日本史の教科書でもおなじみの金印が発見された志賀島。博多湾に浮かぶ島で、夏は海水浴でにぎわいます。「海の中道」で陸続きになっていて、西鉄バスやJR九州の香椎線が走っています。福岡市中心部の天神からのアクセスが最短になるのは実は福岡市営渡船です。
志賀島へのアクセス
福岡市営渡船を利用
福岡市営渡船は博多ふ頭と西戸崎、志賀島を結ぶ航路の他に博多ふ頭と玄界島を結ぶ航路、姪浜と能古島を結ぶ航路、姪浜と小呂島を結ぶ航路があります。「博多ポートタワー」や「博多港ベイサイドミュージアム」、海産物市場や飲食店等を併設した「ベイサイドプレイス博多」がある博多ふ頭から船は出ます。船の本数も多いです。
福岡市営渡船の時刻表
【志賀島 → 博多 方面】
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【博多 → 志賀島 方面】
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西鉄バスを利用
天神中央郵便局前(18A)から21A番(志賀島小学校前行き)のバスに乗車してで約60分ほどで志賀島に到着します。またJR博多駅から香椎線の西戸崎駅まで乗車して、西戸崎駅からバスに乗り継ぐ行き方もあります。
志賀島 観光スポット おすすめ
海の中道海浜公園
博多湾と玄界灘に囲まれた砂州状の地形「海の中道」にある国営公園です。四季折々の花々が一年を通じて咲き誇り、大芝生広場の奥にある小高い丘の花畑「花の丘」、子供の広場の中央にある「花桟敷」、屋根のない花の美術館をテーマにした「フラワーミュージアム」、その奥にある「バラ園」、西口そばにある「おもちゃ箱花壇」、虹の池・彩りの池周辺にそれぞれ広がる「虹の花壇」「彩りの花壇」、松林の林床に植えられた「あじさいの小径」と園内各所で色とりどりの花々に彩られます。特に120万本を誇るネモフィラは西日本最大級。200種類以上の品種があるバラも見ごたえ抜群で「インスタ映え」間違いなしです。手ぶらで行けるデイキャンプ場もあり、バーベキューなどができ、「ワンダーワールド」では、巨大トランポリン「くじらぐも“ふわんポリン”」やローラーすべり台などのアクティビティを楽しめます。小さな子供から大人まで、家族連れ、カップル、女子旅誰でも楽しめます。
海の中道海浜公園
営業時間: 3月1日~10月31日 9:30~17:30、11月1日~2月末まで 9:30~17:00
※イベント開催時、プール営業期間により変動あり
定休日 2月の第1月とその翌日
年末年始(12月31日~1月1日)
入園料金 大人450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下 無料
マリンワールド海の中道
「海の中道海浜公園」にあり、「対馬暖流」をテーマに平成元年(1989)に開館、平成29年(2017)にリニューアルしてテーマを「九州の海」に一新しました。「いつも新しい私になれる水族館」がコンセプト。パノラマ大水槽では九州各県を代表する約350万種類・3万匹の生物とその生息環境をリアルに再現、光、音響、プロジェクター投影を駆使して九州各地の多様な海を表現しています。「イルカ&アシカショー」は博多湾を借景にしたショープールで可愛いらしいイルカやアシカの演技を楽しめます。
マリンワールド海の中道
営業時間: 3~11月 9:30~17:30/12~2月 10:00~17:00
GW 9:30~21:30/ 夏休み 9:00~21:30
クリスマス 10:00~21:00
休館日 : 2月第一月曜日とその翌日
入館料 : 大人/2300円、高校生/2300円、中学生/1200円、小学生/1000円、幼児/600円
潮見公園
博多湾をはさんで広がる福岡市街を見渡すことができる展望公園「潮見公園」。博多港全体の眺望を楽しむことができて、夕景、夜景もきれいです。
金印公園
教科書でもおなじみの金印の発見場所とされる「金印公園」。公園の入り口には金印をかたどった記念碑「漢委奴國王金印発光之処」が建っています。園内には古代の志賀島を中心とした古代の地図、中国の古代史家、郭沫若の詩碑などがあり、能古島や玄海灘が一望でき、自然の中で歴史にふれることができます。
志賀島 グルメ おすすめ
「やすらぎ丸」
名物の「金印ドック」はステーキとイカが交互に挟まれたジューシー、かつボリューム満点のホットドックです。
営業時間 12:00~ 不定休
「中西食堂」
サザエがたっぷり入った「曙丼」もお薦めです。
営業時間:月、水~日、祝日、祝前日: 11:00~16:00
定休日:火
クイーンビートル 国内遊覧
「QUEEN BEETLE」はJR九州高速船が運航している博多と釜山を結ぶ高速船。現在、定期航路は全面運休していますが、国内遊覧コースを実施しています。2021年4月、5月のスケジュールは次の通りです。
福岡湾遊覧コース
海上から福岡タワーや志賀島、能古島を眺めることができる90分のショートクルーズ。ランチタイムとティータイムに運航。船内のカフェで飲食も楽しめます。
運航日 4/17、18、24、25、29、5/1、2、3、4、5、15、22、29
発着時刻 11:00発→12:30着、14:00発→15:30着
運賃
年齢区分 | スタンダードクラス | ビジネスクラス |
大人(中学生以上) | 4,400円 | 5,900円 |
小児(小学生) | 2,200円 | 3,700円 |
糸島沖遊覧コース
夕暮れ時の博多湾を周遊するコース。美しい夕日が見られるスポットが数多くある糸島半島沖を運航。船上から玄界灘に沈む美しいサンセットを眺めることができます。
運航日 4/3、4、10、11、17、18、24、25、29、5/1、2、3、4、5、15、22、23、29、30
発着時刻 17:00発→19:00着(5/23、30は18:00発→20:00着)
運賃
年齢区分 | スタンダードクラス | ビジネスクラス |
大人(中学生以上) | 5,500円 | 7,500円 |
小児(小学生) | 2,750円 | 4,750円 |
バスツアー参加がおすすめ
大手旅行会社のHISでは国内遊覧コースの実施に合わせて、バスツアーを企画しています。博多湾遊覧コースでは
- 福岡の人気パティスリー店パティスリージョルジュマルソーで人気のいちごパフェ「エリザベス」をビジネスクラスで楽しめるコース
- 昼食でHISオリジナル韓国料理の「機内食」を楽しめるコース
- 「クイーンビートル」乗船に加えて、オープントップバスでの博多市内観光&360度の絶景を楽しめるスカイ カフェ&ダイニング
ルフージュでの虹色ロールパフェ付ステーキランチを楽しめるコース
糸島沖遊覧コースでは
- 韓国のソウルフード、チキンを食べながらビールを飲む「チメク」を楽しみながら博多湾に沈む夕日を楽しめるコース
博多湾のクルージングに福岡の魅力や韓国のグルメを楽しめるコースが用意されています。ゴールデンウィークのプチ旅行におすすめです。
福岡市は九州を代表する都市ですが、市内でちょっと足を延ばすと自然を楽しむことが出来るのが魅力。志賀島への船が出る博多ふ頭は博多駅や天神からバスでアクセスも容易。志賀島への日帰り観光は船上から福岡市内の街並みを楽しめる渡船がおすすめです。