憧れのエーゲ海クルーズはハネムーンでも人気。コバルトブルーの海と点々と浮かぶギリシャの島々は歴史的な街並みや世界遺産などそれぞれ個性があって魅力的。一生に一度の旅の思い出をより素晴らしいものにするでしょう。3泊4日程度の短めの日程のコースがあるのも特徴です。今回はトルコの南西部に位置する港町クシャダス(クサダシ)を紹介します。
クシャダス(クサダシ)の魅力
エーゲ海に面したトルコのビーチリゾート、クシャダスはエーゲ海クルーズの人気の寄港地の一つ。海辺の遊歩道、マリーナ、港の周辺にはホテルやレストランが立ち並びます。町の中心はバルバロス大通り周辺でレストランや土産物屋が並んでいます。中心地に広がるバザールでは外国通貨も多く受け入れられていyr、USドルやユーロが使えるお店が多いです。沖に浮かぶピジョン島には城塞が張り巡らされたビザンチン様式の城があります。この島は本土と土手道で結ばれており、かつてこの町を防御する役目を持っていました。数学者ピタゴラスやギリシャ神話の女神ヘラの生誕地であるギリシャのサモス島にはフェリーが出ています。
古代都市エフェソス
クシャダスからアクセスできる見どころが世界最大級の大規模な古代都市遺跡エフェソス。2015年に世界文化遺産に登録されました。アルテミス崇拝で知られたギリシア人都市であったが、のちにキリスト教を受容し、新約聖書にもエフェソの信徒への手紙があります。古代ローマ帝国時代にアントニウスがプトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラと共にこの地に滞在しました。町は紀元前11世紀にイオニア人によって初めて建設されました。広大な遺跡の中で必見の見どころは次の3か所です。
アルテミス神殿跡
アルテミス神殿はギリシア神話に登場する女神アルテミスを祀った神殿。エフェソスはアルテミス信仰の一大中心地でした。最初の神殿は、紀元前700年頃に建てられました。その後、キンメリア人によって破壊されて、紀元前550年頃にリディアのクロイソス王によって再建ました。紀元前356年に放火で再び失われ、紀元前323年に三度建てられました。エフェソスの人々の大多数が来シスト教に改宗すると、神殿の魅力は失われ、キリスト教徒によって完全に破壊されました。
セルシウス図書館
セルシウス図書館はエフェソスの遺跡のほぼ真中に位置しています。遺跡群の中で、最も当時に近い形で復元されています。図書館はエフェソスの執務官であったセルシウスの死後に、彼の息子が父親を偲んで建てさせたものです。高さ約11m、幅約17mの規模を誇り、当時アレキサンドリア、ペルガモンと並ぶ世界三大図書館にも数えられていて、12万冊の蔵書を誇っていました。
円形大劇場
半円形の巨大な建造物は、クラディウス帝の時に着工され、トラヤヌス帝の時代に完成したとされています直径は約155m、当時の最大収容人数は24,000人であったといわれています。現在でもコンサートが開催されています
聖母マリアの家
聖母マリアの家はエフェソスから7kmのところに位置する十字型ドームの建物。イエスの母マリアが晩年を過ごしたといわれる礼拝堂で、5世紀以降キリスト教徒たちの重要な巡礼地となりました。
各寄港地ではクルーズ参加者限定の現地オプショナルツアーが組まれています。大いに活用してビーチリゾートと古代のロマンを感じてみてはいかがでしょうか。
(編集済み)