令和「発祥の地」太宰府へ行こう! |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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令和「発祥の地」太宰府へ行こう!

投稿日:2019/05/02 更新日:

福岡市からアクセス至便な太宰府

新しい元号「令和」の典拠になったのが万葉集の「梅花の歌三十二首の序文」です。8世紀前半に「大宰府」で開かれた「梅花の宴」の時に詠まれた歌32首につけられたものです。この序文は天平2年(730年)正月に当時の大宰府政庁の長官である大宰帥だった大伴旅人の邸宅で開かれた梅花の宴の際に詠まれた歌32首につけられたものと言われています。太宰府といえば菅原道真ゆかりの大宰府天満宮。讒言によって都から左遷された道真を慕って都から一夜で飛来したと伝えられる「飛梅」をご神木としていて「梅の名所」として知られています。福岡市からもアクセスしやすく、「新元号ブーム」でしばらく賑わいそうな太宰府へのアクセスについて紹介していきます。

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大宰府観光列車「旅人」

西鉄大牟田線、太宰府線を走る西鉄のラッピング列車「旅人」。外装は太宰府の様々な観光名所や太宰府に咲く四季の花を描いていて、内装は5つの開運文様で構成されています。全体として日本画の世界、和テイストあふれる空間に仕上がっているまさに「太宰府づくし」の列車です。列車の名前の由来はもちろん、大友旅人です。乗車にあたっては特別料金など必要なく、運賃のみで乗れるところが魅力です。福岡(天神)から直通する列車、西鉄二日市から運行している列車があります。天神や中州周辺に宿泊している人におすすめです。

太宰府観光列車「旅人」運行スケジュール

太宰府ライナーバス「旅人」

西鉄バスが運行している太宰府への直通バスです。車体には太宰府天満宮、大宰府政庁跡、九州国立博物館、竈門神社、観世音寺、水城跡といった太宰府の見どころがあしらわれています。発着は博多駅に隣接した博多駅バスターミナル。博多バスターミナル→太宰府を平日は24便、土日祝日は41便、太宰府→博多バスターミナルを平日は23便、土日祝日は41便運行しています。予約不要でバスに乗車できます。博多駅周辺のホテルに宿泊している人におすすめです。

大友旅人の邸宅跡 坂本八幡宮

「梅花の宴」が催されたとされる大友旅人の邸宅跡の有力地といわれているのが、坂本八幡宮。大宰府政庁跡から徒歩10分のところにあり、道中に大弐紀卿が「梅花の宴」で詠んだとされる万葉歌碑が立っています。大伴旅人の邸宅跡としては他に政庁東側の月山東地区官衙跡と政庁南側の大宰府条坊跡周辺が挙げられています。八幡宮の最寄り駅は西鉄太宰府線の都府楼前、バスだと大宰府政庁跡です。大伴旅人の子供が万葉集に長歌・短歌など合計473首がおさめられている万葉歌人、大友家持です。

空港からだけではなく、クルーズで寄港する港から天神、博多駅へのアクセスが大変便利な福岡。名物の梅が枝餅をほおばりながら太宰府天満宮に加えて政庁跡付近にも足を延ばして万葉の時代へのタイムスリップを楽しんでください。

福岡に寄港するクルーズ

日本発着のクルーズ

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take

ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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