熊本 八代 クルーズ寄港地 熊本城 震災からの復興 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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熊本 八代 クルーズ寄港地 熊本城 震災からの復興

投稿日:2018/12/05 更新日:

平成28年(2016年)熊本地震

2016年に熊本県、大分県に甚大な被害をもたらした地震はまだまだ記憶に新しいところです。熊本のシンボルといっても過言ではない熊本城も石垣の崩落など大きな被害を受けて、現在、復旧に向けて取り組みがなされています。熊本県内でクルーズ船の立ち寄る熊本港はもちろん、八代港からも寄港中に足を運ぶことができます。復興への足取りを着実に歩む名城の姿をご覧ください。

加藤清正が築いた名城

熊本城は「築城の名人」と言われた加藤清正が1607年に築きました。武者返しと呼ばれる石垣は熊本城の特徴のひとつです。下はゆるやかになっていて簡単に登れるように見えますが、上に向えば向かうほど反り返りが激しくなり、登ることができません。忍者も登ることができないということから「武者返し」という名前が付けられました。大天守、小天守は明治時代の西南の役で焼失しましたが、戦後、1960年に正確に外観を復元したうえで再建されています。宇土櫓は創建当時の姿を残しています。「第3の天守」といわれるように三層五階の櫓は他の城では天守に相当する規模です。キリシタン大名で関ヶ原の戦いで敗れて処刑された宇土城主だったの旧家臣をこの櫓の近くに置いたことにより、名づけられたという説があります。加藤家が改易された後は細川護熙元首相でもおなじみの細川家が入城して熊本藩54万石の居城として明治維新まで続きました。

現在の熊本城

平成30年12月現在、天守閣周辺を含めて多くの部分が立ち入ることができないところが現状です。しかし二の丸広場や加藤神社、その周辺から、天守閣や櫓等がご覧いただけます。お堀に沿って土手があり、遊歩道になっています。大天守、小天守、宇土櫓の姿をはっきりとご覧いただけます。離れた場所から見るからこそお城の雄大さを実感していただけるところもあります。大天守、小天守、宇土櫓を眺めながら散策してみてはいかがでしょうか。

熊本の味覚を楽しめる城彩苑

熊本城の麓の桜の馬場にある城彩苑では熊本の味覚と特産品を楽しめます。お食事処での食事、おみやげ処での食べ歩きや土産品の購入など「火の国 熊本」の食文化を堪能することができます。熊本城を見学した後は江戸時代の城下町の小路を再現したといわれる苑内をタイムスリップした気分で歩いてみてはいかがでしょうか。

熊本城へのアクセス

JRでは熊本駅から熊本城周遊バス「しろめぐりん」、もしくは路線バス。路面電車では熊本駅前電停から乗車して熊本城・市役所前電停で下車します。熊本港からはバスにのって約40分、終点の交通センターから下車して徒歩で行くことができます。また八代港からはクルーズ会社主催の寄港地観光ツアーで足を運ぶことができます。初めての熊本では必見の観光スポットです。

※写真は震災前の写真です。

熊本県に寄港するクルーズ

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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