異国情緒あふれる港町・神戸。一年を通してクルーズ船も寄港しています。神戸は地下鉄や各私鉄など交通機関も発達していて、自由観光が大変しやすいと思います。ガイドブックやファッション誌などでも取り上げられることの多い神戸。どこに足を運ぶか迷う方も多いと思います。そんな中、私なりのお薦めの観光スポットを三か所、厳選して紹介したいと思います。
レトロな洋館が立ち並ぶ北野異人街
説明が不要かと思われる神戸を代表するスポット、北野異人街。おなじみの「風見鶏の館」をはじめ、明治初期の居留地時代から続く異国情緒あふれる建物が建ち並ぶ通りです。異人館や美術館をはじめ、雑貨店やおみやげ店とのんびり散策するのがおすすめです。 観光だけでなく、地元の人達も足を運ぶ落ち着いた雰囲気のお店が多いのも魅力的です。 老舗のバーやJAZZハウス、カフェ、各国の料理店、ブティック、輸入雑貨店など、しっとりとした大人な神戸が味わえます。 また異人街の反対側、西側のエリアにも足を運んでみましょう。異人街とはまたひと味異なる小径を歩くと、100年以上前の建物の塀や門など、伝統的建造物があちこちで見ることができて、歴史を感じることができる路地裏散策を楽しむことができます。
中華街「南京町」と異国情緒漂う「旧居留地」
横浜、長崎と並ぶ日本の三大中華街の一つである「南京町」。元町通りから栄町通りまでの中華料理店が100店舗ほど密集しています。老舗の豚まんや、行列の絶えない小籠包のお店など、美味しいお店が盛りだくさんです。更には天心やスイーツを食べ歩きすることもできます。また小物や中国の雑貨を扱っているお店もあり、買い物も楽しむことができます。1月または2月に春節祭、9月または10月に中秋節など一年を通して多彩なイベントも開催されています。
南京町のすぐ近くにあるのが「旧居留地」。かつて明治時代に貿易で日本に訪れていた外国人が暮らした地区です。この街並みを残そうとする地域の人達の努力で改装や修繕がなされていて今でも当時の面影を感じながらウィンドーショッピングやカフェを楽しむことができます。元町エリアのシンボルのひとつ、クラシックかつモダンな建物が特徴的な「大丸神戸店」、昭和10年に建築された“旧横浜正金銀行”の建物を増改築した「神戸市立博物館」(2019年11月ごろまで休館、外観見学は可能)などが主な見どころです。
海を見ながらベイエリア散策 メリケンパーク
クルーズの埠頭のすぐ傍にあるのが「メリケンパーク」。「メリケンパーク」は神戸港に造られた公園です。神戸のランドマーク「神戸ポートタワー」をはじめ、神戸海洋博物館などシンボリックな建築物が目を惹く、海辺のスポット。 爽やかな潮風のもと、隣接するハーバーランドでのショッピングや海上クルーズなど「港町神戸」を味満喫することができます。神戸ポートタワーの最上階展望室から神戸港と市街地、六甲山系の 大パノラマが望めます。展望5階の天井には光ファイバーによる四季の星座も楽しむことができます。写真撮影のスポットとして定番です。クルーズ船から降りてすぐ、または船に戻る前に立ち寄ってはいかがでしょうか。
数ある神戸の見どころの中で「神戸の観光ならここ!」というお薦めの場所を3か所厳選しました。クルーズ船によっては「神戸発着」というコースもあります。3か所全てに足を運ぶ、3か所の中から2か所を選んで足を運ぶ、1か所に絞ってじっくりと観光する、停泊している時間にあわせて自由自在に「港町神戸」を満喫してください。