SLやまぐち号 祝・運行開始40周年 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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SLやまぐち号 祝・運行開始40周年

投稿日:2019/08/07 更新日:

JR山口線の新山口駅と津和野駅の間を走る「SLやまぐち号」。日本各地でSLの運行がされていて家族でも楽しむことができますが、そのさきがけとなったSLといって過言ではないかと思います。「SLやまぐち号」の運行が始まったのが昭和54年(1979)8月1日。多くの人に親しまれて令和が始まった今年、2019年に40周年を迎えました。あらためて「SLやまぐち号」と沿線の魅力について記事で紹介させていただきます。

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SLやまぐち号の概要

山口線を走る2種のSL

「SLやまぐち号」はC57形1号機とD51形200号機という2種類のSLが走っています。C57形1号機は別名「美しい貴婦人」と呼ばれる機関車。近代の蒸気機関車の傑作といわれていて、細いボイラーと大きな動輪の組み合わせからスタイル全体のバランスがとれているのが特徴です。D51形200号機は「デゴイチ」の愛称で親しまれている貨物用の「力持ち」の機関車。「デゴイチ」は蒸気機関車の代名詞にもなっています。

SLやまぐち号の運行案内

「SLやまぐち号」は3月から11月にかけて週末を中心に運行されています。運行カレンダーは下記リンク。

SLやまぐち号運行カレンダー

2種類の蒸気機関車のどちらで運行予定かカレンダーで色分けをされています。運行は1日1往復。下りが新山口駅を10時50分発、終点の津和野に12時59分着、上りが津和野駅を15時45分発、終点の新山口駅を17時30分着です。車両は5両編成、1号車がグリーン車、2号車から5号車が指定席、全席指定になります。

車内で楽しめる体験コーナー

「SLやまぐち号」の車内はレトロな雰囲気で統一されています。3号車では「機関士体験 走れSL「やまぐち」号」という蒸気機関車の運転を体験できる運転シュミレーター、「走れSL 缶焚きゲーム」という投炭ゲームのコーナーがあります。またSLの仕組みや歴史を紹介するパネル展示もあります。

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沿線の見どころ

「西の京」と呼ばれる山口

戦国時代に強大な勢力を誇った大内氏は京都をまねた街づくりを行い、現在もその名残が残されています。京文化を色濃く残した繁栄の名残を瑠璃光寺五重塔に見ることができます。またザビエルが滞在して宣教の拠点とした街でサビエルの一生を描いた美しいステンドグラスが見どころの山口サビエル記念聖堂があります。

名勝・長門峡

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色というように四季折々に変化する自然を楽しむことができます。国指定の名勝に指定されていて奇岩や滝、深淵など、日本画のように美しい景観を楽しむことができます。

山陰の小京都 津和野

津和野藩亀井氏の城下町、津和野。殿町は土塀の落ち着いた町並みに、軒先の堀を流れる清水に鯉が泳ぎ、城下町の風情を感じることができて人々を清々しい気持ちにさせてくれます。明治の文豪、森鴎外の生誕の地で11歳まで過ごした旧宅が今も残されていて記念館も造られています。津和野城からは津和野の街を一望することができます。

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新幹線を利用して各地からの日帰り観光も可能なSLやまぐち号。家族連れでも楽しむことができます。SLに乗って情緒溢れる古い街並みを訪ねる旅はいかがでしょうか。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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