大洗は茨城県中央部にある太平洋に面した港町。大洗フェリーターミナルは北海道の苫小牧を結ぶ商船三井フェリーの発着港です。近年はクルーズ船の誘致にも力を入れていて、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなすといったクルーズ船が寄港します。また漁業も盛んで産地直送の海の幸も楽しめます。フェリーの乗下船前後、クルーズでの下船観光、そして首都圏からの日帰り観光でも楽しめる大洗の厳選観光スポットを紹介します。
大洗フェリーターミナル
商船三井の北海道行きのフェリーは「大洗フェリーターミナル」を発着します。大洗港から北海道の苫小牧西港までを結ぶ大洗航路を運航しています。東京駅から大洗フェリーターミナルまでは直通バスが運行しています(2020年12月現在、新型コロナウィルス感染拡大防止のため運休)。また鉄道で移動する場合は常磐線の特急「ひたち」「ときわ」に乗車して水戸駅で下車、鹿島臨海鉄道に乗り換えて大洗駅下車します。大洗駅からは、大洗町循環バス「海遊号」が便利です。フェリーは夕方便と深夜便と1日2便運航しています。運航ダイヤは下記のとおりです。
夕方便
大洗(19:45発)→苫小牧(翌13:30着)
苫小牧(18:45発)→大洗(翌日14:00着)
深夜便
大洗(01:45)→苫小牧(19:45)
苫小牧(01:30)→大洗(19:30)
フェリー乗下船前に楽しめる 大洗 おすすめ観光スポット
「フェリーの旅」の魅力は何といってもマイカーやバイクも使って旅ができること。乗下船前後の時間を使って、海の幸を楽しんだり、観光をすることができます。
アクアワールド茨城県大洗水族館
アクアワールド茨城県大洗水族館は日本でもトップクラスの水族館。日本一を誇るサメの飼育種類数と国内最大クラスのマンボウの専用水槽が見どころです。館内は出会いの海ゾーン、暗黒の海ゾーン、世界の海ゾーン、ミュージアムゾーン、イルカ・アシカオーシャンライブ、アクアウオッチング・森と川ゾーン、出会いのデッキ、オーシャンゾーン、マーケットプレイスに分かれています。イルカショー、餌付けショー、ペンギンショーなどを見ることができます。
大洗海鮮市場
大洗港で水揚げされた新鮮でおいしい海産物を気軽に味わえるのが「大洗海鮮市場」。海鮮丼や定食はもちろん、購入したホタテやハマグリ、エビなどをその場で焼いてもらって食べることができる「浜焼き」も楽しめます。
大洗マリンタワー
大洗フェリーターミナルから近い高さが約60メートル、「大洗のシンボル」といえるタワー。3階の展望室からは太平洋を一望することができます。気象条件が良ければ遠くに富士山を見ることもできます。
国営ひたちなか海浜公園
4月にはスイセンやチューリップ、5月にはネモフィラ、秋にはコキアと四季折々の花々を楽しむことができます。園内には観覧車やジェットコースターといったアトラクションもあり、家族で楽しむことができます。
那珂湊おさかな市場
「那珂湊おさかな市場」は隣接する那珂湊港で水揚げされたばかりの魚介類がならんでいます。旬の海鮮料理や、大きく新鮮な魚介類が自慢の回転すしなど、港町ならではの「海の幸」を楽しむことができます。
ただフェリーの乗下船をするだけなく、観光スポットとしても魅力的な大洗。取れたての「海の幸」を楽しんでみてはいかがでしょうか。