「音楽の都」として日本ではおなじみのウィーン。ハプルブルク帝国の首都として中世から近世にかけて繁栄を極め、今もハプスブルクゆかりの地を巡ることができます。また美術史博物館をはじめ数多くの美術館で絵画を堪能することもでき、更にはザッハトルテに代表されるカフェ文化も堪能することができます。昨年、運航を再開したオーストリア航空に加えて、羽田発着の全日空便も運航をはじめてますます便利になるウィーン。ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」でも知られるドナウ川クルーズでも下船地として、もちろん立ち寄ります。ウィーンの自由観光の強い味方になるのが「ウィーン・シティ・カード」。便利でお得な「ウィーン・シティ・カード」について紹介します。
2種類あるウィーン・シティ・カード
「ウィーン・シティ・カード」はウィーン市観光局が発行しているウィーンの公式カードです。24時間、48時間、72時間の3種類のカードがあり、滞在期間に応じて買い求めることができます。「ウィーン・シティ・カード」はウィーン空港の観光案内所や宿泊しているホテルやアルベルティーナ広場の観光案内所、ウィーン中央駅の観光案内所、ウィーン市交通局の切符売り場や案内所で買うことができます。「ウィーン・シティ・カード」には「レッド・カード」、公共交通機関の乗り放題がない代わりに「Big Bus Viennaホップオン・ホップオフ・チケット」」、「ガイド付きナイトツアー」、「ガイド付き市内ウォーク」が利用できる「ホワイト・カード」です。ここでは公共交通機関が乗り放題になる「レッド・カード」について紹介します。
お得ポイント① ウィーン市内の交通機関が乗り放題
「ウィーン・シティ・カード」の最大の魅力は何といっても市内の交通機関が乗り放題になることです。地下鉄をはじめ、トラムと呼ばれる路面電車、バスでも使うことができます。海外個人旅行で苦労することの一つが現地の公共交通機関の利用。券売機などでの切符の購入はやはり大変かと思います。「ウィーン・シティ・カード」が一枚あればこうした煩わしさから解放されます。
お得ポイント② 博物館からホイリゲまで特典が満載!
交通機関の利用に加えて更にお得なのが博物館、美術館など210以上(平成31年2月現在)の施設やレストランで割引などの特典を利用することができます。シェーンブルン宮殿やホーフブルク王宮といったウィーンを代表する観光スポットでも入場料の割引の特典を受けることができます。カードを買うともらえるガイドブックに特典を受けることができる施設が全て掲載されています。一緒にもらうことができる地図と共にウィーンの街を満喫しましょう。
「ウィーン・シティ・カード」は飛行機や鉄道でウィーンに到着して宿泊するだけでなく、ドナウ川クルーズでウィーンに寄港した際にも大いに有効活用することができます。ストレスフリーで、お得にウィーン滞在を満喫しましょう。