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【世界遺産・宗像大社】秋季大祭「みあれ祭」の歴史と見どころ〜2024年版〜【ノリッポ】

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「みあれ祭」はは宗像大社の秋季例大祭の一部として開催され、五穀豊穣と海上安全を祈願する伝統的な祭り。毎年10月1日に開催されます。ここでは「みあれ祭」と、宗像大社の見どころを紹介します。

「みあれ祭」とは?

「みあれ祭」は、宗像三女神が一同に会して秋季大祭を行うために、世界遺産に登録された沖ノ島にいる沖津宮の田心姫神(たごりひめのかみ)様と大島にいる中津宮の湍津姫神(たぎつひめのかみ)様をお迎えに行く儀式です。

神輿が宗像大社から出発し、船に乗せられて海上を進みます。行列の際には、多くの船が神輿を護衛しながら海を進み、宗像大社の神霊が海を通じて地域全体を守るという信仰が込められています。

船上で神輿が波に揺られながら進む様子は非常に神秘的です。

「正平年中行事」「宗像大菩薩御縁起」などの古書によると、神宮皇后が三韓遠征を行った時に、軍船が宗像三神の守護を受けて出兵したところ、首尾よく目的を達成したととのこと。 その神徳をたたえたのが祭りの起源とされています。

秋季例大祭の期間中は、期間中には様々な奉納行事が行われ、地元の伝統芸能や武道の演舞なども楽しめます。

宗像大社とは?

宗像大社は海の守護神として知られる田心姫命(たごりひめのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、*湍津姫命(たぎつひめのみこと)の宗像三女神を祀る神社。上安全や航海の守護を司り、古代から海を通じた交易や交通が重要だった日本で信仰されてきました。

古代から中世にかけて、日本の政治的・宗教的中心地である朝廷や貴族、武士階級から篤く信仰されてきました。特に、航海や貿易が盛んだった奈良・平安時代には、海上安全を願うための信仰が強まり、宗像大社はその信仰の中心として発展しました。

2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界遺産に登録されました。

辺津宮(へつみや)

宗像大社の主祭神である宗像三女神のうち、田心姫命(たごりひめのみこと)を祀るのが辺津宮です。本殿は荘厳な雰囲気があり、古来からの神聖な空気を感じられます。

境内にある神宝館は沖ノ島から出土した国宝の数々が展示されていて、その歴史的価値は非常に高く、必見です。

また、辺津宮の裏手にある高宮祭場は、古代からの祭祀が行われてきた場所で、自然と調和した神聖な雰囲気が漂っています。

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中津宮(なかつみや)

宗像市神湊から7キロメートル離れた大島にある中津宮は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀っています。
御嶽山山頂の御嶽山祭祀遺跡を起源として、麓の海に面した高台に本殿が造営されています。
高台にあるので、そこからの美しい景色が魅力です。
大島には市営渡船でアクセスすることができます。

沖津宮(おきつみや)

沖ノ島にあり、湍津姫命(たぎつひめのみこと)を祀っています。この島は、「海の正倉院」とも呼ばれ、4世紀から9世紀にかけての祭祀遺跡が残されており、島全体がご神体として崇められています。沖ノ島は一般の人々が立ち入ることが許されない聖域で、国宝に指定された数多くの出土品が信仰の重要性を物語っています。

大島に沖ノ島を遥拝することができる沖津宮遙拝所が設けられています。

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take

ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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