金刀比羅宮 高松から「こんぴら参り」 日帰り観光 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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高松 クルーズ寄港地 「こんぴら参り」

投稿日:2018/11/21 更新日:

四国の政治・経済の中心都市 高松

香川県の県庁所在地、高松市は本州と四国を結ぶ玄関口として栄えています。山陽新幹線の岡山駅からは瀬戸大橋を通る「マリンライナー」でアクセス。また高松港にはクルーズ船も入港しています。特に夏場はお隣の徳島県で開催される「阿波踊り」とともに「さぬき高松祭り」で打ち上がる花火を観賞するクルーズは人気があります。香川県の観光スポットとして有名なのは「こんぴらさん」でお馴染みの金刀比羅宮。高松港から琴平への日帰り観光について紹介します。

「こんぴらさん」でおなじみの金刀比羅宮へ

「こんぴらさん」として親しまれている金刀比羅宮は古くから海の神様、五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛などで全国各地から参拝客を集めてきました。参道口から御本宮までは785段、奥社までは1,368段の石段があります。お土産屋さんなどが立ち並ぶ参道を登っていって大門へ。785段の階段を登りきると御本宮に到着します。途中、金刀比羅宮の境内で古くから唯一代々営業を許されている飴屋である「五人百姓」や小林一茶をはじめとする文人達の句碑や歌碑なども見ながら御本宮へと登っていきます。瀬戸内海と讃岐平野を一望できる風景も見ることができます。

見どころ① 大門

金比羅宮の境内の入り口である大門は御本宮への階段のほぼ真ん中にあります。水戸光国の兄である松平頼重候から寄進された二層入母屋造・瓦葺の門です。楼上に揚げられた「琴平山」の額は有栖川宮熾仁親王の筆によるものです。

見どころ② 書院

建物は重要文化財に指定されています。貴重な美術品や重要文化財を収蔵しています。円山応拳をはじめ伊藤若冲、岸岱などの作品は高く評価されています。5月5日、7月7日には前庭にて奉納「蹴鞠」を行ないます。御本宮での参拝の後、立ち寄ってはいかがでしょうか。

見どころ③ 御本宮拝殿

785段を登りきったところにある大社関練造、檜皮葺の壮厳な社殿です。祭神は大物主神と崇徳天皇。 海の神様として特に有名ですが農業、殖産、医薬など幅広く崇拝されています。現在残る桧皮葺、大社関棟造の社殿は明治11年に改築されたものです。創立は遥か昔、大化の改新以前にまでさかのぼるとされています。御本宮の北西側には、広々とした展望台が設けられています。天気の良い日には、瀬戸大橋や讃岐平野、」瀬戸内海に景色を一望することができます。

金刀比羅宮へのアクセス

クルーズの寄港地、高松港から琴平へのアクセスは容易です。琴電の愛称で地元で親しまれている高松琴平電気鉄道琴平線の始発駅、高松築港から琴平線に乗って、終点の琴電琴平駅で下車します。所要時間や約1時間、30分に1本の割合で運行があります。運賃は片道大人620円です。またクルーズ催行会社主催のオプショナルツアーもあります。自分のペースで観光したい人はぜひ、電車で通ってみてはいかがでしょうか。

 

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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