異国情緒あふれる神戸は港町ならではの景観やレトロな異人館など、お洒落なスポットが盛りだくさん。三宮はJRに加えて阪神電鉄、阪急電鉄、地下鉄、ポートライナーが乗り入れる神戸の一大ターミナル。交通の要所ということもあって三宮発の日帰り・宿泊バスツアーが多く組まれています。記事では三宮発の日帰り・宿泊バスツアーのおすすめスポット、おすすめツアーを紹介します。
三宮発 日帰り・宿泊バスツアーの魅力
三宮発の日帰り・宿泊バスツアーの大きな魅力は何といっても移動が楽ということではないでしょうか。公共交通機関ではアクセスが不便な場所でも「バスツアー」なら直行することができます。またマイカーで行く場合、カーナビが普及しているとはいえ、慣れない道の運転でありがちなのが道迷い。道に迷って、大幅に時間をロスすることも少なくないです。道路事情にも精通した「運転のプロ」が運転する「バスツアー」ならそんな心配もありません。また自分で運転しなくてもいいので、日本酒やワインといったアルコールも飲むことができます。バスで移動する日帰りバスツアーはもちろん交通費込み。食事代金やツアーで立ち寄るスポットの入場料なども含まれていてとってもお得。宿泊バスツアーでは宿泊代金も含まれているのでとってもお得に、手軽に安心して「プチ旅行」を楽しめるのが魅力です。
三宮発 日帰り・宿泊バスツアー 集合場所
三宮発のツアーの集合場所は三ノ宮東遊園地内北側。H.I.Sやクラブツーリズム、阪急交通社などのバスツアーの集合場所になっています。ピークシーズンには複数のバス会社、複数のツアーが発着することも。間違えて別のツアーに参加することがないよう、要注意ですね。
三宮発の日帰り・宿泊バスツアー 人気のテーマ
では東京発の宿泊バスツアーではどんなことが楽しめるのでしょうか。東京発の宿泊バスツアーでは次のようなテーマで旅を楽しむことができます。
旬の味覚満載!グルメツアー
三宮発の日帰り・宿泊バスツアーではブランド牛のステーキや、カニやフグ、アワビといった目の前の海でとれた新鮮な海の幸、ケーキからメロンをはじめとした各種フルーツ盛り合わせといったスイーツや地域の人々に長年愛され、親しまれ、そして外からやって来た人たちも魅了するご当地グルメ、伝統的な郷土料理など様々なグルメを楽しむことができます。特に「食べ放題」のツアーではその地域自慢の海の幸やご当地の名産品など、美味しいものを思う存分満喫できて食欲を満たしてくれます。特に冬の三宮発のバスツアーでは日本海側のブランドガニの旨味を堪能することができます。
季節のフルーツ狩り
三宮発の日帰り・宿泊バスツアーでは農園で季節のフルーツ狩りを楽しめます。毎年1月から5月を中心とした「イチゴ狩り」、6月の終わりから8月の終わり頃にかけての「桃狩り」、8月から10月にかけての「ぶどう狩り」、8月中旬から10月下旬にかけての「梨狩り」、9月から11月にかけての「りんご狩り」、10月の半ばから1月の終わり頃までの「みかん狩り」といった農園で季節のフルーツを自分たちで収穫できるツアーです。同じ果物でも時期によって収穫できる品種が異なっていて、異なる品種の味覚を味わうこともできます。収穫した果物は持ち帰って家で食べることもできますが、その場で食べることもできます。
季節の花・紅葉
日本には春夏秋冬の四季があり、それぞれの季節が自然の風景を彩り、美しい景観を楽しませてくれます。梅や桜、芝桜、バラ、菜の花、ネモフィラ、チューリップ、あじさい、ラベンダー、ひまわり、コスモスといった春から秋にかけての花々、そしてイチョウや楓の紅葉など色彩豊かな自然の風景を眺めながら日常を忘れたひと時を過ごすことができます。花の名所は公共交通機関でのアクセスがあまり良くないところも多く、「バスツアー」ならではのメリットも活きてきます。
温泉・スパ
温泉は人気の宿泊地。三宮発の日帰り・宿泊バスツアーは温泉地に宿泊して、地域の食材をふんだんに使った食事と温泉を楽しめるコースが多いです。特に秋から冬にかけては温泉のぬくもりが心地よいもの。日常を忘れたひと時を過ごせること間違いなしです。冬場は温泉地でブランドガニを食べるコースもあり、湯浴みに加えてグルメも楽しめます。
四季折々の自然景観
