日本発着クルーズを春から秋にかけて行っているコスタクルーズ。2021年はコスタネオロマンチカに替わってコスタメディタラニアという船が日本発着クルーズで使用されます。コスタクルーズの特徴は地方発着のコースも充実していること。2021年に新しく設定される広島発着のコースについて紹介します。
コスタメディタラニア号について
コスタメディタラニア号は17~18世紀のイタリアの広場や古城を彷彿とさせる個性的なクルーズ船です。デッキは、かつて様々な文明や文化の交差点であった地中海に生まれた神話をモチーフにデザインされています。アトリウムに一歩足を踏み入れると、デッキ10層の高さを誇る豪奢な吹き抜け空間、空に舞う踊り子の彫像が見る者の心を揺さぶります。総トン数は86,000トン、小回りの利く船体です。
2021年 広島発着 瀬戸内・九州クルーズ
コスタメディタラニアの2021年広島発着のコースは5月下旬に運航されます。
5月21日発 九州満喫クルーズ 広島~釜山~八代~別府~広島
日程は4泊5日。広島を出港した後、韓国の釜山に寄港。その後、熊本県南部の八代に寄港した後、日本を代表する温泉地・別府に寄港した後、広島に戻ります。
5月25日発 九州周遊クルーズ 広島~釜山~長崎~佐伯~広島
日程は4泊5日。広島を出港した後、韓国の釜山に寄港。その後、長崎に寄港した後、大分県の南部、リアス式海岸が美しい日豊海岸に面した城下町佐伯に寄港した後、広島に戻ります。佐伯では美味しい海の幸も楽しことができます。また石仏と歴史情緒あふれるノスタルジックな街並みが魅力の臼杵は佐伯から日帰りで足を運べます。
5月29日発 九州ひとめぐりクルーズ 広島~釜山~佐世保~別府~広島
日程は4泊5日。広島を出港した後、韓国の釜山に寄港。その後、ハウステンボス、リアス式海岸と200余りの島からなる九十九島をはじめとする多島美が魅力の西海国立公園の玄関口、佐世保に寄港した後、日本を代表する温泉地・別府に立ち寄った後、広島に戻ります。
おすすめ下船観光スポット
個人的な主観になりますが、5月下旬ならではのおすすめの観光スポットが「鶴見岳」。5月21日発、5月29日発のクルーズで別府に寄港した際に立ち寄ることができます。ロープウェーに乗って約10分で山頂へ。例年5月下旬から6月中旬にかけてミヤマキリシマが色鮮やかに咲き誇っています。眼下には別府の町並みと別府湾、そして遠くには「九州の屋根」くじゅう連山を望むことができる絶景スポット。港からバスで1本で足を運ぶことができます。
乗下船前後の広島観光もおすすめ!
広島では乗下船の前後に世界遺産・厳島神社をはじめとする日本三景の宮島、「崖の上のポニョ」の舞台になったノスタルジックな港町・鞆の浦、「坂の町」「文学の町」「映画の町」として知られ、古寺がたくさんあるレトロな町・尾道といった瀬戸内の魅力を楽しむことができます。東京や大阪、名古屋からも新幹線でアクセス容易な広島。クルーズの前後の旅も楽しみいっぱいです。
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