別府は、湧き出るお湯の量と、泉質の豊富さが日本一。市街のいたるところから温泉の湯けむりが立ち上がっていて、「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観に指定されています。温泉情緒漂う別府の町の周遊の強い見方が地元のバス会社、亀の井バスが運行する路線バス「ぐるすぱ」です。
「別府温泉とは」
別府には、8のエリアがあり、各温泉を総称して「別府温泉」と呼んでいます。別名を別府八湯と呼んでいます。8つの温泉は別府温泉、鉄輪温泉、明礬温泉、観海寺温泉、浜脇温泉、柴石温泉、亀川温泉、堀田温泉です。それぞれのエリアで温泉の泉質も違い、温泉の魅力を楽しむことができます。
「ぐるすぱ」とは?
「ぐるすぱ」とは別府市内を循環する「ぐるっと号」と別府駅と鉄輪温泉、明礬温泉を往復する路線バス「すぱっと号」の総称です。「ぐるっとグルメ・すぱっと温泉を楽しむろせんバス」という意味が込められています。専用の顔がついたラッピング車両を1台ずつ運行していて、そのほかの一般車両には、前面と側面にプレートを貼られています。各路線ともに30分間隔で運行しています。別府市内のバスが乗り降り自由、「Myべっぷフリーミニ 1日乗車券」 がお得です。
「ぐるすぱ」で訪ねるおすすめ温泉スポット
鉄輪温泉
至る場所から湯煙が立ち上がり、路地を挟んで小規模な湯治宿が軒を連ねる昭和レトロを思わせる情緒豊かな温泉街です。別府地獄めぐりのうち、海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄の5つは鉄輪にあります。鉄輪でぜひ試してほしいのが「地獄蒸し」。「地獄蒸し」は摂氏98度、100%地熱エネルギーの温泉噴気を利用した、鉄輪では江戸期頃から用いられていた伝統の調理法です。一遍上人開祖の歴史ある「鉄輪蒸し湯」や創業大正11年の「ひょうたん風呂」での日帰り湯もぜひ楽しんでください。
明礬温泉
「別府八湯」の中で最も標高の高い場所に位置するのが湯けむりと硫黄の香りが漂う明礬温泉。藁葺き屋根の「湯の花小屋」 が建ち並び、昔ながらの共同浴場が点在し温泉風情溢れています。「湯の花小屋」で生産されている薬用効果の高い天然入浴剤である「薬用 湯の花」は重要無形民俗文化財に指定されています。「岡本屋」のプリンは地獄蒸しプリンの元祖。国内外の観光客から人気を集めています。
近年は別府国際観光港にはクルーズ船の寄港も増えています。国際観光港からは「ぐるっとバス」に乗車して鉄輪に足を運べます。足回りの良い「ぐるすぱ」に乗って、温泉と別府グルメを満喫しましょう。