1971年に全面開通した立山黒部アルペンルートは、富山県立山町の立山駅と長野県大町市の扇沢駅とを結ぶ山岳観光ルートです。立山連峰の景観を望む立山ロープウェイ、全線地下式のケーブルカー、黒部ダム建設に用いられたトンネルを通るトロリーバス、国内一の堤高を持つ黒部ダムの堰堤上の徒歩での移動など、雄大な景観と四季折々の自然を楽しみながらさまざまな乗り物を乗り継いで移動します。6つの乗り物を乗り継いで通り抜けるとあって、移動の最大の問題点は荷物。バスツアーなら荷物をバスに預けて身軽に移動することができます。
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立山・黒部アルペンルートを訪ねるバスツアー
立山黒部アルペンルートと世界遺産白川郷・飛騨高山2日間
立山黒部アルペンルートに加えて、合掌造りの建物が残っていて、昔ながらの美しい景観などが評価されて五箇山とともに世界遺産に登録されている白川郷と江戸時代にさかのぼる木造の商家が立ち並ぶ情緒あふれる高山を訪ねます。宿泊地は富山。夕食はズワイガニ(足)や甘海老など日本海の幸を満喫できるバイキングです。
立山黒部アルペンルートと黒部峡谷鉄道・トロッコ列車&富山の秘湯・おがわ温泉2日間
このコースでは立山黒部アルペンルートに加えて、黒部峡谷鉄道でトロッコ列車に乗車します。乗車区間は宇奈月駅から鐘釣駅まで。鐘釣駅の周辺では約40分間の散策時間があります。展望台から黒部万年雪を眺めることができます。河原露天風呂で足湯を楽しむこともできます。宿泊は北アルプスの山々に囲まれ、川沿いにひっそりと佇む秘湯の温泉宿小川温泉元湯おがわです。
立山黒部アルペンルートのおすすめ
迫力満点!黒部ダム放水
6月26日~10月15日(予定)の間、黒部ダムでは観光放水が行われます。放水は黒部峡谷の景観維持を目的に行っています。毎秒10t以上の水が霧状となり放水している様子は圧巻。運が良ければ、放水にかかるきれいな虹を楽しむことができます。
日本最高所の駅 室堂
標高約2450mに位置する室堂は立山黒部アルペンルートの最高地点であるだけでなく、JRや私鉄も含めて日本で一番高い所にある駅です。高さ20mに迫る雪の大谷や、「北アルプスで最も美しい火山湖」と言われるみくりが池など迫力満点の自然を楽しむことができます。
個人旅行の場合、ルートの都合上、自家用車で観光は困難。また荷物を抱えながら多く乗り物を乗り継ぐのも大変です。立山黒部アルペンルートにプラスアルファの観光スポットを訪ねることができるのもバスツアーならではの楽しみです。