「なら燈花会 は奈良公園一帯が夜になるとやさしいろうそくの灯りでとっても幻想的に彩られる古都・奈良の夏の風物詩。神秘的でロマンティックなろうそくの灯りは非日常感たっぷり。家族・ファミリーはもちろん、カップルや友達同士でも楽しめます。世界遺産の美しさとロウソクの灯りが融合するそんな「なら燈花会」の2024年の開催情報を紹介します。
第26回なら燈花会 開催概要
世界遺産・奈良の夏の夜を彩る2024年の「なら燈花会」の開催概要は次のとおりです。
開催期間
2024年8月5日(火)〜14日(水)
点灯時間
19:30~21:00
開催場所
春日野園地/ 浮雲園地/ 浅茅ヶ原/浮御堂/猿沢池・五十二段/ 興福寺/奈良国立博物館/東大寺/春日大社
第26回なら燈花会 エリア別見どころ
春日野園地
東に若草山、北西に東大寺大仏殿、西に東大寺南大門を望む広場に灯りの花畑が広がります。沈みゆく夕日と、その光に照らされ金色に輝く東大寺大仏殿の鴟尾(しび)が絶景。 紅く染まった空が深い青色に変わるころ、東大寺と若草山の幻想的なライトアップの前になら燈花会最大の灯りの花畑が広がります。
浮雲園地
大仏殿交差点と「奈良春日野国際フォーラム甍」の間をゆったりと歩ける園路がろうそくの灯りで彩られます。一面に広がるろうそくの灯りは、地上に描いた天の川 一年に一度会うことが許されている、 牽牛と織女の物語を思い起こすことができます。
また浮雲園地では「一客一燈」も体験できます。園地内の指定されたエリアの好きな場所にろうそくのカップを置いて灯すことができます。二人で願いを込めてろうそくの灯りを灯してみてはいかがでしょうか。
浅茅ヶ原
竹灯りに導かれ、一歩足を踏み入れると、幻想的に浮かび上がります。竹のオブジェの間にちりばめられたろうそくの灯りが、生い茂る木々の陰影の美しさを際立たせます。
浮御堂
黄金色に輝く浮見堂、鷺池を縁どるろうそくの灯りがとっても幻想的です。
猿沢池・五十二段
帝との非しい恋で身を投げた「采女伝説」が残る猿沢池。水面にゆらゆらと揺れるろうそくがとっても幻想的です。灯りに囲まれて五十二段を登って興福寺の境内へ向かうのは情緒たっぷりです。
興福寺
柔らかな灯りに照らされた境内はとっても厳かで神秘的。「なら燈花会」の期間中は「国宝・東金堂」と「国宝館」で夜間特別拝観も行われます。
奈良国立博物館
そばに佇む洋館は、まるで月灯りを楽しむように、美しく輝くその姿を木陰に隠していて、とっても幻想的です。
東大寺【8月13日(火)、14日(水)のみ】
東大寺の境内が厳かで幻想的なろうそくの灯りで彩られて「天平ロマン」を感じながら歩くことができます。大仏殿の夜間拝観も行われて、両日は大仏殿の中門が開放されます。また、大仏殿正面の観相窓が開いて、大仏を拝むことができます。
春日大社【8月14日(月)のみ】
春日大社の参道がろうそくの灯りで彩られてとってもロマンティック。8月14日(月)、15日(火)に行われる春日大社の神事「中元万燈籠」も同時開催。境内3,000基にも及ぶ燈籠に火が灯されます。神秘的で華やかな灯りを楽しめます。
期間中の開催イベント
春日大社
中元万燈籠
古くは貴族や武士をはじめ、一般庶民からも奉納された燈篭に一斉に灯りが灯されて、とっても幻想的な空間を楽しめます。
開催日時:8月14日(水)、15日(木) 19:00~21:30
奈良国立博物館
特別陳列 泉屋博古館の名宝 ―住友春翠の愛でた祈りの造形―
住友家第15代住友吉左衞門友純(雅号:春翠)が収集した中国青銅器の名品と仏像、仏教工芸、仏画など仏教美術を紹介します。
わくわくびじゅつギャラリー フシギ!日本の神さまのびじゅつ
日本の神様にまつわる色々な”フシギ”を紹介しながら、人々が日本の神様をどのように見つめていたのか、その秘密に迫ります
開催期間:2024年7月20日(土)~9月1日(日)
開館時間:9:30~18:00(なら燈花会期間中)8月15日は19:00まで
東大寺
お身拭い
120人程の僧侶や関係者が、早朝より二月堂の湯屋で身を清め、白装束に藁草履姿で大仏殿に集合、7時より撥遣作法が行われた後、全員でお経を唱え、年に一度の大仏さまの「お身拭い」を始めます
開催日時:8月7日(水) 7:00~
大仏殿夜間参拝
夜間参拝の時間帯は無料で参拝できます。
開催日時:8月13日(火)、14日(水) 19:00~21:00
万灯供養会
大仏殿のまわりに2,500基ほどの灯籠が並べられます。灯籠1基の中に4つの明かりを入れるので、灯明の数は約1万になります。
開催日時:8月15日(木) 19:00~21:30
興福寺
中金堂 夜間拝観
開催日時:9:00~2-:30
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まとめ
「なら燈花会」では「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」周辺を中心に屋台もでます。また「ならまち」一帯にも灯りが灯されて、「なら燈花会」の期間中は遅くまで営業するお店も多く、家族揃ってグルメも楽しみながら歩くことができます。
時間がゆっくり流れているかのように「悠久の時の流れ」を感じながら日常を忘れたひと時を過ごせる古都・奈良。幻想的な灯りに彩られた奈良の町を歩いて夏の思い出づくりをしてはいかがでしょうか。