門司 港 フェリー 乗り場
門司のフェリー乗り場は九州最大のフェリー乗り場の新門司フェリーターミナル。「阪九フェリー」、「オーシャン東九フェリー」、「名門大洋フェリー」、「東京九州フェリー」の4社が運航しています。それぞれのフェリー会社や行先にあわせて4つのフェリーターミナルがあります。港の北側に阪九フェリー第1ターミナルと第2ターミナル、オーシャン東九フェリー、南側に名門大洋フェリーのターミナルがあります。ここで門司港のフェリー乗り場に乗り入れている4社のフェリーターミナルについて紹介します。
阪九フェリー 新門司乗り場
阪九フェリーのフェリーターミナルは行き先のよって分かれています。
阪九フェリー第一ターミナル
新門司〜神戸間を運航するフェリーが発着します。ターミナルは平城宮の大極殿を模した作りとなっていて平成3年(1991)に完成しました。建物は5階建て。4階に売店があります。売店の営業時間は日曜日〜木曜日が15:00~18:00、金、土曜日が16:00〜19:00です。
阪九フェリー第二ターミナル
新門司〜泉大津間を運航するフェリーが運航します。ターミナルはフェリーの煙突部分を模した作りになっています。1階に売店があります。売店の営業時間は14:00〜17:00です。
名門大洋フェリー 新門司フェリーターミナル
名門大洋フェリー 新門司ターミナルは2015年に新たに誕生したフェリーターミナル。多目的トイレやスロープが備えられ車椅子のままフェリーへ乗船できるなど、細かい配慮がなされています。また、タイムズカープラスのカーシェアもあり、とても便利。名門大洋フェリー」の看板が出ています。
オーシャン東九フェリー 新門司フェリーターミナル
「オーシャン東九フェリー」の新門司フェリーターミナルは「阪九フェリー」のターミナルの近くに発着場所が設けられます。ターミナル内には売店などはありません。
東京九州フェリー 新門司ターミナル
「東京九州フェリー」の新門司フェリーターミナルは最も海側の津村島近くにあります。ターミナルにはショップと軽食コーナーが設けられます。ショップの営業時間 は20:00~23:00 (日曜日定休)、軽食コーナーの営業時間は20:00~22:00(日曜日定休)です。
門司 港 フェリー 乗り場 アクセス
門司港フェリー乗り場は最寄りといえる鉄道駅がありません。また路線バスの乗り入れもなく、公共交通機関で向かうのは厳しくなります。タクシーでJR門司駅から約15分、JR門司港駅から約20分です。フェリーターミナルに乗り入れている各フェリー会社がフェリーの運航時刻にあわせて連絡バスなどを運行してしています。
阪九フェリー 無料連絡バス
最寄駅⇒新門司フェリーターミナル連絡バス
- バスルート JR小倉駅・新幹線口 → JR門司駅 → 新門司第2・第1ターミナル
大津行きフェリー出港時刻 | JR小倉駅・新幹線口 (北口)発 |
JR門司駅発 | 新門司フェリーターミナル着 |
17:30発(毎日) | 16:10 | 16:25 | 16:45 |
神戸行きフェリー出港時刻18:40発(日~木) | JR小倉駅・新幹線口 (北口)発 |
JR門司駅発 | 新門司フェリーターミナル着 |
17:20 | 17:35 | 17:55 | |
20:00発(金・土) | 18:40 | 18:55 | 19:15 |
新門司フェリーターミナル⇒最寄駅連絡バス
- バスルート 新門司第2・第1ターミナル → JR門司駅 → JR小倉駅・新幹線口
泉大津発⇒新門司行きフェリー 06:00着(毎日) |
新門司フェリーターミナル発 | JR門司駅着 | JR小倉駅・新幹線口(北口)着 |
神戸発⇒新門司行きフェリー 07:00着(月~金) 08:30着(土・日) ※到着は、出発日の翌日になります。 |
※バスは、お客様が乗車次第出発。
名門大洋フェリー 無料連絡バス
新門司港 行き 時刻表
便名 | JR小倉駅 新幹線口(北口) |
JR門司駅 大里赤煉瓦タウン口(北口) |
新門司港ターミナル | ||
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上り1便 | 15:40発 | ⇒ | 16:00発 | ⇒ | 16:20着 |
上り2便 | 18:40発 | ⇒ | 19:00発 | ⇒ | 19:20着 |
JR小倉駅・JR門司駅 行き 時刻表
便名 | 新門司港ターミナル | JR門司駅 大里赤煉瓦タウン口(北口) |
JR小倉駅 新幹線口(北口) |
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下り1便 | 5:45発 | ⇒ | 6:05着 | ⇒ | 6:20着 |
