今旬な果物を食べたい!そう思い立って計画を立てようとした時に意外と大変だと感じたことはありませんか?車で行く場合はルートや高速道路の料金、誰が運転していくかを決める必要があります。電車やバスの場合では乗り換えや時間を調べて到着したものの、思ったより駅から遠くて大変など個人で果物狩りを楽しむためにはかなりの労力を使うことになると思います。そんなときにおすすめなのがバスツアーです。
果物狩りバスツアーのメリット
バスツアーはツアーに申し込んで、当日出発地に行くだけ。バスに乗っているだけで目的地に着き、費用も安く収まることが多いのでお財布にも優しいです。またツアーでは果物狩に加えて、フォトジェニックなお花や自然景観、グルメや買い物なども楽しめます。マイカーと違って自分で運転する必要がないので、お酒も楽しめちゃいます。バスツアーで季節に合わせて様々な果物を楽しめます。ジューシーで格別なもぎたての果物の味を楽しめるメリットがいっぱいのバスツアー。果物ごとに紹介していきます。
イチゴ
春を代表する果物といえばイチゴ。イチゴはいわずと知れたビタミンの宝庫であることも有名で、中くらいの大きさのイチゴ5、6個を食べれば大人の1日のビタミンC必要量を摂取できます。ビタミンCは免疫力を高めるだけだはなく、抗酸化力が大きいので老化を防止し、ガンの発生をも抑制するともいわています。また用途はとても広く、生食のほかにケーキやジャム、菓子などにも使用されることが多いです。
旬の時期
2月~4月
品種
とちおとめ
果実が柔らかく輸送にはあまり向いていませんのでイチゴ狩りや直売所で手に入れるのがおすすめです。甘味も強く日持ちも良いです。
あまおう
赤い、丸い、大きい、旨いという特性から命名されました。酸味はやや少なめでその分甘く感じられます。粒も大きいため菓子の飾り付けに適しています。
スカイベリー
果実がとても大きく25gを超えるものが6割を超えて粒ぞろいも良いです。甘味と酸味のバランスも良いだけではなく、香り高いことも特徴です。
とちひめ
とちおとめよりやや大きい傾向があり、果肉が柔らかくとてもジューシーです。果肉の色が濃いので牛乳を加えてイチゴミルクにするのもおすすめです。
おもな立ち寄りスポット
大谷資料館
大谷石採石場跡に関する博物館で展示場には採掘が本格的に始まった江戸中期から昭和34年頃までの採掘方法や運搬の移り変わりなどの資料を展示しています。そのほかにも様々な映画やドラマのロケ地になっているので見覚えがある景色があるかもしれません。
さくらんぼ
日本で食べられるようになったのは明治時代にアメリカ、フランスなどから導入されたことが始まりでした。初夏の果物としてとても人気ですが、雨に弱いため夏季に雨の少ない山形、北海道、青森、山梨などで栽培されています。水分が少なく糖質が多いためエネルギーが高い果物で妊娠中の女性にとてもいいといわれている葉酸も多く含まれています。
旬の時期
5月~7月
品種
佐藤錦
品質良好でよく育つため、栽培面積が最も多い。甘味が多く酸味も適度にあり生食用に適しています。
ナポレオン
明治時代初期にアメリカから導入された品種で甘味も多いですが酸味もそこそこあり、生食用はもちろん加工用にも優れています。
高砂
ナポレオンと同じくアメリカ生まれで明治時代に日本に導入されました。味は全体的にあっさりとしていて甘味に加え、酸味もしっかりと感じることができます。
おもな立ち寄りスポット
吹割の滝
昭和11年文部省から「天然記念物及び名勝」に指定された吹割の滝は、高さ7メートル、幅30メートルで豪快に飛散する姿から東洋のナイアガラの滝とも呼ばれています。滝に向かう遊歩道にはお土産屋が立ち並んでおり、さらに遊歩道を進み現れるのが、そそり立つ岩壁が般若に似ている「般若岩」があります。
