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【加賀百万石の城下町・金沢】家族・ファミリー旅行におすすめのスポット・ホテル徹底紹介【ノリッポ】

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北陸新幹線の開通によって、金沢は首都圏からのアクセスが便利になりました。名古屋や関西からも特急列車でアクセスが便利なこともあり、ますます金沢の人気は高まっています。加賀百万石の城下町として栄え、歴史情緒溢れる街並みに九谷焼、加賀友禅、金箔に代表される伝統工芸や、加賀宝生・狂言といった伝統芸能、加賀とびはしご登り、加賀獅子舞の伝統行事といった伝統文化が息づいています。そんな金沢への家族・ファミリーでの旅について、紹介します。

必見!金沢の観光スポット 厳選8選

金沢城公園

江戸時代を通じて、加賀藩主前田家の居城だった金沢城。金沢城は天正11年(1583年)に前田利家が入場してその直後から本格的な城づくりが始められました。金沢城で特徴的なのは「なまこ壁」という壁です。「なまこ壁」は壁塗りの様式のひとつ。壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法のことです。お城の至る所で「なまこ壁」の城壁をご覧いただくことができます。

金沢城

兼六園

岡山の後楽園、水戸の偕楽園とともに「日本三名園」の一つに挙げられている兼六園。 17世紀中期、加賀藩により金沢城の外郭に造営された藩庭を起源とする江戸時代を代表する池泉回遊式庭園です。春の桜、秋の紅葉、冬の雪吊りなど季節によって美しい日本の伝統的な庭園の風景を楽しむことができます。園内には金沢の伝統工芸の九谷焼のギャラリーや抹茶を飲んだり、団子を食べたりすることができます。金沢城と兼六園では一年を通じて数多くのイベントが開催されています。家族・ファミリーで出かける前にチェックするとより一層金沢の町を楽しめます。

ひがし茶屋街

国の重要伝統的建造物群保存地区・金沢文化を代表する茶屋街のひとつ。和の趣を感じる「インスタ映え」する写真を撮影するには最適なスポット。着物をレンタルした女性が伝統的な町並みをバックに撮影している姿が多く見られます。また、格式ある割烹や、お洒落な町家カフェ、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並び、金沢らしいグルメやショッピングが楽しめます。五木寛之の「朱鷺の墓」の舞台でもあります。国指定重要文化財に指定されている「志摩」は文政3年(1820)に建てられたままに残るお茶屋の建物。内部を見学することができます。

主計町茶屋街

国の重要伝統的建造物群保存地区。浅野川沿いに昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並んでいます。かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったといわれる昼間でも薄暗い石段が続く「暗がり坂」や、2008年に地元住民から依頼を受けて五木寛之が命名した「あかり坂」の趣のある風景は人気。日が暮れると聞こえてくる芸妓が奏でる三味線と太鼓の音は情緒的。夜の街灯の明かりと、格子戸から漏れる光に浮かぶ町並みは魅惑的です。地元金沢出身の作家泉鏡花の作品にも登場します。

主計町茶屋街

長町武家屋敷界隈

長町武家屋敷跡は昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が建ち並んでいて、伝統環境保存区域および景観地区に指定されています。冬に町並みの土塀を雪や凍結から守るために行われる「こも掛け」は冬の風物詩です。加賀藩の重臣だった武家屋敷跡野村家が一般公開されています。

寺町寺院群

国の重要伝統的建造物群保存地区。約70もの寺社が集まっていて、忍者寺で知られる「妙立寺」、室生犀星ゆかりの「雨宝院」、天然記念物の大桜で有名な「松月寺」などが点在します。「静音の小径」とも呼ばれています。毎週土曜の夕方には梵鐘が空に鳴り響き、「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。毎年11月の土曜日・日曜日には文化財特別公開が行われています。

卯辰山山麓寺院群

国の重要伝統的建造物群保存地区。浅野川に隣接する卯辰山の麓に約50の寺社が点在しています。一帯は緑に覆われていて、寺と寺の間を坂道や静かな小路が続いています。歴史ある古刹には秘仏や秘宝が多く納められています。また芭蕉の句碑のほか金沢の歴史や文化に足跡を残す人物の墓も多く残っています。「心の道」とも呼ばれています。卯辰山は、梅林、桜をはじめ、花木園のツツジ、花菖蒲園、秋は紅葉など、四季折々の自然に恵まれていて、散策を楽しませてくれます。

近江町市場

金沢の「市民の台所」として親しまれている近江町市場。狭い小路には約170の店が並び、新鮮な海の幸や地元産の野菜や果物などが豊富に揃っていています。藩政時代から約300年の歴史を誇り、「おみちょ」の愛称で市民から親しまれています。

近江町市場

金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は現代アートの美術館です。誰もがいつでも立ち寄れ、様々な出会いの「場」となることを目指しています。注目は「レアンドロのプール」と呼ばれるレアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」。プールを介して地上と地下で人と人が出会うことができるという作品です。

金沢21世紀美術館

金沢のおすすめホテル

有名な観光地だけあって、金沢市内には宿泊施設も充実しています。金沢市内のホテルは主にJR金沢駅周辺と繁華街の香林坊周辺が多いです。金沢市内での家族・ファミリーにおすすめのホテルを下記のリンクにまとめさせていただいています。家族・ファミリーでの金沢への旅の参考になると幸いです。

【金沢 家族旅行】 おすすめホテル・旅館20選

金沢 家族・ファミリーの観光におすすめのフリーきっぷ

家族・ファミリーで金沢市内を観光する時の強い味方になるお得なフリーきっぷと観光スポット巡りにとっても便利なバスを紹介します。

北鉄バス1日フリー乗車券

金沢市内を走る「市民の足」となっているバスが北陸鉄道が運行している北鉄バス。市内の観光にも欠かせない存在です。そんな北鉄バスをお得に、そして便利に乗っていただけるのが「北鉄バス1日フリー乗車券」。運賃は大人600円、小人300円です。フリー乗車券の範囲は金沢市内の観光スポットをすべて網羅しています。1回ごとの乗車の場合、運賃は大人一人200円、3回乗るとお得になります。またバスを降りるときもパスを提示するだけで大丈夫。その都度、財布を探して運賃を払う手間も省けます。またパスの提示で入場料が割引になる観光施設があります。

城下まち金沢周遊バス

金沢駅東口を起点に金沢市内の主要な観光地をめぐる循環バスが「城下町金沢周遊バス」。「北鉄バス1日フリー乗車券」で乗ることができるバスです。「右回りルート」「左回りルート」の二つのルートで運行されています。「右回りルート」は8時38分から18時5分まで、「左回りルート」は8時30分から18時まで約15分」間隔で運行しています。バスの発着は金沢駅東口の7番乗り場です。

まとめ

金沢へ家族・ファミリーの観光におすすめのスポットとホテル、そして観光に役立つフリーきっぷと観光バスについて紹介しました。一年を通じて四季折々の魅力がいっぱいの金沢。また金沢には宿泊付きバスツアーも出ています。宿泊付きのバスツアー参加もおすすめです。家族・ファミリーの金沢への旅の参考になると幸いです。

 

 

 

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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