている「呉市豊町御手洗伝統的建造物群保存地区」は江戸時代中頃から幕末にかけて形成されていった町の形態や構造が残されています

沿線の魅力② ノスタルジックな坂の街 尾道

映画「時をかける少女」や「転校生」、NHK朝の連続ドラマ小説「てっぱん」など撮影が行われた町としても有名な尾道。昭和レトロな商店街や街並み、時折渡り船が行き交う海を眺めることができる坂道。タイムスリップしたかのようなどこか懐かしい気分を感じながら街を歩くことができます。

日本一周クルーズ

近年は大型クルーズ船も寄港する広島。新しい観光列車が運行開始すると、旅の楽しみがまた増えますね。どこかちょっとお洒落な感じの新しい観光列車の名前。JR西日本からの今後の発表を楽しみに待ちましょう。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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