ぶどう
ぶどうは紀元前4000年頃の古代オリエントで、すでに栽培されていた記録があるほど歴史は古い果物です。日本への渡来は中近東地方から古代ヨーロッパ、その後シルクロードを横断して中国へ、そして奈良時代に中国から日本に伝わったといわれています。
旬の時期
8月~10月
品種
巨峰
現在日本で作られているぶどうの中で最も多く作られ、全体の約35%を占めています。最大の特徴は味の濃さで、濃厚な甘さの中にも程よい酸味があります。
デラウェア
アメリカのニュージャージー州で発見されたラブラスカの血を引く雑種品種で種無しぶどうとしてしたしまれています。ほのかな芳香があり、生食用はもちろんワインの原料にも使用されています。
ナイヤガラ
名前の通りアメリカ、ニューヨーク州ナイアガラで生まれたぶどうで日本には明治時代に導入されました。皮が薄くてとても食べやすいですが、長距離長時間の流通に向かないため産地での消費か加工用に使用されています。
おもな立ち寄りスポット
旧軽井沢銀座
旧軽井沢エリア付近は江戸時代、軽井沢宿として栄えていました。明治以後は外国人の避暑地として発展してきました。軽井沢らしいグルメやお土産があり食べ歩きやショッピングを楽しめる一方、少し道に入れば自然に囲まれた教会がある人気スポットです。
メロン
「メロン」という名前は、ギリシャ語で“リンゴのようなウリ”を意味する『melopepon(メーロペポーン)』が語源といわれています。メロンは古くから世界中の広い地域で栽培されていたため、原産地はハッキリしていないそうですがアフリカ大陸とする説が有力で、他には中近東、インド、中国などとされています。病気見舞いによくメロンを見かけるのは食物繊維が少なく消化力の低下した人に良いとされているからです。
旬の時期
5月~7月
品種
マスクメロン
19世紀のイギリスで開発されたこの品種が日本に導入されたのは大正時代でした。まめに手を加えなければ良質なものができず、高級品では1玉3万円以上するものもあります。上品な甘味と芳香がありみずみずしい口当たり。
おもな立ち寄りスポット
八ヶ岳チーズ工房
八ヶ岳山麓で放牧されているジャージー牛のとれたての生乳を使用し手作りチーズケーキを提供しているお店です。お土産品だけではなく、山梨県名物のほうとうが味わえるお食事処もあります。
桃
中国では3000年以上前から食用として栽培され、昔から邪気を祓い不老長寿を与える植物・果物として親しまれていました。日本で本格的に栽培が始まったのは江戸時代くらいとされています。甘さが際立っているように感じますが、低エネルギーで生食用だけでなくジャムやシロップ漬け缶詰、冷凍など用途は広く愛されています。
旬の時期
7月~9月
品種
日川白鳳
果肉が非常にジューシーで、少し切るだけで果汁が滴り落ちるほどです。糖度がそこまで高いわけではありませんが酸味は少なく感じます。
黄金桃
マンゴーを思わせるほど実は黄色くしっかりとした食感で、甘味も強いですが適度な酸味もありバランスの良い味です。
さくら
白桃の中で最後に成熟期を迎える品種。実が大きいしっかりとした歯ざわりでいて糖度が高いことが特徴です。
主な立ち寄りスポット
常陸国出雲大社
縁結びの神、商売繁盛、厄除けなどあらゆるご利益があります。また境内には軽食のとれるお食事処やガラス工房での体験工房もあり、お参りだけではないにも楽しみがあります。
まとめ
バスツアーは一人旅から女子旅、友達同士、夫婦・カップル、家族旅行まであらゆる世代で楽しめるよう企画されています。バスツアーで気軽に、身軽に旬のフルーツを楽しむ旅に出かけてはいかがでしょうか。