バスツアーは季節に応じた話題の絶景スポットや、グルメや温泉ほか、旅の旬を熟知している旅行会社の「こだわり」が詰まったバラエティに富んだ商品がいっぱい。日本には春夏秋冬の四季があり、それぞれの季節が自然の風景を彩り、美しい景観を楽しませてくれます。
「お花」はバスツアーの人気テーマの一つ。バラの花はフラワーアレンジメントやガーデニングでも大人気。ここではバスツアーで人気のバラの観賞スポットを紹介します。
バラとは?
バラは「花の女王」とも呼ばれていて、ヨーロッパからアジアまで北半球に広く分布しています。その多くは落葉低木ですが、中には常緑や半落葉のものなどがあります。花の咲き方は八重咲きや一重咲き、大輪や小花をたくさん咲かせるタイプなど多様です。
バラの花は香りが良いのも特徴で、花の美しさとあわせて香りも愛されてきました。樹形にはブッシュローズ(木立ち性)、シュラブローズ(半つる性)、クライミング・ローズ(つる性、つるバラ)の3種類があります。園芸品種として人気が高く、様々な品種が開発されています。
バラの花には一季咲き、四季咲き、返り咲きがあります。一季咲きのバラは主に5月下旬から6月にかけて咲きます。四季咲きのバラは春・夏・秋にお花を咲かせます。
「秋バラ」として紹介されるのは四季咲きのバラで秋にお花を付けたものが多いです。返り咲きは春に1度お花を咲かせ、夏から秋にかけてポツポツと、お花を咲かせるバラです。愛を象徴するお花としてブーケやアレンジメントでもバラの花は大人気です。
バラ バスツアー おすすめスポット15選
ハーブ庭園旅日記勝沼庭園(山梨県北杜市)
一年を通じて四季折々の花々を楽しめる「ハーブ庭園旅日記勝沼庭園」。ローズガーデンでは約250種のバラが植えられていて、見ごろを迎えると色とりどりのバラの花が咲き誇ります。バスツアーでは季節のフルーツであるさくらんぼ狩りや世界的に認められた勝沼ワインのワイナリー訪問なども楽しめます。花の色は赤、白、ピンク、黄、青、紫、緑、黒など様々です。
おすすめのバスツアー
【新宿発】鮮やかな光が降りそそぐ森林浴♪「ムーミン谷とアンブレラ」と北欧風ランチビュッフェ「LAGOM」&初夏の果実!さくらんぼ狩り食べ放題
「ムーミンバレーパーク」で行われる大好評のイベント「ムーミン谷とアンブレラ」を訪ねます。回廊を鮮やかに彩る鮮やかな傘はとってもロマンティック。子連れの家族・ファミリーやカップル、女子旅におすすめです。横浜発、西船橋発のコースもあります。
【東京発】<出発日限定>初夏を彩るラベンダーとバラに包まれて♪爽やか山岳リゾート上高地と飛騨高山 北アルプスに囲まれた新穂高温泉「ホテル穂高」にゆったり滞在2日間
花々と緑に包まれる日本を代表する山岳リゾートの一つ、上高地に歴史情緒たっぷりの「飛騨の小京都」、高山そしてハーブ庭園旅日記でバラとラベンダーを楽しめます。宿泊は厳選かけ流しの温泉を満喫。自然、花、歴史、温泉を一度に楽しめる贅沢なツアーです。
中之条ガーデンズ(群馬県中之条町)
中之条ガーデンズは7つの庭とファームエリアからなるガーデンの集合体です。「ローズガーデン」はその中の一つ。「景色として楽しめるバラ園」を目指していて、370品種1000本のバラを中心に様々な樹木や草花が植えられています。第一線で活躍するガーデナーたちの英知が集結した見応えたっぷりの庭園です。
蓼科高原 バラクラ イングリッシュ ガーデン(長野県茅野市)
標高1000mの高原地帯にある敷地面積約10000㎡を誇る四季折々の花を楽しめるエレガントな英国式庭園。夏が近づくとオールドローズが庭園を彩ります。庭園内のカフェではアフタヌーンティーセットが用意されていて、優雅なひと時を過ごすことができます。
夢ハーベスト農場(長野県小諸市)
約15000㎡の敷地に350種類を上回る各種のハーブ、1万株のラベンダー、350種のオールドローズをはじめとしたバラが栽培されています。雄大な浅間山のふもとにあり、豊かな自然に囲まれていて、「信州のプロヴァンス」とも呼ばれています。
ハイジの村(山梨県北杜市)
「ハイジの村」は「アルプスの少女ハイジ」をイメージした花と星のテーマパーク。山梨県・茅ヶ岳(かやがたけ)の山麓に広がる大自然の中にあります。バラ園では約1,200品種7,000本のバラが植えられています。全長230メートルの「バラの回廊」はSNS映えするスポットとして人気です。
いばらきフラワーパーク(茨城県石岡市)
花と森に囲まれた「五感」で楽しめるフラワーパーク。テラスやバラ園などで世界中から集められた約800品種・30,000株ものバラを楽しむことができます。他にもボタンやツツジ、アジサイ、ダリア、クリスマスローズ等一年を通して多彩な花々を楽しめます。
佐倉草ぶえの丘(千葉県佐倉市)
