「いで湯と城と文学の街」松山
愛媛県の県庁所在地、瀬戸内海に面した松山。江戸時代は伊予松山藩の城下町として栄え、「女子旅」でも人気の高い道後温泉や小説家の夏目漱石や近代俳句の礎を築いた正岡子規といった文人にもゆかりのある街です。松山観光港には年間を通じてクルーズ船の入港があります。クルーズで松山を訪ねた際のおススメスポットを紹介します。
「日本最古の温泉」道後温泉
夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な道後温泉。「日本書記」にもその名前が出てくる非常に古い歴史を誇る温泉です「日本最古」ともいわれています。温泉のシンボルが国の重要文化財にも指定されている「道後温泉本館」。他に「道後温泉飛鳥乃湯」、「道後温泉椿の湯」の外湯があり入浴を楽しめます。(道後温泉本館は平成31年1月15日より改修工事の為、一部休業)道後温泉本館に隣接している「道後ハイカラ通り」の愛称がある商店街の散策や「道後麦酒館」で地ビールを楽しむのもお勧めです。
港からのアクセス:松山観光港リムジンバス道後温泉駅前行きで約43分
「現存十二天守」が残る松山城
松山城は市内中心部の小高い丘の上に建つ平山城です。天守は江戸時代以前に建てられた天守が現在も残っている「現存十二天守」の一つ、大変希少な城です。明治維新の戦乱や明治政府によって出された廃城令、天災や第二次世界大戦での被災などの理由で他の城郭の天守は失われています。天守は天守は三重三階地下一階の層塔型天守で小天守、隅櫓を渡櫓で互いに結んでいる連立式天守です。天守や城門など、21棟の建物が国の重要文化財に指定されています。
港からのアクセス:松山観光港から「道後温泉駅前行き」リムジンバスで約30分、「大街道」下車徒歩5分
道後温泉と松山城は比較的近く、個人でも公共交通機関で観光することができます。観光レンタサイクルもあり、レンタサイクルの利用もお勧めです。レンタサイクルは1日1回300円、本人確認書類持参の上、市内4か所のレンタサイクルポートで申し込んで返却はいずれのポートでも可能です。