三宮発の日帰りバスツアーでは「インスタ映え」しそうなきれいな景色を楽しめる絶景スポットを訪ねるコースもたくさんあります。展望台や展望デッキを訪ねて、自然によって育まれた神秘的でダイナミックな風景を堪能して、日常を忘れたひと時を過ごすことができます。絶景スポットまではロープウェーやケーブルカーなどに乗って移動することもあります。美しい景観を楽しみながら「空中散歩」も楽しめるコースもあります。
文化・芸術
三宮発の日帰り・宿泊バスツアーでは由緒ある寺社仏閣や城郭、歴史情緒溢れるノスタルジックな城下町、門前町、宿場町、伝統工芸の産地などを訪ねたりします。さらに庭園や博物館・美術館、古い町並みと調和したアートが楽しめる場所などを知的好奇心をくすぐるスポットを訪ねます。
三宮発 日帰り・宿泊バスツアー おすすめスポット10選
大塚国際美術館
大塚国際美術館は常設展示面積約30000㎡、鑑賞ルート約4㎞という国際最大級の展示スペースを有する、そして世界で類を見ない、「陶板名画美術館」。世界26カ国、190余の美術館が所蔵する古代から現代までの西洋名画1,000余点を、原寸大で陶板の上に忠実に、かつ最新技術を駆使して「本物を、より本物らしく」再現して展示、日本にいながら世界の美術を堪能することができます。
鳥取砂丘
南北2.4km、東西16kmに広がる日本最大級のスケールを誇る鳥取砂丘。大自然によって創り出された圧巻の景観に加えて、鳥取砂丘の砂と水だけを使用して制作された、砂の彫刻を展示する世界で唯一の美術館「砂の美術館」や資料館、アスレチックなどを楽しめます。三宮発のバスツアーは日帰りが中心。白砂青松の美しい砂浜や複雑に入り組んだリアス式海岸浦富海岸のクルーズや近年、恋人の聖地として注目されている神話「因幡の白兎」で有名な白兎神が祀られた白兎神社などを訪ねるコースがあります。
城崎温泉
720年に温泉が湧出して開かれたと言われる約1300年の歴史を誇る温泉地城崎温泉を訪ねるコースが人気。「城の崎にて」の作者、志賀直哉や有島武郎をはじめ、多くの文人に愛されてきました。城崎には23箇所の文学碑があり、文豪ゆかりの地に建てられた文学碑をたずねる「文学碑めぐり」も楽しめます。趣の異なった外湯と呼ばれる7つの共同浴場を楽しめます。冬は城崎温泉の旅館でカニ料理も楽しめるコースが多いです。
伊勢神宮
「日本人のこころのふるさと」伊勢神宮。正式名称は「神宮」。天照大御神を祀った内宮(皇大神宮)と豊受大御神を祀った外宮(豊受大神宮)が有名ですが、その他にも大小さまざまな社が伊勢志摩地域に点在していて、全てで125社から成る神社です。今から約2000年前、大和から皇祖神・天照大御神の御杖代として旅した倭姫命(やまとひめのみこと)が、五十鈴川のほとりに皇大神宮を定めたことが始まりとされています。その約500年後、天照大御神の食事を司る神をまつったのが豊受大神宮です。
伊勢神宮では「外宮先祭」と言う習わしがあります。祭事の多くは外宮から先に執り行われる事がほとんどで、参拝についても外宮を先に参拝してその後、内宮を参拝するべきとされています。外宮、内宮ともに正宮と別宮がありますが、正宮を先に参拝するのが習わしとされています。なぜ、外宮から参拝するのかは天照大御神が外宮を先に参拝してから、内宮へ参拝することを自ら告げたことによるとされています。また参道を歩くときは外宮が左側通行で内宮が右側通行とされています。
伊勢神宮内宮門前町の真ん中にあって江戸から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されている「おかげ横丁」は美味しさもいっぱい。グルメやショッピングも楽しめなます。三宮発のバスツアーは日帰りが中心。体験型ふれあい水族館「伊勢シーパラダイス」や夫婦岩・二見興玉神社といった風光明媚な伊勢・志摩地方の見どころを巡ります。
立山・黒部アルペンルート
立山黒部アルペンルートは、富山県立山町の立山駅と長野県大町市の扇沢駅とを結ぶ山岳観光ルートです。立山連峰の景観を望む立山ロープウェイ、全線地下式のケーブルカー、黒部ダム建設に用いられたトンネルを通るトロリーバス、国内一の堤高を持つ黒部ダムの堰堤上の徒歩での移動など、雲上に広がる立山黒部の雄大な景観と四季折々の自然を楽しみながらさまざまな乗り物を乗り継いで移動します。見どころ尽きない立山黒部アルペンルートの中で特に人気の高いスポットは次の3か所。
