2024年は熊野古道を含む世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年の記念の年。毎年8月に行われる熊野の夏の風物詩「熊野大花火大会」が今年も開催されます。そこで「熊野大花火大会」の歴史と見どころ、花火大会に行くバスツアーを紹介します。
熊野大花火大会の歴史
熊野大花火大会の起源は、お盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げ、その花火の火の粉で灯籠焼を行ったのが始まりといわれています。はっきりとした記録は残っていないですが、250年から300年前から始まり、現在に引き継がれています。
熊野大花火大会の見どころ
鬼ヶ城大仕掛け
熊野大花火大会のフィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛け」。
国の名勝・天然記念物で世界遺産にも登録されている鬼ヶ城の岩場や洞窟を利用した仕掛花火です。中でも鬼ヶ城の岩場に、8号から二尺玉までの花火玉を直に置いてそのまま爆発させる大迫力の「鬼ヶ城大地爆」は、花火玉地爆音に加えて、岩場での反射音や洞窟での響鳴音も加わり大迫力を演出しています。
花火が轟音をとどろかせながら七色の花を空に咲かせる迫力満点の光景を眺めることができます。地震並みの激しい振動が発生して、爆音とともに振動も体感できます。
三尺玉海上自爆
熊野灘の沖合に浮かべた鉄骨製のいかだに、重さ250kgの三尺玉を設置してそのまま爆発させます。その迫力はまさに”轟音”直径600mに広がる大迫力の美しさを楽しめます。
海上自爆
全速力で走る船から、海に向かって点火した花火玉をつぎつぎと投げ入れます。海上で半円形の花が次々と咲く光景は圧巻。
観客の目の前で花火の火の粉が全速力で走る船を追いかけるように開く様子は花火vs船の追いかけっこを見ているようで、スリル満点です。
熊野大花火大会2024 開催概要
開催日
2024年8月17日(土)19:00頃~21:00頃まで
※予備日:8月18日(日)、22日(木)、28日(水)
開催場所
三重県熊野市七里御浜海岸
アクセス
電車
JR名古屋駅からJR特急「南紀」で熊野市駅まで約3時間
JR新大阪駅からJR特急「くろしお」で新宮駅まで約4時間、新宮駅から普通列車で熊野市駅まで約40分
車
名古屋方面から
東名阪自動車道[亀山JCT]⇒伊勢自動車道[勢和多気JCT]⇒紀勢自動車道[紀伊長島IC]⇒熊野尾鷲道路[尾鷲北IC]⇒熊野大泊ICから国道42号を熊野市方面へ
大阪方面から
名阪国道/国道25号経由
阪神高速[松原JCT]⇒西名阪自動車道[天理IC]⇒名阪国道[伊勢関IC]⇒伊勢自動車道[勢和多気JCT]⇒紀勢自動車道[紀伊長島IC]⇒熊野尾鷲道路[尾鷲北IC]⇒熊野大泊ICから国道42号を新宮市方面へ
名神高速道路経由
阪神高速[豊中JCT]⇒名神高速[草津JCT]⇒新名神高速[亀山JCT]⇒伊勢自動車道[勢和多気JCT]⇒紀勢自動車道[紀伊長島IC]⇒熊野尾鷲道路[尾鷲北IC]⇒熊野大泊ICから国道42号を新宮市方面へ
「熊野大花火」に行くバスツアー
「熊野大花火」大会の会場のある熊野氏は宿泊施設が少なく、宿の確保は困難。マイカーで向かう場合も交通規制もかかり、駐車場探しに手間取ったりします。バスツアーだとこうした心配からも解放されます。プロのドライバーが運転するバスに乗って現地へ移動、席も確保しているので、混雑知らずで会場に移動することができます。
【梅田発】★約1万発の花火が世界遺産を美しく染める!★打ち上げ場所間近★大迫力の海上大花火!爆風と轟音で会場を圧巻!観覧席から見る「熊野大花火大会」2日間<夜行・車中泊>