黒部峡谷・トロッコ列車とは?
黒部峡谷鉄道トロッコ列車は宇奈月駅から欅平駅を走る鉄道。日本一深いV字峡谷の全長20.1kmを片道約1時間20分で結んでいます。沿線は深く切れ込む険しい峡谷の大自然が続いて絶景の連続です。もともとは黒部川の電源開発を目的に建設が進められた鉄道が観光活用されている鉄道です。北陸新幹線の開通でますます便利になった黒部峡谷鉄道。黒部峡谷は豪雪地帯の為、トロッコ列車が運転されるのは4月1日から11月30日まで。春先の谷間の残雪や新緑から秋の紅葉まで四季折々の雄大な自然を楽しむことができます。日本三大渓谷・日本の秘境100選のひとつに数えられている黒部峡谷。その風光明媚な大自然を満喫することができる黒部峡谷鉄道の魅力をこの記事では紹介していきます。
トロッコ列車の料金・購入方法
トロッコ列車は全席座席指定。座席を確保した形で沿線の風景を楽しみながら移動することができます。乗降が可能な駅は、宇奈月・黒薙・鐘釣・欅平駅の4つの駅です。運賃は片道運賃が宇奈月から欅平まで全区間乗車して大人1980円です。さらに追加で530円払うとリラックス車両、370円払うと特別車両に乗ることができます。乗車券はインターネットでの予約も可能。乗車日の3カ月前から前日の午後3時まで予約をすることができます。また黒部峡谷鉄道営業センター(TEL 0765-62-1011)でも予約することができます。当日券も購入可能ですが、座席定員制の列車。週末などは予約した方が安心です。時刻は季節によって異なります。公式ウェブサイトで時刻を確認jして乗車することができるので、事前に要確認です。
沿線の魅力
宇奈月温泉
トロッコ列車の出発駅宇奈月駅にある温泉が宇奈月温泉。黒部川上流の黒薙温泉を源泉としていて多くの文人墨客にも愛され続けている名湯です。富山県内随一の規模を誇る温泉地でお湯は日本一の透明度とも言われるアルカリ性単純温泉で「美肌の湯」としても有名です。温泉街には3カ所の足湯があります。
黒部万年雪
百貫山に降った雪が雪崩によって谷に堆積して、次の冬まで溶けずに残っています。新緑の季節は、緑と雪の白のコントラストがとても美しく見ごたえ抜群です。鐘釣駅前の展望台からは間近に鑑賞できます。
欅平
トロッコ列車の終点、欅平駅。屋上展望台から眺める山々、川の流れ、赤い奥鐘橋のコントラストはまさに絶景です。また周囲の山々が一望できる河原展望台では足湯につかりながら景色を眺めて至福のひとときを過ごすことができます。また黒部川の本流にかかる高さ34mの朱色の橋奥鐘橋から眺める景色もまさに絶景です。
金沢や富山に寄港するクルーズ船でも寄港地観光ツアーが組まれている黒部峡谷。自大自然の恵みに育まれた雄大な景観をぜひ堪能して下さい。