合掌造りの集落でおなじみの世界遺産・白川郷。毎年冬恒例のライトアップが2021年冬も開催されます。新型コロナウィルスに見舞われた2020年。20201年のライトアップは来年が35回目。感染症拡大防止にも十分、対策を取った上での開催になります。
世界遺産・白川郷
白川郷とは、現在の岐阜県大野郡白川村荻町地区を指す地域の古い地名です。白川郷と五箇山にある3集落(荻町・菅沼・相倉)が「白川郷と五箇山の合掌造り集落」として1995年に世界遺産登録されました。集落は山ひだが険しい地域となっており、その急斜面地の間を縫うように庄川が流れ、その流域に集落が形成されています。この地域は日本有数の豪雪地帯で、冬季は周囲との交通が遮断されていました。現在、3集落で合わせて88棟の合掌造りの家屋が残ります。合掌造りは、釘を1本も使うことなく、2本の材木を逆V字に組み合わせて作る家屋です。雪が滑り落ちるように茅葺き屋根は60度もの急勾配になっています。一軒に20~30人もの大家族が住み、屋根裏の2~3層は、養蚕の作業場となっています。日本の原風景である農村と人々の営みを感じることができます。
2021年 白川郷冬季ライトアップ
実施日
2021年の白川郷ライトアップは1月11日(月)、17日(日)、24日(日)、31日(日)、2月7日(日)、14日(日)の計6回開催されます。ライトアップの点灯時間は、17:30から19:30です。
ライトアップの参加方法
ライトアップを見物する為には、全て事前予約の手続きが必要になります。次に上げるいずれかのオプションの予約を完了する必要があります。
- 当日、村内に宿泊
11月30日23:59まで、ウェブ予約受付を行っています。12月5日~12月10日に抽選結果の報告が当選者に行われて、キャンセルがあった場合は、12月11日以降に繰上り当選者に連絡があります。 - 駐車場を利用
白川郷観光協会のウェブサイトから予約。予約完了後は返金不可になるので要注意です。当日、「駐車場予約確認証」が必要になります。新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から展望台の人数が制限されます。来年は展望台チケット付きの駐車場プランはありません。タクシーを利用する場合も、駐車場を自身で予約した後で、タクシーを予約する必要があります。17時30分から19時30分の見学者人数は1,000人を上限に制限されます。 - 高速路線バス会社運行のツアーバスを利用
濃飛バスと加越能バスがライトアップ実施日に予約制のツアーバスを運行します。
濃飛バス https://www.nouhibus.co.jp/sale_shirakawago_illumination/
飛騨の里ライトアップを訪ねるバスツアー
白川郷のライトアップは観光バスについても「完全予約制」。見学許可証が無いバスはライトアップを見学することができず、乗客全員が白川村内の受付対象施設内のサービスを当日有料利用することを条件に予約を受け付けているとのこと、受付台数にも上限があります。新型コロナウィルス感染拡大防止の観点からかなりハードルが高くなっている状況です。岐阜県高山市にある「飛騨の里」では合掌造りをはじめとした飛騨の古い貴重な民家が移築復元されていて、こちらでも冬にはライトアップを実施、次のようなバスツアーが立ち寄りを予定しています。
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雪化粧をした合掌造りの建物は郷愁を感じるかと思います。昼間は農村の人々の生活の息遣いを感じながら村を散策するのも素敵です。新型コロナウィルスの影響で例年以上に「狭き門」となっている白川郷ライトアップ。光に照らされた家々は幻想的ですが、昼の姿も見ごたえは抜群です。