伊良湖は愛知県の南端、渥美半島の先端にあり、三河湾に面しています。伊良湖のフェリー乗り場からは伊勢湾を横断して鳥羽までの定期船を運航している伊勢湾フェリーと三河湾に浮かぶ島々を結ぶ名鉄海上観光船の2つの定期航路を持つ船会社のフェリーが発着します。
伊良湖フェリー乗り場を発着するフェリー
伊勢湾フェリー
愛知県渥美半島の先端にある伊良湖岬と鳥羽を55分間で結ぶ伊勢湾フェリー。風光明媚な鳥羽湾の島々の間にある「しおさい海道」を通る伊勢湾クルージングを楽しめます。途中、伊勢湾を泳ぐイルカやスメナリに出会うことも。鳥羽丸、伊勢丸、知多丸の3隻の船で運航しています。いすれの船も定員は500名。乗用車、バイクも搭載可能です。日によって運航本数が異なっていて、Aダイヤは1日7往復、Bダイヤは1日8往復、Cダイヤは1日9往復運航されます。伊良湖フェリー乗り場の待合所にはサイクルステーションも設置。サイクルラックやロッカー、着替えスペース、フリーWi-Fi設置の他、空気入れ等の工具の貸出に加えて、携行食の販売やサイクリングルートマップの配布も行っています。また令和3年(2021)4月1日からレンタサイクル、レンタカーの取り扱いも始まりました。四季折々の花々が楽しめる渥美半島の花めぐりも楽しんでみてはいかがでしょうか。
名鉄海上観光船
知多半島、渥美半島と三河湾に浮かぶ日間賀島、篠島を結ぶフェリー。定期高速船とカーフェリーを運航しています。定期高速船は知多半島にある師崎発着と篠島、日間賀島間を往復する航路と知多半島の河和を出発して、日間賀島、篠島を経由して渥美半島の伊良湖を結ぶ航路を運航しています。カーフェリーは師崎~篠島間、篠島~日間賀島間の2つの航路を運航しています。定期高速船は「はやぶさ・はやぶさ2・はやぶさ3」、「イーグル3」、「しらさぎ」、「海鴎1・海鴎11・海鴎12」、カーフェリーは「しまゆり」が運航しています。
道の駅伊良湖クリスタルポルト
伊良湖フェリー乗り場にある「道の駅伊良湖クリスタルポルト」は海と陸を結ぶターミナルとなる「道の駅」です。
1階 やしの実博物館
島崎藤村の「やしの実の詩」をテーマに、やしと人との関わりをわかりやすく展示、渥美半島の自然、歴史、文化についても展示されています。入場料無料です。
2階 麺屋「岬亭」
お見せの一番人気はしらす丼の「みさき丼」。その他、「まぐろ丼」や「焼き大あさり」に加えて、ラーメンやうどんといった麺類、フライドポテトやフライドチキンのファーストフードや喫茶メニューがあります。フェリーの待ち時間にいかがでしょうか。
営業時間 09:30~16:00
2階 お土産売店「シーポートマーケット」
「伊良湖のり」や「伊良湖のりせんべい」等の海産品を中心としたお土産商品、地域特産物のマスクメロンの関連商品などを豊富に取り揃えています。
伊良湖 フェリー 乗り場 周辺観光
伊良湖岬灯台
愛知県の渥美半島先端にある、伊良湖岬の突端に立つ白亜塔形の灯台で、「日本の灯台50選」に選ばれています。一帯は三河湾国定公園に指定されています。灯台からは三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった神島をのぞむことができます。目の前に広がる紺碧の海と白亜の灯台の色彩のコントラストはまさにフォトジェニック。夕焼けで赤く染まる海と灯台の景観もロマンティックです。
恋路ヶ浜
伊良湖岬灯台から太平洋に面して、日出の石門まで約1キロにわたって、太平洋の荒波をうけて湾曲する白く美しい砂浜です。「名も知らぬ 遠き島より流れよる 椰子の実ひとつ」という島崎藤村の抒情詩の舞台となったことでも有名です。その昔、高貴な身分の男女が許されぬ恋がゆえに都を追放されこの地に暮らした事に由来すると言われています。伊良湖岬灯台とともに「恋人の聖地」にも認定され、記念モニュメントとして「幸せの鐘」が設置されています。
伊良湖フェリー乗り場のある渥美半島は一年を通じて温暖な気候に恵まれた風光明媚な場所。フェリーの乗り降りだけでなく、周辺観光も楽しめます。特にカップルにおすすめ。伊勢・志摩の観光とあわせて楽しんではいかがでしょうか。