世界有数の花大国、オランダ
日本からもKLMオランダ航空の直行便が成田、関空から発着しているオランダの首都、アムステルダム。市内には網の目のように運河が張り巡らされています。アムステルダムからはクロワジー・ヨーロッパやクリスタル・ドビュッシーなどライン川クルーズの船が発着します。クルーズ乗船の時は前泊、後泊をする人も多いと思います。オランダといえば春先のキューケンホフ公園のチューリップを思い浮かべる人が多いと思います。花材の豊富さと質の高さでは世界でもトップレベル。フラワーアレンジメントでもオランダスタイルは大変有名です。花を買って帰るのは難しいけれど市場に並ぶ美しく色鮮やかな花々を見るだけでも気持ちが癒されます。そんなアムステルダムの花市場について紹介していきます。
https://www.holland.com/jp/tourism/destinations/amsterdam/floating-flower-market-jp.htm
シンゲルの水上花市場
シンゲルの花市場は世界遺産に登録された環状運河地区にあるシンゲル運河にあります。花市場の歴史は古く1862年に開業しました。当時、花卉栽培農家はアムステル川を通って商品をバージ船という船で市の中心部に運搬していました。市場は固定されたバージ船から成っていて温室が設置されています。花市場は月曜日から土曜日まで営業されていて一年を通じてチューリップ、水仙、ユキノハナ、カーネーション、スミレ、シャクヤク、蘭などの花が売られています。さらに、観葉植物、ハーブ、種や球根も販売されています。
https://www.holland.com/jp/tourism/destinations/amsterdam/floating-flower-market-jp.htm
世界最大のアールスメール花市場
アムステルダムか中心部から車で約20分。園芸に従事している人ならば誰でも知っているのが世界最大の花市場、アールスメール花市場です。オランダは世界の花市場の約6割を占めているといわれていて、中でもアールスメールの花市場は約4割を占めているといわれています。総面積が88,000㎡、一年間に扱う花は125億本といわれています。お花が好きな人はクルーズの前後、特に後泊する場合は帰国前にぜひ足を運んでスケールの大きさを実感してください。月~水、金曜日が朝7時から11時まで、木曜日が朝7時から9時まで開いています。
海運国家として栄えた運河の国オランダではクロワジーヨーロッパをはじめ、色々なクルーズのコースが用意されています。比較的カジュアルな雰囲気で乗船できる船が多いのも特徴。高速鉄道タリスをはじめ、鉄道網も発達していますが、荷物を船内に置いて観光を楽しめる、食事もついているのがクルーズの良さ。特に海外で困る夕食場所を自分で探す煩わしさがありません。個人旅行にリバークルーズはお薦めです。