温泉は子連れ・ファミリー・家族の旅行でも人気のテーマ。日本列島には各地に素晴らしい温泉地が点在しています。三朝温泉は世界有数のラジウム泉で健康面でも注目が高まっている温泉地。そんな三朝温泉の魅力とおすすめ旅館、そして周辺観光情報を紹介します。
三朝温泉の魅力
概要
三朝温泉は「三たび朝を迎えると元気になる」ことから温泉の名前が名付けられたといわれています。平安時代末期に源義朝の家臣・大久保左馬之祐が三徳山に参詣中に年老いた白い狼を救ったところ、妙見菩薩が現れて、お礼に温泉の場所を教えてくれたとの伝承が残されています。青御影石で造られた純和風の三朝橋を中心に温泉情緒溢れる昭和レトロな街並みが続きます。
効能
高濃度のラドン含有量を誇る世界屈指のラジウム泉。ラドンは体に浴びると新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まります。 吸うこと、飲むことで抗酸化機能が高まり、老化や生活習慣病の予防に役立ちます。さらにミネラルを豊富に含んでいますので、飲泉にも最適です。
三朝温泉のおすすめ旅館・ホテル
三朝館
日本庭園にある「庭の湯」「滝の湯」では、流れ落ちる滝が眺められる大浴場や露天風呂、女性限定サービスのバラ風呂(毎日 15:00~22:00)など12種の異なるお風呂を自家源泉掛け流しで楽しめます。貸切露天風呂も2つあってプライベート感たっぷりにゆったりと寛げます。
住所:鳥取県東伯郡三朝町山田174
アクセス:JR倉吉駅下車、三朝温泉行きのバスで約15分
三朝温泉 依山楼岩崎
大正9年創業。皇室をはじめ数々の文人墨客に愛され続けてきた老舗旅館。野趣あふれる「左の湯」と昭和レトロな「右の湯」からなる回遊式大庭園露天風呂「山の湯」では大小あわせて12種類のお風呂を楽しめます。また貸切露天風呂も完備しています。
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝365
アクセス:JR倉吉駅下車、三朝温泉行きのバスで約15分
三朝薬師の湯万翆楼
自家源泉3本からなる源泉100%のお湯により、浴場ごとに様々な泉質を楽しめます。総料理長が自ら厳選した旬の食材を活かした会席料理が魅力の料理自慢の宿です。
住所:鳥取県東伯郡三朝町山田5
登録有形文化財の宿 木屋旅館
清流三徳川に面した明治元年創業の老舗旅館。全館が国指定登録有形文化財。男女別の大浴場に加えて、2つの貸切湯(1つは飲泉コーナーあり)、ミストサウナ、岩盤浴があって、バリエーション豊かな温泉を楽しめます。館内はレトロな雰囲気です。
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝895
国登録有形文化財 旅館大橋
昭和7年創業。建物が国指定登録有形文化財に指定されている趣たっぷりの「文化財の宿」。自家源泉は5本を有する源泉かけ流しの温泉を楽しめます。お風呂は「巌窟の湯」と「湯処せせらぎ」があります。「巌窟の湯」は3つの湯船があり、1つは三朝温泉唯一のトリウム泉、「湯処せせらぎ」は檜風呂、露天風呂、内風呂があり、露天風呂では三徳川のせせらぎを楽しめます。
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝302-1
おすすめの周辺観光スポット:倉吉白壁土蔵群
白い漆喰壁に黒の焼き杉板、そして屋根には赤い石州瓦の建物が続く町並み。国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています。
漆喰は防水の役目を果たし、焼き杉板は耐火性と風雨からの耐久性を高めるために用いられています。赤い瓦は、山陰地方の風土の一つで、島根県石見地方の石州瓦を起源とします。 焼成温度が1200℃以上と高いため、凍害に強いのが特徴です。
蔵や町家をリノベーションしたショップやカフェ、工房もあってショッピングを楽しめます。
まとめ
昔から湯治場として栄えてきた三朝温泉。健康志向の高まりとともに、あらためてその魅力が注目されています。温泉を楽しみながら健康を見つめなおすには最適。家族・ファミリーの温泉旅行の参考になると幸いです。