平成28年（2016）の熊本地震で大きな被害を受けた熊本。熊本のシンボル熊本城をはじめ、まだ復旧工事が行われている箇所もありますが、着実に復興への道を歩んでいます。熊本市内の観光に便利な観光バスが「しろめぐりん」。「しろめぐりん」を使った熊本のおすすめ観光を紹介します。
熊本城周遊バス しろめぐりん
熊本市内を走る観光バスが「しろめぐりん」。熊本駅発着で熊本城や水前寺公園など熊本市内の観光スポットを周遊しています。運行時間は９時から17時まで。毎時00分、20分、40分と1時間に3本とバスの本数も多いです。運賃はどの区間を乗車しても大人160円、小人80円。「熊本城周遊バス 1日乗車券 1DAY PASS」を買うと、1日乗り降り自由です。1DAY PASSの運賃は大人400円、小人200円です。
おすすめの観光スポット５選
本数も多くて利便性の高い「しろめぐりん」を活用して、熊本市内の次のような観光スポットを楽しめます。
熊本城
日本三名城の一つで熊本のシンボル熊本城。築城の天才といわれた加藤清正によって慶長6年（1601）に着工され、7年の歳月をかけて完成しました。城郭の広さは約98万平方メートル、周囲約9キロメートル。城内には天守3、櫓49、櫓門18、城門29が配されています。熊本城の美しい曲線で築かれた石垣は最初は緩やかな勾配のものが上部に行くにしたがって垂直に近くなる「武者返し」と呼ばれる工法が採用されています。平成28年（2016）の熊本地震によって大きな被害を受け、現在も修復工事の真っ最中です。令和2年（2020）から特別公開第2弾が始まり、地上約6mの高さを通る「特別見学通路」からお城を見学することができます。災害から着実に復興の道を歩んでいる熊本城の姿をぜひご覧ください
桜の馬場・城彩苑
「桜の馬場・城彩苑」には熊本の歴史を体感する「熊本今昔物語」、見て、聞いて、触って、時空を越えたドラマを楽しむ「ものがたり御殿」など、感動体験ができる歴史文化体験施設「湧々座」、熊本県下から選りすぐりの23のお店が集まった飲食物販施設「桜の小路」があります。熊本の歴史とグルメを満喫できるスポットです。また「総合観光案内所」や「多目的交流施設」があります。
熊本城ミュージアムわくわく座
9:00〜17:30（入館は17:00まで） 定休日 12月29日〜31日
入館料: 大人300円/子ども（小中学生）100円
下通り・上通り
西日本最大級のショッピングアーケード。アーケードの長さは1km以上で、熊本市の中心部に位置します。貨店、電気店、ドラッグストア、衣料品店をはじめグルメを楽しめるレストランやバーもたくさんあります。商店街は地元の人々にとって生活の場。熊本市民の日常に触れることができます。
水前寺成趣園
水前寺成趣園は桃山様式の回遊庭園。寛永9年（1632年）に肥後細川初代藩主細川忠利が御茶屋を置き、その後、三代目藩主細川網利のときに庭園が完成しました。庭園の名前は中国の詩人陶淵明の詩「帰去来辞」にちなんでいます。庭園は東海道五十三次を模したといわれていて、湖に見立てた池が配され、ゆるやかな起伏の築山とともに、庭園美を楽しむことができます。庭園の北側には肥後細川家歴代藩主や細川ガラシャなどを祀る「出水神社」があります。
入園時間：3月～10月 7時30分～18時00分（入園17時30分まで）
11月～2月 8時30分～17時00分（入園16時30分まで）
入園料：16歳以上400円/6歳～15歳200円
くまモンスクエア
「くまもんスクエア」は熊本県の観光・物産等の情報提供施設です。館内には、くまモンの宝物が展示してある「くまモン営業部長室」や熊本県産品の美味しい物を活用した「カフェコーナー」、くまモンスクエアオリジナル商品を販売する「オリジナルグッズ販売コーナー」、くまモンがダンスを披露する「イベントスペース」があります。国民的人気の高いゆるキャラ「くまモン」グッズを買い求めることができます。
くまもっと！ラーメンマル得クーポン
熊本ラーメンの特徴は濃厚な豚骨スープと中太ストレート麺、焦がしニンニクのトッピング。料金は700円。このクーポンを使って、熊本ラーメンの食べ比べを楽しむことができます。
利用可能店舗・メニュー
こむらさき 上通中央店 / 王様ラーメン
ラーメン赤組 / よくばりラーメンスペシャル
黒龍紅 本店 / ラーメン
黒龍紅 新市街店 / ラーメン
桂花 本店 / 細麺叉焼麺(細麺チャーシュー麺)
伝統熊本豚骨 伝 / 伝
味千ラーメン 富合店 / 黒マー油ラーメン
味千ラーメン 東バイパス店 / 高菜ラーメン
味千ラーメン 本店 / 味千ラーメン(大)
この記事で紹介した観光スポットは1日あれば十分に観光可能。福岡や鹿児島から日帰りで楽しむことができます。着実に、そして力強く復興への道を歩む熊本市の歴史と文化、そしてグルメを満喫してください。
（編集済み）
