北海道の民謡「江差追分」の発祥地江差は北海道南部の町。「江差の5月は江戸にもない」といわれたほどニシン漁で栄えた町です。「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」で日本遺産に認定されています。そんな江差の見どころについて紹介します。
江差 観光スポット おすすめ
開陽丸資料館
幕末に江戸幕府がオランダに発注して建造された軍艦が開陽丸。明治元年(1868)11月に江差沖で暴風雨で沈没しました。昭和50年(1975)に世界初となる水中・産業考古学の対象として発掘・調査プロジェクトが発足。大砲やシャフト等の遺構から古文書まで3万点以上の遺留品の引揚げが行われました。平成2年(1990)4月に史料館として開陽丸が復元され、現在は開陽丸記念館として一般公開されています。
いにしえ街道
明治初期まで盛んに行われた檜材とニシン取引に関連した問屋、蔵、商家、町屋、それに社寺などの歴史的建造物や史跡、旧跡が数多く残されている中歌、姥神町一帯の旧国道沿い地区に「歴史を生かすまちづくり事業」の一環として整備されました。
横山家
江差で200年以上続く旧家で、江戸時代には漁業や商業、海鮮問屋を営んでいた「横山家」の住宅。建物は北海道の有形民俗文化財の指定を受けています。建物の内部では実際に使われていた古民具が展示されており、当時の面影をしのぶことができます。
旧中村家住宅
国指定重要文化財に指定されています。近江出身の海産物仲介商大橋氏によって建てられた建物を大正初期になって同じく近江出身の中村家が譲り受けました。建物は2階建てになっており、ヒバを主材料に使っており、土台は越前から運ばれた笏谷石という豪華な造りで、内部にも紫檀や黒檀が使われています。昭和49年(1974)に中村家から江差町に寄贈されました。
旧檜山爾志郡役所
高台に建つ西洋建築で明治20年(1887)に、檜山郡と爾志郡を管轄する郡役所として建てらました。平成4年(1992)に北海道の有形文化財に指定されました。
旧関川家別荘
江戸時代から明治時代にかけて江差で様々な商いを営んでいた関川家が、江戸時代末か明治時代初めごろに建てた建物。母屋と倉があり、倉の中では関川家に伝わった調度品を展示しています
江差からのアクセス
江差が函館から日帰り圏内。函館からの日帰り観光がおすすめです
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