新型コロナウィルス感染拡大を受けて、新しい旅のスタイルとして注目を浴びているのが「近場旅」。自宅から1〜2時間程の距離で、気軽に楽しめる旅が注目されています。今まで住んでいた地域の魅力を深く知るきっかけになる「近場旅」のおすすめスポットとして関西の峰山高原を紹介します。
峰山高原
峰山高原は、暁晴山(1,077m)、峰山(1,038m)、夜鷹山(1,056m)の山々に囲まれたすり鉢状の広大な高原で氷河期の周氷河作用により形成されたなだらかな地形が特徴です。クヌギやナラの林、ササ原など高原らしい景観が広がっています。最寄り駅は播但線の寺前駅。大阪市内からも車で約2時間。播磨の避暑地として、ハイキングコースも整備されています。村上春樹の代表的な作品「ノルウェイの森」が映画された際に、撮影が行われた場所の一つです。
峰山高原ホテルRelaxia
峰山公園にあるホテルが「峰山高原ホテルリラクシア」。敷地内にあるリラクシアの森は、映画「ノルウェイの森」の舞台となった幻想的な森です。星の見えるホテルとして有名でプラネタリムでは味わえない満天の星空を楽しめます。ホテルではキャンプ用品一式の貸し出しを行っていて、手ぶらで気軽にキャンプを楽しめるのも魅力です。夏はストライダーやレンタサイクルもあるなどアクティビティも充実。ホテルを起点にハイキングも楽しめます。
峰山高原リゾート
「峰山高原ホテルRelaxia」に併設されている「峰山高原リゾート」。夏は「グリーンピーク」として、オートキャンプ場やグランピング、山頂にあり、瀬戸内海など大自然の風景が一望!巨大ジャングルジム 「tic!tac!クライMINEYAMA」といったアウトドアを楽しむことができ、冬は「ホワイトピーク」としてスキーを楽しむことができます。
峰山高原 周辺 おすすめ スポット
姫路城
シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれています。白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5層6階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。大天守は江戸時代以前に建築されて、現在も残っている「現存十二天守」の一つで国宝に指定されています。また新幹線の車内からも見ることができるその美しい雄姿は見る人の心を惹きつけます。平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産に指定されました。
竹田城跡
城下から遥か高く見上げる標高354mの山の頂に位置し、しばしば円山川の川霧により霞むことから、「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる城跡。400年を経た今でも当時の威容を誇り、完存する石垣遺構としては全国屈指のものです。
「住み慣れた地」だからこそ意外と見落としがちな地域の魅力。まだまだ日本各地に「隠れた魅力」を持つスポットがあると思います。今住んでいる地域とその周辺の魅力を探す旅に出かけて、心を癒して「地域の良さ」を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。