「佐倉草ぶえの丘」は緑豊かな自然の中で農業体験や生き物とのふれあいを通じて、子どもたちに豊かな人間性を育んでほしいと願って設立されました。入口にある直売所では地元の農家が作った季節の野菜や土産物を販売しています。バラ園では世界の珍しい野生バラやオールドローズ1250種2500株が植えられています。
越後丘陵公園(新潟県長岡市)
公園内にあるバラ園ではモダンローズを主に植栽している「香りのエリア」「色彩のエリア」「ばらと草花のエリア」と、古代ばらの栽培品種の系統がご覧いただける「原種・オールドローズのエリア」、日本の野生ばらのみを植栽している「日本の野生ばらのエリア」、世界ばら会連合が3年に1回開催する「世界ばら会議」で選ばれた“殿堂入りしたばら”を植栽した「殿堂入りしたばらのエリア」、国際香りのばら新品種コンクール受賞作品を植栽している『国際香りのばら新品種コンクール受賞作品』及び国際香りのばら新品種コンクールの「試作場」の8つのエリアに分かれていて、色とりどりのバラを楽しむことができます。
河津バガテル公園(静岡県河津町)
フランスのパリ・バガテル公園をそのまま再現したローズガーデン。パリの緑地公園管理局の専門家の指導の下、平面的で幾何学的、絵画的庭園という特徴のフランス式庭園になっています。最盛期には約1,100品種6,000株のバラが優美に咲き誇り、訪れる人を和ませます。
箱根ガラスの森美術館(神奈川県箱根町)
箱根・仙石原にあるヴェネチアン・ガラス専門の美術館。庭園では西洋で生まれたオールドローズから日本で作出されたモダンな品種まで、約200種300株のバラを楽しめます。「薔薇の回廊」では香り高く美しい花々を楽しめます。
とっとり花回廊(鳥取県南部町)
とっとり花回廊では大山の雄姿を望む景観の中で四季折々の花を楽しむことができます。春はチューリップ、アイスランドポピー、5月ごろから夏にかけては10万球ものゆりやバラ、秋はコスモスやサルビア、そして冬にはサザンカ、ビオラ、パンジーなど四季の花が園内を彩ります。園の中央にはドーム型をしたガラス温室があり、さらに屋根付きの展望回廊もあって天候に左右されないといころも魅力です。
河口湖音楽と森の美術館(山梨県富士河口湖町)
歴史的希少価値のある自動演奏楽器やダンスオルガン、貴重なオルゴールなどとともに、ヨーロッパの小さな町を楽しめる美術館です。館内の建物は、ヨーロッパから取り寄せた古い石畳や屋根瓦、石柱や装飾品で造られています。ローズガーデンでは約720品種1200株ものバラが咲き誇り、最盛期には豊かな香りがガーデン中に広がります。毎年、「バラフェスタ」が開催されます。
軽井沢レイクガーデン(長野県軽井沢町)
豊かな水をたたえた湖を中心に、8つのエリアをもつ四季折々の花々を楽しめる広大なナチュラルガーデンです。バラのアーチからはじまるローズガーデンではイングリッシュローズ、オールドローズを中心に華やかな姿を見せてくれます。バスツアーでは同じ軽井沢にある軽井沢タリアセンを訪ねるコースもあります。軽井沢タリアセンのイングリッシュローズガーデンでは英国の育種家デイビット・オースティンによって造り出された約200種、1800株ものバラが咲き誇ります。
ぎふワールド・ローズガーデン(岐阜県可児市)
コンセプトは「世界に誇るバラ園を中心に花による感動を伝える」。名古屋ドーム約17個分の広さの敷地に約7,000品種30,000株ものバラが植えられています。企画展示を行う「花のミュージアム」、一年を通じて季節の花木が楽しめる大温室「花の地球館」、高さ45m「花のタワー」、屋外イベントホール「プリンセスホール雅」など特徴ある施設を楽しめます。
ASO MILK FACTORY(熊本県阿蘇市)
「はな阿蘇美」が「ASO MILK FACTORY」としてリニューアルオープン。国際味覚審査機構で最高峰の三ツ星を受賞した牛乳「ASO MILK」を手掛ける、「阿部牧場」が運営していて、カフェやショップ、菓子工房、チーズ工房、レストランが併設されています。約750品種4000株のバラが植樹されているバラ園は引き継がれ、インギリッシュローズやモダンローズをはじめ、以前と変わらぬ美しい花々を楽しめます。
まとめ
バスツアーの大きな魅力は何といっても移動が楽なこと。公共交通機関ではアクセスが不便な場所でも「バスツアー」なら直行することができます。
またマイカーで行く場合、カーナビが普及しているとはいえ、慣れない道の運転でありがちなのが道迷いの心配も無用。自分で車を運転しなくてもいいので、アルコールも飲めます。
出発間際まで受付をしているコースが多いのも魅力。バラ鑑賞のバスツアーは「カップル」や「女子旅」におすすめ。初夏はバスツアーに参加して、バラ観賞に出かけてみてはいかがでしょうか。