与那国島ってどんなところ?
与那国島は石垣島と台湾のほぼ中間にあり、日本最西端に位置する島です。東京からは沖縄本島でも500㎞以上、東京からはなんと2000㎞以上も離れています。人口は約1800人、島内は3つの集落があります。冬場でも20度を超える一年を通じて暖かい島です。岸壁が垂直に落ち込んでいるなど大変起伏に富んだ地形で亜熱帯ジャングルもあります。与那国島の主な産業は、漁業、サトウキビ農業、酪農、観光で、島の海岸沿いには北、南、東牧場で馬や牛が放牧されています。
日本最西端の碑 西崎
東経122度55分59秒、北緯24度26分38秒にあるまさに日本の最西端。そのことを示す碑文が建っています。台湾までは111㎞、晴れている日には台湾の島を見ることができます。沖縄県の県庁所在地の那覇より台湾の方が近い与那国島。目の前は青々とした大海原が広がっています。
Dr.コトー診療所
人気を博したテレビドラマ「Dr.コトー診療所」。八重山諸島にある架空の島志木那島の診療所で離島医療に従事する医師の姿を描いたドラマですが、ドラマに使われたセットが今も残っています。撮影当時のセットのまま、内部は残されています。
ミステリアス 海底遺跡
島の南岸にある新川鼻の沖合約100メートルに海底遺跡は沈んでいます。東西は約50m以上、南北約150m、高さが25~26mの岩礁にテラスや階段、排水路らしき溝などがあり、一見すると遺跡のように見えます。様々な調査が行われていますが人工物なのか、自然に出来たものなのかいまだに結論は出ていません。もし人工物だとすれば動植物の分布や鍾乳石からすると1万年以上前に水没したことになります。最近ではグラスボードで船の上から見ることができます。
まだまだ手つかずの自然を楽しめる与那国島。住む人たちの日常にも触れることができて人の温かさを感じることできるかと思います。