日本を代表する観光地であり、多くの旅人の英気をやしなってきた静岡県の「伊豆」
ノーベル文学賞作家の川端康成も「伊豆はあらゆる風景の画廊である」と称えました。
その伊豆と首都圏を35年以上つなぐ特急列車が「踊り子」号です。
今年の7月21日にはラグジュアリーなクルーズ・トレイン「ロイヤルエクスプレス」の運行が始まりますがこちらは片道、最低25,000円(食事付き)とちょっと、手が出にくい贅沢。
今回はもっと気軽に、みんなが楽しめる「踊り子」号の魅力を紹介します。
1981年、急行「伊豆」と特急「あまぎ」に代わって公募で「踊り子号」と名付けられた。
99年からは湘南や伊豆のみかん畑をイメージした塗装に。
首都圏から伊豆まで乗り換えなし!
引用:「Life Designer」http://life-designer.jp/work-free-from-location/super-view-odoriko-express-stations-timetable-fee-reservation/
なんといっても魅力の一つは首都圏から終点・伊豆急下田までストレスフリーの乗り換えなしで、直通運転をしていること。
通常運行は東京、新宿、池袋や横浜などが中心ですが、季節によっては埼玉県の大宮や浦和、千葉の柏や我孫子からも運行しています。
東京駅から終点の伊豆急下田駅までは約2時間50分の旅です。発着駅はさまざまなパターンがあるので、事前に伊豆急やJR東海道本線のホームページで最寄り駅を調べることがお勧めです。
伊豆だけじゃない! ぶらり途中下車にも便利
踊り子号の特徴は停車駅が多く、観光地をたくさん選択できることです。
熱海や伊東、河津、三島や修善寺など、伊豆だけではなく、数多くの景勝地を回れるので、何度でもリピートしたくなります。いろんな角度からの富士山も楽しめます!
西伊豆・御浜岬。修善寺駅より東海バス戸田行き約50分終点下車、 東海バス土肥温泉行に乗り換え約5分「健康の森入口」下車徒歩約5分
葛城山ロープウェイ。伊豆長岡駅より伊豆箱根バス温泉北循環、または伊豆三津シーパラダイス行きバス約10分、「伊豆の国市役所前」下車徒歩約1分
料金は乗車券のほか、自由席や指定席、グリーン席によっても異なります。
例えば東京発、伊豆急下田駅の下車であれば、片道乗車券3,890円+自由席1,750円で5,640円です。
料金も時期によって変わる場合がありますので、乗車日の料金を調べておくことがお勧めです。
以下の表は目安の参考にしてくださいね。
引用:「Life Designer」
車窓からの風景を楽しもう!
2〜3月にかけて満開の河津桜が咲き誇る
雄大な相模湾と夕陽を眺めながら
写真:「JR伊豆」ホームページより http://www.jrizu.jp/train/shasou.html
伊豆を目指して走る列車の魅力は車窓からの風景です。
踊り子号は相模湾の雄大な眺望が広がり、時間や季節によっても違う顔を見せてくれる変幻自在。
朝日に輝くゴールドの海や、夕陽に染まるオレンジ、冬は月夜の海などの風情を堪能できます。
ぜひ一度、踊り子号で、心おどる旅を満喫してください。
続いて「スーパービュー踊り子」号を紹介します。