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【富山 高岡】 伝統工芸の町歩き おすすめ観光スポットとホテル情報~2024年版~ 【ノリッポ】

投稿日:2023/03/24 更新日:

2020年は北陸新幹線の開通五周年。新幹線の開通によって北陸地方へのアクセスは格段に向上しました。人気の観光スポットはやはり金沢ですが、富山県の高岡市も素敵な町。古くは越中国の国府が置かれていた場所。万葉集の時代には歌人大伴家持が国司として赴任、5年間の着任中に美しい自然のなかで数多くの優れた歌を詠み、万葉集に残しました。歴史情緒あふれる町並が今も残る高岡の魅力を紹介します。

瑞龍寺

瑞巌寺は高岡の開祖である加賀前田家2代当主前田利長の菩提寺であり、曹洞宗の名刹です。3代当主前田利常によって建立されました。山門、仏殿、法堂が国宝に指定されていて、総門、禅堂、大庫裏、大茶堂、回廊三棟が国の重要文化財に指定されています。寺院は江戸初期の禅宗寺院建築として高く評価されていて、加賀藩百万石の財力を感じることができる豪壮な伽藍です。

金屋町・石畳の家並み

金屋町は格子造りの家々が軒を並べるノスタルジックな雰囲気の風情ある町並で国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。500mにわたって続く石畳の道と格子造りの古い家並みが見事に調和していて、映画やテレビの撮影でも使用されています。金屋町は高岡鋳物発祥の地。江戸時代初期に加賀藩主前田利長が城下町高岡の振興策として鋳物造りを奨励したことに由来します。鋳物の製作体験ができる工房や錫アクセサリー作りといった高岡の伝統工芸を楽しめるお店もあります。

山町筋

山町筋は商家の土蔵造りの家が建ち並ぶ歴史ある町です。加賀藩主前田利長が高岡を発展させようと近隣の城下町から町人を招いて住まわせた町です。重厚かつ繊細な意匠をもつ土蔵造りの町家を中心に、洋風建築等の伝統的建造物が建ち並び国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。毎年5月1日に開催される高岡御車山祭では高岡が誇る工芸技術の装飾が車輪や高欄、長押(なげし)等に施された華やかな山車(やま)がこの町を練り歩きます。「高岡御車山会館」では一年を通じてその感動を味わうことができます。

高岡古城公園

加賀100万石の前田氏の第2代当主前田利長の隠居城として慶長14年(1609)に築かれました。城は二の丸、三の丸などの馬出郭が当時のまま残り、特に水堀はほぼ完全な形で保存されていて「日本100名城」に選ばれています。

雲龍山勝興寺

戦国時代は一向一揆の拠点となった寺院で、中世の城郭寺院の威容を誇っています。寛政7年(1795)に西本願寺本堂を模して建立された本堂をはじめ、12棟の建造物が国指定重要文化財に指定されています。「実ならずの銀杏」、「天から降った石」、「水の枯れない池」、「屋根を支える猿」、「魔除けの柱」、「雲龍の硯」、「三葉の松」の寺に伝わる七不思議が有名です。

雨晴海岸

「日本の渚百選」、「白砂青松百選」に選ばれている岩礁多く白砂青松の景勝の地。富山湾越しに眺めることができる標高3000メートル級の立山連峰の景色はまさに絶景。義経岩は義経一行が奥州平泉に向かう途中に雨に見舞われたときに弁慶が岩を持ち上げてその陰で雨宿りをしたという伝説があり、「雨晴」の名前の由来となっています。万葉集で大伴家持によって「渋谿(しぶたに)」と詠まれていて、古くからの景勝スポットであったことを窺い知ることができます。

おすすめの観光列車 ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)

高岡のおすすめホテル

ホテルクラウンヒルズ高岡

高岡駅を出てすぐのところにあるホテル。平日の夜カレーサービス、土日祝日のお茶漬けサービス、コーヒーの無料サービスが魅力。観光に便利なレンタサイクルもあります。館内には男女入替性の備中炭風呂もあって、足を伸ばしてゆっくりお風呂に浸かれます。

住所:富山県高岡市駅南5-3-3
アクセス:高岡駅より徒歩1分

ホテルニューオータニ高岡

高岡駅近くにあるホテルニューオータニグループのシティホテル。館内には洋食、和食、鉄板焼きなど6つのレストラン、カフェ、バーがあります。

住所:富山県高岡市新横町1番地
アクセス:高岡駅から徒歩5分

角久旅館

明治元年創業の歴史情緒あふれる老舗旅館。建物は白と黒を基調とした木造2階建ての和風建築で、館内には随所に古布ちりめん細工の作品が飾られるなど、和の趣たっぷり。それでいてリーズナブルでうれしい365日同一料金。

住所:富山県高岡市大手町12-11
アクセス:高岡駅から徒歩約7分

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take

ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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