下り2便 | 8:45発 | ⇒ | 9:05着 | ⇒ | 9:20着 |
オーシャン東九フェリー 送迎車
JR門司駅よりフェリー出発時間に合わせて、送迎タクシーを運行しています。運賃は一人320円。JR門司駅を17時50分に出発します。門司駅3階改札口脇の待合コーナーで、「徳島・東京行き お客様お迎え オーシャン東九フェリー」と書かれた黄色い看板を持った係員が立っています。新門司港で下船後もJR門司駅まで送迎車を運行しています。フェリー船内の案内所で事前に予約して利用することになります。運賃は一人320円です。
東京九州フェリー 無料連絡バス
フェリーの乗下船の時刻にあわせて新門司フェリーターミナル~JR門司駅前~JR小倉駅前の区間で連絡バスを運行します。連絡バスの時刻は次の通りです。
区間 | 【乗船前】 | 【下船後】 |
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JR小倉駅 ↓ JR門司駅 ↓ 新門司フェリーターミナル |
新門司フェリーターミナル ↓ JR門司駅 ↓ JR小倉駅 |
|
時刻 | JR小倉駅 22:10出発 | 新門司フェリーターミナル フェリー入港後、乗車完了次第出発 |
JR門司駅 22:30出発 | JR門司駅 21:30着 | |
新門司フェリーターミナル 23:00着 | JR小倉駅 21:50着 |
大正ロマンの薫る 門司港レトロ地区
新門司ターミナルのある北九州市は官営八幡製鉄所(現在の日本製鉄八幡製鉄所)は開業して以来、筑豊地方の豊富な石炭資源を背景に工業都市として発展を遂げました。門司港は日本三大貿易港の一角として繁栄を極めました。しかし、山陽新幹線が開通、新幹線の駅が小倉に設置されたことなどから次第に門司港は衰退の一途を辿りました。今も残されているかつての繁栄をしのぶ赤レンガの建物などが観光資源として見直され、現在は「門司港レトロ地区」として観光スポットになっています。国指定重要文化財に指定されている重厚なネオ・ルネサンス様式の門司港駅駅舎、ハーフティンバー様式と呼ばれるヨーロッパの伝統的な木造建築工法で作られた旧門司三井倶楽部、煉瓦造り瓦葺2階建構造で重厚な赤煉瓦の建物が印象的な旧門司税関、オレンジ色タイルと白い石の帯が調和したデザインの外観と八角形の塔屋が目印の旧大阪商船門司支店、門司港の繁栄を偲ぶことができる木造3階建ての建物料亭三宜楼など「古き良き大正ロマン」を感じることができます。フェリー乗下船前後は門司港レトロの散策はいかがでしょうか。
ちょっと足を延ばして① 世界遺産・宗像大社
宗像大社は、天照大神と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約(うけい)によって生まれた田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)の三女神を祀る神社です。本土にある辺津宮(へつみや)、大島にある中津宮、そして島全体が御神体とされる沖ノ島の沖津宮の3つを総称しています。古くから海上・交通安全の神として信仰されています。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の名称で世界遺産に登録されています。辺津宮にある神宝館では神宝館があります。三角縁神獣鏡や金製指輪、金銅製龍頭など8万点に及ぶ沖ノ島祭祀遺跡から出土した奉献品が収蔵・展示されています。宗像大社のある福岡県宗像市は福岡市と北九州市の中間にあります。
ちょっと足をのばして② 角島
角島は山口県の北西にある、日本海にぽっかりと浮かぶ、つつみの形をした島。平成12年(2000)に角島大橋が完成して人気の観光スポットとなりました。角島の魅力は目を見張るばかりの白い砂浜とエメラルドグリーンの海。様々な映画やテレビ番組、コマーシャルのロケ地にもなっています。角島大浜海水浴場・キャンプ場としおかぜコバルトブルービーチは夏は海水浴で賑わいます。角島灯台は明治9年(1876)に初点灯した総御影石造り、日本海側初の洋式灯台。現在も毎日点灯しています。海士ヶ瀬公園は角島大橋と角島、そしてエメラルドグリーンの海と一望できる絶景スポットです。新門司フェリーターミナルから角島へ向かう途中にある川棚温泉グランドホテルお多福の「瓦そば」毛利侯の瓦文化から生まれた本物の瓦の上に炒めた茶そばを乗せた名物料理。ぜひ立ち寄ってみてください。
マイカーでの旅なら新門司フェリーターミナルからは九州各地はもちろん、山口県の日本海側へのアクセスもしやすいです。「ブルートレイン」の愛称で親しまれた寝台列車がほとんど姿を消した現在、のんびり移動しながら目的地へ向かう旅を楽しめるのもフェリーの魅力。ホテル滞在気分を味わいながら移動を楽しむことができます。