室堂
室堂は標高2,450mに位置している立山黒部アルペンルートの中心地です。目の前には剱岳、立山三山をはじめとする3,000m級の雄大な山々を一望することができます。立山火山の火山湖である「みくりが池」、火山活動を目の当たりにすることができる「地獄谷」を見ることが出来ます。立山室堂は日本最古の山小屋といわれています。1980年代までは実際に山小屋として使用されていました。解体修理の際の発掘調査で12世紀の宗教的な遺物が発見され、更に15世紀頃に建てられた建物の礎石も確認されています。古くから僧侶や修験者による宗教活動と思われます。特に「大谷」は世界有数の豪雪地帯。その深さは20mを超えることもあります。ここを通る雪を除雪してできる雪の壁の区間が有名な「雪の大谷」。アルペンルート全線開通直後の4月中旬~6月中旬にかけて開催される「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」ではダイナミックな雪の壁の中を歩くことができる「雪の大谷ウォーク」や「雪の回廊」など大自然の営みを感じることができるイベントが盛りだくさんです。
ラムサール条約登録地の湿原 弥陀ヶ原
弥陀ヶ原は約10万年前に立山の火山活動で噴出した多量の軽石や火山灰などで出来た立山の西斜面に広がる溶岩台地です。標高1,600mから2,000m、東西4km、南北約2kmにわたる高原です。中央部には高山植物の草原や湿地帯が分布していて大日平や称名滝とともに2012年にラムサール条約に登録されました。11月から翌年7月ごろまで雪に覆われています。秋の紅葉の時期には赤や黄色の絵葉書のような美しい景色を楽しむことができます。
日本一の高さのダム 黒部ダム
通称「くろよん」と呼ばれる黒部ダム。昭和31年(1956)着工して7年の歳月と建設当時の費用で総工費513億円をかけて完成しました。一番の見どころは高さ186m、長さ492 mの堤から行われる放水。毎秒10トン以上の水が日本一の高さから噴き上げる光景は迫力満点。晴れた日には水しぶきに光が乱反射して、キラキラした虹を見ることもできます。特に外階段の最終地点にある展望広場「レインボーテラス」では、放水の勢いによって風が噴き上がる、ミストシャワーを体感することができます。黒部湖遊覧船「ガルベ」は30分かけて黒部湖を一周。目の前に迫る北アルプスを見あげながら、雄大に広がる黒部の大自然を気軽に満喫することができます。黒部ダムレストハウスの「黒部ダムカレー」はエメラルドグリーンの黒部湖をイメージした緑色のルーが特徴。色合いを出すため、「ほうれん草ペースト」を使用しています。
世界遺産・白川郷
白川郷は、現在の岐阜県大野郡白川村荻町地区を指す地域の古い地名。白川郷と五箇山にある3集落(荻町・菅沼・相倉)が「白川郷と五箇山の合掌造り集落」として1995年に世界遺産登録されました。集落は山ひだが険しい地域となっており、その急斜面地の間を縫うように庄川が流れ、その流域に集落が形成されています。この地域は日本有数の豪雪地帯で、冬季は周囲との交通が遮断されていました。現在、3集落で合わせて88棟の合掌造りの家屋が残ります。合掌造りは、釘を1本も使うことなく、2本の材木を逆V字に組み合わせて作る家屋です。雪が滑り落ちるように茅葺き屋根は60度もの急勾配になっています。一軒に20~30人もの大家族が住み、屋根裏の2~3層は、養蚕の作業場となっています。日本の原風景である農村と人々の営みを感じることができます。
飛騨の小京都・高山
高山は江戸時代の歴史と伝統が今も息づく町。国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「古い町並み」は商人町として発達した上町、下町の三筋の町並み。出格子が連なる軒下には用水が流れていて、造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり町家の大戸や、老舗ののれんが連なっています。郷土料理が味わえる飲食店をはじめ、味噌や伝統的工芸品、民芸品、駄菓子など買い物スポットが建ち並んでいます。「陣屋前朝市」と「宮川朝市」では民芸品や新鮮な野菜や果物などを買い求めることができます。国指定史跡の「高山陣屋」は日本で唯一主要建物が現存する代官・郡代役所です。
