1995年に運転を開始した「SL北びわこ号」。季節限定で琵琶湖に沿った湖北路を走ります。「SL北びわこ号」は滋賀県湖北地域の観光振興を目的として運行が開始されました。2020年の運転計画についても既に発表されています。
※新型コロナウィルス感染拡大の影響によって2020年5月現在、運転を見合わせています。
SL北びわこ号の概要
SL北びわこ号は新幹線の停車駅米原駅から木ノ本駅まで運転します。途中の停車駅は長浜駅、虎姫駅、河毛駅、高月駅です。沿線には戦国武将浅井長政の居城だった小谷城、そして浅井長政攻めで功をあげた豊臣秀吉が築城した長浜城といった天下統一を目指した戦国武将の栄枯盛衰を感じることができます。終点の木ノ本駅は織田信長亡き後、豊臣秀吉と柴田勝家が覇権を巡って戦った賤ケ岳古戦場の近くです。運行は1日1本のみ。米原駅を10時09分に出発して、木ノ本駅に10時52分に到着します。
米原 | 発 | 10時09分 |
長浜 | ↓ | 10時22分 |
虎姫 | ↓ | 10時31分 |
河毛 | ↓ | 10時37分 |
高月 | ↓ | 10時45分 |
木ノ本 | 着 | 10時52分 |
2020年 SL北びわこ号運転スケジュール
2020年の運転日は春季運転が4月26日、5月3日・10日・17日、6月14日・21日・28日です。まだ運転計画の段階ですが夏季運転は7月5日・12日・19日、8月16日・30日、秋季運転は10月18日、25日が計画されています。春季は「デゴイチ」の愛称でおなじみのD51形200号機で運転、夏季、秋季もD51形200号機で運行予定です。座席は全席指定、普通乗車券の他に指定席券530円(こども260円)が必要です。発売開始は乗車日の1か月前の朝10時から。家族で楽しめるSLは人気が高く、発売開始してすぐに売り切れることも多いです。運転日が限られるSL北びわこ号。早めに乗車日を決めて、席をおさえた方が安心です。JR西日本のインターネットサービス「e5489」から席を予約することができます。
2020年の大河ドラマは本能寺の変をおこした明智光秀がテーマの「麒麟がくる」。明智光秀は直接関係ないですが、織田信長、豊臣秀吉、柴田勝家、浅井長政といった彼が生きた時代に活躍した戦国大名たちのゆかりの地を走るSLです。SLは家族で楽しめる観光列車ですが、歴史好きにもたまらない「鉄道の旅」になると思います。