フェリーの旅の魅力は自家用車やバイクを預けて目的地まで行くことができること。現地到着後、日ごろから乗り慣れた車やバイクで観光できるのは安心です。最近のフェリーは船内設備が充実していて、まるでリゾートホテルに滞在しているような気分で快適な船内での滞在を楽しめます。雑誌「クルーズ」(海事プレス社)が選出する「フェリー・オブ・ザ・イヤー」の常連になっているのが「太平洋フェリー」。太平洋フェリーでの船旅について紹介します。
太平洋フェリーの概要
太平洋フェリーは2020年が創立50周年。名古屋~仙台~苫小牧間を運航しています。苫小牧~仙台間は毎日運航、仙台~名古屋間は隔日運行です。運航ダイヤは以下の通り
苫小牧 19:00発/ 仙台 翌日10:00着
仙台 19:40発/ 苫小牧 翌日11:00着
仙台 12:50発/ 名古屋 翌日10:30着
名古屋 19:00発/ 仙台 翌日16:40着
3隻の船で運航していて、どの船で運航するか下記公式サイトに掲載されています。
https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/koro/schedule.html
太平洋フェリーの使用船舶
太平洋フェリーは3隻の船を所有していて、それぞれにデザインコンセプトが定められています。まず「いしかり」は「エーゲ海の輝き」がコンセプト。エーゲ海のきらめく青い海と空、白壁の家々を思わせる明るい船内が特徴です。「きそ」は「南太平洋のしらべ」がコンセプト。南太平洋のリゾートホテルのように優雅で洗練された豪華船です。「きたかみ」は「SPACE TRAVEL」がコンセプト。宇宙船をイメージした白色に様々な光の演出が映える新感覚フェリーです。「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」のフェリー部門で太平洋フェリーの船は28年連続で第1位を受賞。ハイクオリティな船内サービスを提供し続けています。大海原を眺めながらゆっくりと入浴できる展望大浴場、大きな窓から広大な海が一望できる展望通路「プロムナード」がそれぞれの船に設けられています。「いしかり」「きそ」には様々なジャンルのアーティストによる華やかなラウンジショーや映画を楽しめる本格的なラウンジステージ、ピアノステージがあるスタンドが設けられています。
多彩な運賃設定
太平洋フェリーでは、ご乗船日の28日前までの予約・購入で、最大で50%割引になる「早割」、和・洋の味が楽しめる モーニングバイキングがついた「クルーズパック」、仙台~名古屋間限定のマイカープラン、全食事がセットになった「片道フルパック」といった割引プランをはじめ、インターネット割引、往復割引、学生割引、JAF会員割引などを扱っています。
フェリーは「GO TO トラベル」の対象。旅行先では交通機関の利用などをできるだけ避けたいのか、自家用車とともにクルーズに乗船する人が増えてきているようです。