上高地
長日本を代表する山岳リゾート。手つかずの自然が多く残り、国の「特別名勝」ならびに「特別天然記念物」に指定されています。雄大な穂高連峰の眺望を間近に望眺めることができて、様々な滞在スタイルで自然を満喫することができます。一年を通して平均気温が低く、真夏でも平均気温は20度以下。東京や大阪の気温と比べ、涼しく快適に過ごせます。上高地の中でも人気のスポットは次の5箇所です。
大正池
大正4(1915)年の焼岳の噴火によって梓川がせき止められてできた池です。深いエメラルド色の水をたたえた池の中に木々が立ち枯れ、神秘的な雰囲気が漂っています。
明神池
明神池は広大な「一之池」と庭園のような「二之池」からなります。池のほとりには穂高神社奥宮が鎮座していて、神聖な空気が漂うパワースポットとしても人気です。湧き水でできているため水が澄みわたり、夏は青空と緑をくっきり映します。
河童橋
河童橋は上高地のシンボル。大正池と明神池の中間地点に架かっています。梓川に架かる吊り橋の向こうに穂高連峰を一望する絶好の撮影ポイントです。
田代池
田代池は田代橋と大正池をつなぐ上高地自然研究路の中ほどにあります。林の中の湿原に、ところどころが浅い水面が見え隠れしていています。
岳沢湿原
明神池に行く梓川右岸道の途中にある美しい場所です。木道やウッドデッキなどが整備されており、六百山や湧き水など自然を満喫できます。
北陸の古都・金沢
加賀百万石の城下町として栄えた金沢は歴史情緒溢れる街並みに九谷焼、加賀友禅、金箔に代表される伝統工芸や、加賀宝生・狂言といった伝統芸能、加賀とびはしご登り、加賀獅子舞の伝統行事といった伝統文化が息づいています。金沢城、兼六園をはじめ、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている「ひがし茶屋街」、「主計町茶屋街」、「寺町寺院群」、「卯辰山山麓寺院群」、昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ「長町武家屋敷界隈」、金沢市民の台所「近江町市場」など見どころはつきません。また金沢は現代アートを発信している街。「金沢21世紀美術館」は様々な出会いの場となることを目指した現代アート美術館です。
関連リンク:金沢 ツアー
世界遺産・厳島神社
日本三景にも選ばれている宮島は古代から島全体が自然崇拝の対象であったといわれています。厳島神社の影響力や瀬戸内海の海上交通の拠点としての重要性から中世以降、歴史の表舞台に取り上げられてきました。江戸時代以降は多くの参拝客が訪れて日本を代表する観光地として栄えました。「養父崎の神鴉」、「龍灯」、「神馬」、「弥山の松明」、「弥山の拍子木」、「みさき」、「雪の跡」の「宮島の七不思議」や「二位尼伝説」など多くの伝承や伝説が語り継がれています。
宮島の観光の中心となるのが厳島神社は推古天皇元年(593)に佐伯鞍職によって創建されたと伝えられています。名前の由来は「いつき島にまつれる神」という意味から、「伊都伎島(いつきしま)神」、「厳嶋神社」等と呼ばれ、現在の「嚴島神社」に至っています。島全体が神の島として崇められていたので、陸地では畏れ多いと潮の満ち引きする海上に社が建てられました。平清盛が久安2年(1146)に安芸守に任官されると平家の守護神としてこの神社を崇拝しました。その後、平家一門の権力が増大するにつれて神社に対する崇拝の度合いも強まって、寝殿造りの現在の社殿に造営しました。国宝、重要文化財に指定されている建造物は17棟3基、美術工芸55点など約260点にも上り、東廻廊45間、西廻廊62間に及びます。本社の他に客神社・朝座屋・祓殿・高舞台・平舞台・左右門客神社・火焼前・大国神社・天神社・能舞台・反橋・長橋・揚水橋・内侍橋の建物構造群から成っています。
まとめ
「バスツアー」は夫婦、カップル、友達同士、女子旅、一人旅どんな参加形態でも、参加者それぞれが楽しめます。出発日近くまで申込を受け付けているのも魅力。空きがあれば「手軽に」「気軽に」参加することができます。今度の休みは三宮発の日帰り・宿泊バスツアーを楽しんでみてはいかがですか。