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クルーズ発着地 ヴェネチア 見逃せない観光3選

投稿日:2019/04/05 更新日:

地中海やアドリア海のクルーズの発着地ヴェネチア。運河が縦横に走る水の都です。中世にはヴェネツィア共和国の首都として盛え、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などと形容される街です。クルーズ乗船前、また下船後の観光の見どころもいっぱい。この記事では初めてヴェネチアを訪ねる人にとって絶対に外せない観光について紹介していきます。

ヴェネチアの中心 サンマルコ広場

ヴェネツィアの中心となるのが玄関口となるのが本島の湾に面したサン・マルコ広場。サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、コッレール博物館、新政庁、時計塔に囲まれたこの広場は世界で最も美しい広場ともいわれ、世界から観光客が集まります。サンマルコ広場の見どころは次の2か所です。

ドゥカーレ宮殿

ドゥカーレ宮殿は共和国の総督邸兼政庁として8世紀に創建されました。その後火災などにより現在残されている宮殿は15世紀に改修されたものです。外観はゴシック風のアーチが連続していて、細やかな装飾が施されています。内部で特に有名なものは世界最大の油絵と言われているヴェネツィア派を代表する画家ティントレットが描いた「天国」です。

休館日// 1月1日、12月25日
営業時間// 4月1日~10月31日:8時30分~19時、11月1日~3月31日:8時30分~17時30分(11/1~3/31)

サンマルコ寺院

9世紀にベネチアの商人がアレキサンドリアから聖マルコの遺体を持ち帰り、この聖マルコの遺体を安置するために建設された教会です。正面の入り口上部に掲げられている4頭のブロンズの馬像は紀元前400年ころの作品。十字軍が13世紀にコスタンテイノープルより持ち帰ったものです。建物の内部はモザイク画で装飾されていて、一番奥の主央祭壇の後ろには「パラ・ドーロ」と呼ばれる黄金の祭壇画があります。東ローマ帝国の影響を受けたビザンチン様式の建物ですがその後の改修によってロマネスク、ゴシック、ルネッサンス様式と様々な建築様式が取り入れられています。

営業時間:9時30分~17時

アカデミア美術館

アカデミア美術館では14世紀から18世紀までのヴェネツィア派絵画を中心に、トスカーナ派の作品が展示されています。主な作品はベリーニ「聖母マリア」、ジョルジョーネ「テンペスタ」、ティントレット「聖母マリア」などです。

休館日//1月1日、5月1日、12月25日
開館時間//月曜:8:15~14:00
火曜~日曜:8:15~19:15

ゴンドラに乗ろう!

ヴェネチアで必ず体験していただきたいのがゴンドラ乗船。運河沿いに美しい建物が立ち並んでいる「カナル・グランデ」などを船上から眺めてみてはいかがでしょうか。ゴンドラ乗り場はヴェネツィア本島内で10箇所以上あります。乗り場によってコースが変わります。ゴンドラ乗船の際には、規定のゴンドラ乗り場に行き、コースや料金を訪ねて乗船します。

またオペラファンにお勧めなのがフェニーチェ劇場。日本でもおなじみのヴェルディに「椿姫」、「リゴレット」はこの劇場で世界初演されました。その他にもロッシーニやストラヴィンスキーの作品もこの劇場で世界初演を遂げている由緒あるオペラハウスです。オペラが好きで前後泊される方は、ぜひ公演スケジュールを確認してみてはいかがでしょうか。

フェニーチェ劇場公式サイト

 

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take

ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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