みなさま旅行や帰省など、移動の手段は何を使いますか?
車、電車、バス、飛行機、船旅など移動手段はさまざま。
その中で普段、LCCは利用されますか?
今やその驚きの安さで、年々需要が増えています。
今回はそんなLCCがどうして便利なのか?
基本情報から、その安さの理由もたっぷり紹介いたします!
1.そもそもLCCってなに?
日本でのLCC(ローコストキャリア)、いわゆる格安航空の始まりは1998年9月にスカイマークが羽田—福岡間を就航したことだと考えられています。
2015年のJTBによる調査では、LCCの国内利用率は22.5%。
今では国内線だけでなく、韓国・中国などの近隣アジアや、タイ・台湾・フィリピンなどの東南アジア、オーストラリア、ニュージランドへの航空便が存在します。
今後、需要が増えれば、米国やヨーロッパなど、範囲も広がっていくかもしれません。
2.格安航空会社の種類
国内線の主なLCCの航空会社は以下の5社です。
※AIR DO(エアドゥ)やスカイマーク、スターフライヤーはMCC(ミドルコストキャリア)と位置づける場合があります。
3.LCCって本当に安いの?
LCCを利用したことのない方にとって、どれだけ安いのかイメージしにくいですよね?
そこで国内線の1例で他の交通手段と比較してみますね。LCC、高速バス、新幹線の3つを比べてみましょう。
2017年7月29日(土)東京―大阪間を予約した場合の最安値。
LCC:6,490円 1時間30分 成田空港—関西空港(ジェットスター)
高速バス:3,300円 8時間 東京駅—大阪梅田(たびのすけ2号)
新幹線:13,620円 3時間2分 東京—新大阪(新幹線ひかり)
ご覧の通り、価格だけなら定番の高速(深夜バス)が3,300円と最安値。
ただし、「早く到着したい」「乗り物に乗っている時間は少ないほうがいい」という方のニーズにはLCCの1時間30分は魅力ではないでしょうか?
LCCは価格と時間などを合わせた、トータルのコストパフォーマンスに注目です。
4.どうしてLCCは安い? 3つの理由
LCCは2010年、「茨城—上海の往復4,000円キャンペーン」が話題を集めました。
では、どうしてLCCはこんな安い価格を実現できるのでしょうか?
その3つの理由を紹介します。
理由① 座席数が多い
「LCCは座席が狭い」とよく言われます。それは座席を多くすることによって収益を増やし、コスト削減を実現しているのです。
実際、国内などの移動であれば、乗っている時間が短いので、これは許容範囲という方が多いようですね。
理由② 受託手荷物の有料化
受託手荷物とは、機内に持ち込まない荷物のこと。
例えば先ほど例に挙げた、東京—大阪のジェットスターであれば、機内持ち込み(7kgまで)に加えて、10kg以内の受託手荷物を預ける場合はプラス1,850円。
こうしたオプションを選択できることで、運賃自体を安くしています。
理由③ 機内サービスの省略
他の航空会社との違いが機内サービス。
例えばLCCではドリンク、機内食の有料化(出ないケースもあり)、映画や音楽もない場合や、有料にするなど、サービスをオプション化することで低価格を実現しているのです。
いかがでしたか?
基本的な情報ですが、LCCの安さの秘密がわかったのではないでしょうか?
ぜひ、ご旅行の際はLCCを検討してみてくださいね。