東京都心からのアクセスもよく気軽な旅行先として人気の高い箱根。箱根といえばやはり温泉ですが、温泉以外にもカップルで楽しめるデートスポットがたくさんあります。彼女が喜ぶこと間違いなしの箱根の春のデートスポットを紹介します。
箱根 観光 カップル 春 観光スポット おすすめ
箱根ガラスの森美術館
緑豊かな箱根仙石原にあるガラスの美術作品と、ヴェネツィアの世界をコンセプトとした美術館です。ヴェネチアン・グラス美術館では15世紀から18世紀にかけて造られたヴェネチアン・グラスの技工を堪能することができます。
現代ガラス美術館では19世紀後半に再び復活した新しい現代ヴェネチアン・グラス作品を鑑賞することができます。庭園からヴェネチアン・グラス美術館エントランスへ続く橋にかけられたクリスタルガラスのアーチは「光の回廊」と呼ばれていて高さ約9m、全長約10m、約16万粒のクリスタルガラスがキラキラと様々な表情を見せてくれます。
庭園ではアジサイ、バラ、紅葉と四季折々の花々を堪能できます。また、ガラス体験工房ではサンドブラスト、フュージング、ヴェネチア仮面作成を体験することができます。
開館時間 10:00~17:30
料金 大人1800円/高大生 1300円/小中生 600円
強羅公園
強羅公園は大正3年に開園されたフランス式整型庭園です。四季折々の美しい花や噴水池、ローズガーデン、茶室など、散策を楽しみながらゆっくり過ごすことができます。また園内には温室もあり、四季を通して花木が楽しめます。
公園のシンボルともいえる噴水のそばにはサンドイッチ料理「一色堂茶廊」とカフェ「Pic」があり、季節の草花や箱根の山の景観を楽しみながら食事やカフェを楽しめます。
園内の体験工芸館「箱根クラフトハウス」では、吹きガラス、陶芸、サンドブラスト、とんぼ玉、ポタリーペインティング、切子といった工芸体験を楽しむことができます。二人でぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。春の見どころはつつじ。毎年4月下旬から5月中旬にかけて園内はピンク色の花々に鮮やかに彩られます。
営業時間 9:00~17:00(入園は16:30まで、冬季は10:00開園)
年中無休
箱根ロープウェー・大涌谷
四季折々の箱根の景観を楽しめる箱根ロープウェーは箱根ケーブルカーの終点、早雲山駅と芦ノ湖畔の桃源台駅を結んでいて空中散歩を楽しむことができます。
途中にあるのが大涌谷。約3000年前の箱根火山最後の爆発によってできた神山火口の爆裂跡です。荒涼とした大地には今もなお噴煙が立ち込めていて、火山活動の迫力を感じることができます。
大涌谷で是非食べたいのが名物の「黒たまご」。地熱と火山ガスの化学反応を利用して作られたゆでたまごで1個食べると寿命が7年延びるといわれる箱根名物の一つです。
箱根海賊船
晴れている日には遠くに富士山の美しい景色を見ることができる箱根の芦ノ湖。ぁつては箱根離宮だった恩賜公園や箱根神社など美しい景観を楽しみながらの湖畔散策は気持ちがいいものです。
湖上から湖畔の美しい景色を楽しめるのが「海賊船」。箱根ロープウェーの桃源台駅と箱根町港、元箱根港の間で運航している湖上クルーズです。海賊船の船はフランス、イギリス、スウェーデンでそれぞれ活躍した実際の戦艦をモデルにして建造された3種類の船で運航されています。船はクラシックでエレガント、そして装飾性に富みながら派手さがなく落ち着いた雰囲気。「海賊気分」になって湖上遊覧を楽しむことができます。
箱根神社
「パワースポット」としても有名な箱根神社。奈良時代の天平宝字元年(757)に萬巻上人によって建立された由緒ある神社です。坂上田村麻呂が東征の際に参詣して所願成就したことから武将から信仰され、源頼朝など多くの武将から保護されてきました。
交通安全・心願成就・開運厄除など、運開きの神様として有名ですが、近年は縁結びの神様としても評判で女性にも人気。参道のわきには800年を超えるといわれる杉や湖上に建つ鳥居は厳かで神聖な雰囲気です。
箱根関所・箱根関所資料館
箱根の関所は平成19年(2007)に幕末に行われた解体修理の報告書『相州箱根御関所御修復出来形帳』に基づいて復元されました。資料館では高札や通行手形他、関所に関する資料が展示されています。
営業時間 9:00~17:00(12月~2月は〜16:30)
定休日 無休
料金 大人:500円、小人:250円
恩賜箱根公園
皇族の避暑と外国からの来客を迎えるために造営された箱根離宮の跡地が公園として開放されています。公園は富士山の絶景スポット。ここから撮影した富士山の写真は「インスタ映え」間違いなしです。春はつつじが咲き誇り、芦ノ湖と湖の向こうにそびえる富士山の景観とのコントラストが素敵です。
箱根湿生花園
湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園。約1700種類に及ぶ四季折々の花々を見ることができます。園内は湿原や湖沼を模していて散策路も整備されていて、季節に応じて移り変わる水と植物の織りなす自然の風景を楽しむことができて「癒し」のひと時を過ごすことができます。また季節にあわせた企画展や、ガイドウォークなどのイベントも開催されています。
開園期間 3月1日~11月30日 開園期間中は無休
営業時間 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
料金 大人:700円/小学生:400円
箱根ラリック美術館
箱根ラリック美術館はフランスの宝飾・ガラス工芸の巨匠ルネ・ラリックの作品を展示しています。ラリックはアール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代で活躍してた工芸家。1900年のパリ万国博覧会で展示された彼のジュエリーは好評を博し、ジュエリー作家としての地位を確立します。その後、50代以降はガラス工芸家としてガラス工芸家としてガラス作品の制作に携わりました。ラリック作のガラスパネルで装飾されたオリエント急行ではティータイムも楽しめます。
営業時間 9:00~17:00(最終入館は16:30)
年中無休(臨時休館あり)
入館料 大人:1,500円/大学生・高校生・シニア(65歳以上):1,300円/中学生・小学生:800円
箱根の旅の強い味方 箱根フリーパス
「箱根フリーパス」は箱根登山鉄道全線、箱根ケーブルカー、箱根ロープウェー、芦ノ湖の海賊船、箱根登山バス、観光施設巡りバスなどが乗り放題になる小田急が発売している便利なきっぷ。
2日間用と3日間用の2種類があって、発着駅によって値段が異なります。例えば新宿発着の場合2日間用が5,140円、3日間用が5,640円。小田原までの小田急線の往復乗車券も含まれています。 ロマンスカーに乗るときは別途、指定席特急券が必要になります。
強羅公園の入園料が無料になるほか、この記事で紹介した観光スポットにも入場料の割引などの特典があります。箱根観光の強い味方です。
箱根でカップルのデート・観光におすすめのホテル・旅館
小田急山のホテル
岩﨑小彌太男爵別邸跡地に建つのが1948年創業の「山のホテル」。当時の面影を色濃く残し、レトロな雰囲気が漂っています。「山のホテル」の最大の見どころは広大な敷地を誇る大庭園。5月はつつじの花が咲き誇ります。このツツジはかつて男爵別邸だったころに植えられ、今日まで受け継がれてきたとのこと。芦ノ湖畔に佇むホテルで美しく咲き誇るつつじの花と温泉をカップルで楽しむ日常を忘れた旅はいかがでしょうか。
箱根仙石原 ホテル花月園
3,000株ものツツジの庭園があって鮮やかなピンクと白の花の美しいコントラストを楽しむことができます。毎年、5月上旬~下旬にかけては、「つつじ祭り」が開催されます。
はつはな
須雲川のせせらぐ渓谷に面した豊かな自然溢れる静寂な山の麓に位置しています。自然の美しい景観と、ゆったりと流れる贅沢な時間を楽しむことができて「女子旅」にも人気の旅館です。
全客室自家源泉の露天風呂付きで周りを気にすることなくカップルでお風呂を楽しめます。さらに趣向の異なる4つの貸切風呂もあります。温泉は無色透明、pH9.6のアルカリ性単純温泉。肌の汚れや角質を洗い流し、肌がつるつるになる、美肌効果が高い「美人の湯」ともよばれています。
住所:〒250-0313 神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
TEL:0460-85-7321
アクセス:箱根湯本駅よりタクシーまたはバスで約10分(送迎あり)
河鹿荘
箱根湯本駅から徒歩約5分。早川と須雲川の合流地点にある旅館です。9本の自家源泉を持っているだけあって、大浴場は充実。広々とした大浴場が2階と6階にあり、宿泊者限定。カップルでのんびりとくつろぐことができます。
広々としたロビー・ラウンジは広く開放的な空間。外の景色を眺めながら二人でゆっくりとした時間を楽しめます。食事は相模湾の海の幸を中心に吟味して食の匠が仕立てた逸品揃い。別注で食べることができる「金目鯛の煮つけ」はよく煮込まれていて、金目鯛は頬が落ちるほどです。部屋食なので周りを気にすることなく、二人だけの時間を過ごせます。
部屋は川側和室がおすすめ。眼下に流れる早川の清流と青々とした景観を楽しむことができます。箱根湯本駅から旅館に向かう途中にある料理茶屋「花さがみ」は河鹿荘の直営。「海老天麩羅とろろ丼」がお薦めです。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本688
TEL:0460-85-5561
アクセス:箱根湯本駅より徒歩5分
まとめ
今回はカップルで楽しむ春の箱根を紹介しました。温泉に加えて、四季折々の景観を楽しめる箱根。一年を通していつ足を運んでも魅力いっぱい。気軽に足を運べる「近場旅」に注目が集まる中、いつ行っても、何度足を運んでも飽きることがない箱根でカップルの思い出作りはいかがでしょうか。