映画「時をかける少女」や「転校生」、NHK朝の連続ドラマ小説「てっぱん」など撮影が行われた町としても有名な尾道。昭和レトロな商店街や街並み、時折渡り船が行き交う海を眺めることができる坂道。タイムスリップしたかのようなどこか懐かしい気分を感じながら街を歩くことができます。そんな尾道の観光で使うことができるフリーきっぷ、「おのみちフリーパス」を紹介します。
ロープウェイとバスがセットになった「おのみちフリーパス」
「おのみちフリーパス」とは?
尾道市内を走るお「おのみちバス」と千光寺山ロープウェイ往復乗車券がセットになった「おのみちフリーパス」。観光施設の割引も付いたお得な乗車券です。運賃は大人600円、小児300円。千光寺山ロープウェーが往復500円(大人の場合)なので、そのお得さがわかります。バス1日乗車券は、次の区間になります。
・東西方面行き 尾道国際ホテル前~尾道駅前~浄土寺下~山波
・南北方面行き 新尾道駅~長江・栗原・桜土手経由~尾道駅前
販売場所は尾道駅前バスセンター(しまなみ交流館1階、平日7:30~19:00、土日祝9:00~15:00)、新尾道駅バスセンター(新尾道駅2階待合室、平日7:30~19:45、土日祝7:30~19:45)、おのみちバス本社営業窓口(東尾道車庫、平日8:30~17:30、土日祝は休み)、尾道好きっぷライン車内(土日祝のみ運行の市内循環レトロバス)、尾道国際ホテル、尾道ロイヤルホテルです。
うれしい観光施設入場料割引
「おのみちフリーパス」を提示すると、下記の観光施設で割引優待を受けることができます。
・尾道市立美術館 : 入館料50円引(特別展開催時は異なる)
・おのみち文学の館 : おとな300円→240円(中学生以下は無料)
・持光寺(にぎり仏) : 拝観料300円→200円、にぎり仏1500円→1300円
・浄土寺宝物館: おとな500円→450円、こども250円→220円
・おのみち映画資料館 : 入館料おとな500円→400円(中学生以下は無料)
・おのみち歴史博物館 : 入館料おとな200円→160円(中学生以下は無料)
・なかた美術館 : 入館料100円引(展示内容により異なる)
フリーパスを活用してぜひ、足を運んではいかがでしょうか。
尾道の町と瀬戸内海を一望!千光寺山ロープウェー
千光寺山ロープウェイは「山麓駅」と千光寺山頂の「山頂駅」を結んでいて、所要時間は3分間。午前9時から午後5時15分まで15分間隔で運行しています。千光寺公園は「恋人の聖地」に認定されています。山頂展望台は尾道の街に加えて瀬戸内海も見渡すことができる尾道の一番の絶景スポット。「夜景100選」にも選定されているデートスポットでカップルにおすすめ。尾道に到着してまず、ここを訪れて街並みを散策する、尾道を観光して最後に訪れる、どちらでも旅の感慨を味わうことができると思います。公園内ある「文学のこみち」は尾道ゆかりの作家、詩人25名の名作が自然石に刻まれています。世界的な建築家・安藤忠雄により設計された尾道市立美術館もおすすめです。
尾道 ホテル おすすめ
せっかく来たのだから尾道の町に一泊したいという人に尾道市内のおすすめのホテルを紹介します。
尾道国際ホテル
約200台駐車可能な大型駐車場を完備する尾道市内最大の多目的ホテル。尾道水道沿いに位置し、市内やしまなみの観光の拠点としても便利です。大型生簀のある「和食処四季亭」では瀬戸内の海の幸と調理人の技を楽しむことができます。
グリーンヒルホテル尾道
JR尾道駅より徒歩2分、1階が尾道港として賑わうシティホテルで、部屋から尾道水道の絶景を見渡すことができます。大きなガラス張りの店内から尾道水道を眺めつつ、ホテルシェフが振る舞う本格的なステーキ&シーフード料理を楽しめるレストラン「ハーバーカフェ」がおすすめです。
尾道の観光は基本は徒歩観光になりますが、ロープウェーに加えて1区間バスに乗車するだけで元を取ることができます。歩き疲れたからバスで移動しようかという時もパスがあれば便利です。尾道観光の時はぜひ「おのみちフリーパス」を買って活用しましょう。