福岡市からもアクセス抜群の好立地
福岡にクルーズで寄港、もしくは福岡発着のクルーズに参加した時に福岡市から足を延ばしやすい観光地が柳川です。江戸時代は立花藩の城下町として栄え、詩人北原白秋をはじめ数多くの文化人を輩出しました。福岡発着のクルーズ参加者向けのオプショナルツアーもありますが、西鉄福岡駅から西鉄大牟田線に乗って個人でも足を運ぶことができます。有明湾に面して形成された干拓地ということもあり、市内にはお堀が縦横に流れていて、水郷として有名です。そんな柳川の魅力を見どころを紹介させていただきます。
柳川名物 川下り
柳川で欠かせないのが市内を流れるお堀を巡る川下りです。船頭さんの面白い、小粋な案内の下、赤煉瓦の建物や白なまこの壁を舟の上から見物しながら城下町を遊覧します。春は桃の花、夏には花菖蒲、秋にはハゼの並木の紅葉と四季折々の風景も楽しむことができます。船頭さんの舟歌も川下りの楽しみの一つです。
柳川藩主立花邸 御花 で名物「うなぎのせいろ蒸し」を味わう
江戸時代に柳川藩主だった立花家の邸宅であった御花。明治時代に当主立花寛治によって整えられた松濤園をはじめ、敷地全体が「立花氏庭園」として国の名勝に指定されています。迎賓館として建てられた鹿鳴館様式の「西洋館」や立花家に400年にわたって受け継がれてきた国宝や重要文化財を含む収蔵品が展示されている「立花家史料館」などが見どころです。また料亭旅館として運営されていて宿泊やパーティー、お食事も楽しめます。柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」をぜひご堪能ください。
日本を代表する詩人、北原白秋記念館に行こう
「からたちの花」など数多くの詩を残した柳川生まれの詩人、北原白秋。生誕百年を記念して開館した記念館では水郷柳川の民俗資料や白秋にまつわる展示品をご覧いただけます。柳川独特のなまこ壁の外観が特徴です。白秋の生家は明治時代に焼失したのですが、その後、再建されて白秋の著書や遺品を見ることができます。
柳川へのアクセス: 西鉄福岡駅から特急列車で約50分 運賃 片道850円(大人)、西鉄柳川駅から西鉄バス6番系統に乗車、御花前で下車。約10分 運賃 片道210円(大人)。港から西鉄福岡駅までは博多ふ頭から西鉄バス乗車、天神北下車。約10分 運賃 片道 190円(大人)。バス停から徒歩。
各船会社主催の寄港地観光ツアーもあります。