最近、その良さがあらためて見直されている長距離フェリー。近年は設備も充実して、ホテルに滞在している感覚で乗船を楽しむことができます。フェリーの魅力はマイカーやバイクを航送して、現地で利用できること。普段乗り慣れた車やバイクで到着後、すぐに観光に出かけることができます。ここでは東京の有明にあるフェリー乗り場について紹介します。
東京港フェリーターミナル
概要
東京港フェリーターミナルは江東区有明にあります。延長902m、水深7.5〜8.5m、VAA、VAB、VAC、VAD の4バースがあって、そのうち長距離フェリーが発着するのはVACと呼ばれるバースです。首都圏と四国、九州などを海路で結ぶカーフェリー航路の首都圏の基地として整備されています。
東京港フェリーターミナルの施設
東京港フェリーターミナルビルは4階建ての建物。2階がチケットロビーで3階が待合ロビーになっています。売店、レストランなどはありません。
東京港フェリーターミナルへのアクセス
電車
りんかい線「国際展示場」駅 から徒歩約30分、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅 から徒歩約25分です。またオーシャン東九フェリーの乗船者向けに国際展示場駅から無料送迎車あります。
車
- 横浜方面(首都高速湾岸線)「臨海副都心線出口」利用
- 千葉方面(首都高速湾岸線)「有明出口」利用
- レインボーブリッジ(首都高速11号台場線)「台場出口」利用
海上バス
有明客船ターミナル(東京ビッグサイト発着所)から徒歩約25分です。
就航しているフェリー
オーシャン東九フェリーの徳島経由新門司行きのの航路が運航されています。スケジュールは次の通り。
下り
月・火・水・木・土曜日
北九州(新門司)19:00発→徳島 翌日09:20着/11:20発→東京(有明)翌々日05:30着
金曜日
北九州(新門司)19:00発→徳島 翌日09:20着/11:20発→東京(有明)翌々日06:00着
日曜日・祝日
北九州(新門司)18:00発→徳島 翌日09:20着/11:20発→東京(有明)翌々日05:30着(祝日は06:00着)
上り
月・火・水・木・土曜日
東京(有明)19:30発→徳島 翌日13:20着/14:20発→北九州(新門司)翌々日05:35着
金曜日
東京(有明)19:00発(祝日18:00発)→徳島 翌日13:20着/14:20発→北九州(新門司)翌々日06:30着
日曜日・祝日
東京(有明)18:00発→徳島 翌日09:20着/11:20発→北九州(新門司)翌々日05:35着(祝日は06:00)
使用されている船舶は「フェリーびざん」、「フェリーしまんと」、「フェリーどうご」、「フェリーりつりん」の4隻の船。船内は四国をイメージした内装となっています。
東京港フェリーターミナルでは生鮮食品や農林水産物が首都圏に、首都圏からは主に工業製品を海上輸送されています。マイカー旅行者の足としてだけでなく、物流の拠点でもあります。