フルーツ狩りはバスツアーの定番のテーマ。農園で季節のフルーツを自分たちで収穫して、その場で食べることができます。同じ果物でも時期によって収穫できる品種が異なっていて、異なる品種の味覚を味わうこともできます。秋から冬にかけては「りんご狩り」を楽しめるバスツアーが組まれています。記事ではバスツアーで訪ねるりんご狩りのスポット、そしてりんご狩りの魅力、おすすめのツアーを紹介します。
バスツアーで人気のりんごの産地 群馬県沼田市
バスツアーで人気のりんご狩りスポットは群馬県沼田市。沼田市は日照時間が長く、昼夜の寒暖差があることから、りんご栽培に適した条件がそろっています。りんご栽培の面積は約240haに及びます。沼田市は群馬県北部の都市、日本一美しいといわれる河岸段丘が形成されている平成28年(2016)のNHK大河ドラマ「真田丸」でおなじみの戦国大名の真田氏ゆかりの地です。りんご以外にも一年を通じて様々なフルーツ狩りを楽しむことができます。
ツアーで収穫できるりんごの品種
りんごの品種もたくさんあり、時期によって収穫できる時期が異なります。りんご狩りのバスツアーで収穫することができるりんごの品種は次の通りです。
おぜの紅
大玉で、糖度と酸度のバランスが良く香りも良好な品種です。8月下旬~9月上旬に収穫となる早生品種です。
あかぎ
大きさはやや小粒で日持ちが良く、さっぱりとした味が特徴です。9月中旬より収穫となります。
秋映(あきばえ)
濃い赤色のリンゴで、甘味と酸味のバランスが絶妙な濃厚な味わいが人気です。9月下旬より収穫となります。
陽光
大玉で、果汁が多く、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。10月中旬より収穫となります。
新世界
肉質が良く、甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。蜜入りが良好で、日持ち、貯蔵性が良い品種です。10月中旬より収穫となります。
ぐんま名月
果実は全体に黄色く、蜜入りのリンゴです。多汁で甘みが強く、生産量が少ないことから幻のリンゴとも呼ばれています。10月下旬より収穫となります。
スリムレッド
日持ちが良く果実は長円型。皮が薄く多汁で甘みが強く、食味が濃厚です。10月下旬より収穫となります。
ふじ
蜜入りで糖度が高く、パリパリとした歯触りで食味は抜群です。全品種の中で最も日持ちが良いとされ、11月中旬より収穫されます。
美味しいりんごの見分け方
せっかくのりんご狩り。美味しいりんごをゲットしたいがどのりんごを選べばいいのでしょう。美味しいりんごの見分けるポイントは次の3点です。
りんごの色
全体的に赤く、色つやが良いりんごは甘みが強く、味も濃いとされています。全ての品種にいえますが、お尻を見て、地色が緑が少なく、黄色がかっているりんごが食べ頃です。
りんごのおしり
おしりの部分(果実の下の部分)が深くくぼんでいて、変形していないものが美味しいとされています。
りんごのツル
ツルが太くて、ツル元(果実の上の部分)が深くくぼんでいて、変形していないものが美味しいとされています。
りんごの美容・健康効果
りんごにはカリウムや食物繊維、ビタミンC、ポリフェノールが含まれていて、健康や美容、ダイエットサポートが期待できる成分がたくさん含まれています。カリウムはむくみや血圧に影響するナトリウムを排出するのをサポートします。ビタミンCは抗酸化作用があり、鉄分の吸収を促します。食物繊維はビフィズス菌など腸内善玉菌を増やす作用、血糖値の急激な上昇を抑える作用、血中コレステロール値を下げる作用があります。りんごポリフェノールは抗酸化作用、老化を促進させる活性酸素の抑制、生活習慣によって生じる様々な不調のケアなどに役立つと言われていて、主成分であるプロアニジンは紫外線による肌トラブル対策、抗アレルギー&免疫力、脂質代謝制御(内臓脂肪軽減)、糖代謝制御、育毛(毛髪)に効果があるという研究結果が発表されています。
りんご狩り バスツアー 首都圏発 おすすめ3選
沼田へのりんご狩りのバスツアーは首都圏各地から出発しています。2021年秋から冬にかけてのおすすめのバスツアーは次の3つです。
【新宿発】【武蔵浦和発】【松戸発】があります。平成29年(2017)に「日本三大イルミネーション」に選ばれたあしかがフラワーパーク「光のファンタジー」のイルミネーションも楽しめます。
【大宮発】があります。平成30年(2018)に大地の芸術祭にて、アート作品として改修された雄大な柱状節理の岩肌とエメラルドグリーンの清流が織りなす景観と自然の「5大要素」である木、土、金属、火、水を利用した建築的な空間が魅力の清津峡「光のトンネル」を楽しめます。
【新宿発】【横浜発】【西船橋発】があります。
群馬県へのりんご狩りのバスツアーは、りんご狩りに加えてイルミネーションや自然景観を楽しめます。家族連れだけでなく、カップルや女子旅にもおすすめ。バスツアーは移動が楽なのも大きな魅力。マイカーと違って自分で運転する必要がないので、慣れない道を運転するプレッシャーからも解放されますし、ツアー中にアルコールも口にすることができます。公共交通機関である乗継、乗換の心配もありません。それぞれ思い思いにバスツアーを楽しんでみてはいかがでしょうか。