クロアチアの最南端に位置するドゥブロブニク。オレンジ色の瓦屋根と紺碧のアドリア海のコントラストが美しい旧市街は、その美しさから「アドリア海の真珠」と呼ばれています。市内には16世紀の石造りの街並みや城塞が今も残っています。一度は訪れてはみたいものの、問題になるのはアクセス。実はクルーズで訪れるといった楽しみ方もあります。
ドゥブロブニクへの空路でのアクセス
日本からクロアチアへの直行便はなく、クロアチアの首都ザグレブに関しても、乗継が必要になります。オーストリア航空は、ウィーンから、ルフトハンザドイツ航空はフランクフルトから、フィンエアーはヘルシンキからそれぞれドゥブロブニクへの直行便がありますが、他の航空会社利用の場合、ザグレブまで移動して、そこからさらにもう一度、乗り換える必要があります。ヨーロッパ内の都市からドゥブロブニクへの直行便がある航空会社も季節運航であったり、フライト時刻との兼ね合いで日本からの直行便と同日で乗継ができないことが多いところが実情です。
クロアチア国内の交通事情について
クロアチアの南部は鉄道網が整備されていません。クロアチア内でドゥブロブニクまで移動する場合、ザグレブやスプリットからの航空便、あとはバスでの移動になります。バスでの移動はザグレブからだと8時間30分~13時間、スプリットからでも約5時間かかります。長時間のバスでの移動は体力的にかなり厳しいと思います。
クルーズがおすすめな理由
アドリア海やエーゲ海の各都市を周遊するクルーズにはドゥブロブニクに寄港するコースもたくさんあります。ドゥブロブニクに寄港するクルーズに参加するという方法もあります。この記事の本題になりますが、クルーズがなぜオススメな理由は次の2つです。
大きな荷物を持っての移動の負担の軽減
クロアチア国外からのアクセスも決して良いとはいえないドゥブロブニク。クロアチア国内の交通事情。20Kg近くなる大きなスーツケースを持って移動をするのは大変です。クルーズでの移動なら一度、乗船すれば荷物は船に置いておくことができるので、重い荷物を持っての移動の負担から解放されます。またクルーズはヴェネチア発着のクルーズが多いです。ヴェネチアなら日本からのアクセスもし易いですね。
寄港中の日中の時間を大いに利用した観光が可能
クルーズは基本的に夜移動して、朝、寄港先の港に到着。同日の夜に出港するのが基本です。ドゥブロブニクの場合、町自体は小さいので丸一日あれば、十分に観光することができます。飛行機やバスでの移動だと、日中の移動が中心になります。夜、寝ている間に次の寄港地に移動するのはクルーズ旅行の大きな利点です。
ドゥブロブニクに寄港するクルーズは、同じクロアチア国内のスプリットやギリシャのミコノス島などに立ち寄るクルーズが多いです。併せて他の寄港地にも立ち寄って、エーゲ海、アドリア海の海と歴史を感じる街並みや教会、神殿などの文化遺産、更にはグルメも満喫してください。